15年越しの夢を叶える! まるで天国のようなボリビア・ウユニ塩湖で一生に一度の感動体験 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2026.03.01

15年越しの夢を叶える! まるで天国のようなボリビア・ウユニ塩湖で一生に一度の感動体験

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トヨタ・ランドクルーザーで行く、ボリビアのウユニ塩湖。

旅ライターの私が、15年前から憧れていた場所があります。それは南米・ボリビアの「ウユニ塩湖」。金銭面や必要日数の問題でなかなか行くことができませんでしたが、マイルが貯まり、ついにその夢を叶えてきました!

ウユニ塩湖に自分が立った瞬間、「この世とは思えない……」と大感動。大自然が生み出した絶景は、どんなに行くのが大変でも、行く価値があると断言できる場所でした。

フラミンゴたちに遭遇!「FULL DAY + SUNSET」

ラパス⇔ウユニの上空から見えるウユニ塩湖。雲ではなく、塩湖です!

日本からウユニ塩湖まで飛行機で行く場合は、最低でも4つのフライトで30時間以上かかります。今回はメキシコ経由を選択し、せっかくメキシコ経由で行くのであればということで、下記スケジュールで行くことにしました。日数は18日間。私はメキシコも一週間楽しんだので長期間になったのですが、日本から一気にウユニまで行くルートもあり、8日間程度でも実現できます。

<今回のスケジュール>

羽田→アメリカ・ダラス→メキシコ・グアナファト→メキシコ・カンクン→ペルー・リマ→ボリビア・ラパス→ボリビア・ウユニ→ボリビア・ラパス→ペルー・リマ→アメリカ・ロサンゼルス→羽田

「ここは日本か」と思うほど、日本人が集結。

ウユニ空港に着いたら、早速ツアー会社へ! ウユニ塩湖までは車が必須で、現地ツアーへの参加が一般的です。今回利用したのは、日本人御用達のHodaka Mountain Expedition。事前にHPから問い合わせて申し込んでおくと、ウユニ空港まで迎えに来てくれます。私はライターの大先輩がウユニ塩湖に前日入りしていて、送迎を手配してくれました。ありがたい!

ツアーは複数あり、私は1日目に「FULL DAY + SUNSET(Bs 400 or USD 45)」、2日目に「STARLIGHT + SUNRISE (Bs 300 or USD 35)」と「DAY TIME (Bs 300 or USD 35)」の合計3つのツアーに参加。「FULL DAY + SUNSET」はレインブーツ貸し出し場所→列車の墓場→コルチャニ村(お土産屋さん)→塩のホテルでランチ→ ウユニ塩湖のドライエリア→ウユニ塩湖の鏡張りエリアでサンセットという流れです。「いよいよ、あの景色が見られる……!」とワクワクが止まりませんでした。

※Bs 1=約23円、USD 1=約156円(2026年2月27日時点)

列車墓場といえば……まるであのRPGゲームの世界!

「列車の墓場」は、かつてボリビアで使われていた列車が廃棄されているエリア。列車の上までのぼったり、線路を歩いたりと楽しめます。そしてコルチャニ村にあるお店でお土産を探し、塩のホテルでランチ。ウユニの魅力に触れつつも、「早く鏡張りが見たいな」という想いがつのります。

ドライエリアは座って写真が撮れます。気持ちは、「早く、鏡張り見たいなぁ」。笑

そしていよいよ、ウユニ塩湖に足を踏み入れます。最初は水の張っていない、ドライエリア。ウユニは12月~3月が雨季、4月~11月が乾季で、雨季はドライエリアと鏡張りの両方を楽しめます。ラパスのガイドさんによるとウユニ塩湖は約10,500平方kmで、なんと岐阜県ほどの大きさ! 着いた瞬間に真っ白な景色が広がっていて、雪原のようにも見えますが、すべて「塩」なのです。かつては海だった場所が隆起して、現在のような巨大な塩湖となっています。

ただ、私が半年以上前から計画し、わざわざ2月に行くことを決めたのは、鏡張りの景色を見るため。どんどん「早く鏡張りを見たい……!」という気持ちが高まっていきました。

ちなみに車はトヨタのランドクルーザー。ウユニ塩湖はシャリシャリの塩と水分が混ざったぬかるみもあり、悪路も走れる車が必須です。日本が誇る四駆が、地球の裏側付近でも活躍していることに嬉しくなりました。

幻想的な、雲の世界。

そしてツアー開始から5時間ほどが経過し、ついに鏡張りのエリアに到着……!あいにくの雨模様でしたが、ウユニ塩湖は岐阜県ほどの大きさ。なので、ドライバーさんが晴れている場所を考えて、ベストスポットへと連れて行ってくれます。雲間の青空の中を歩いていると、まるで空を歩いているようでした……!

無数のフラミンゴが!湖面に映るピンク色も美しい……。

この日は残念ながら雲が多く、雷鳴も響くほどで夕日は見られませんでした。「まぁ、自然現象だし、しょうがないよね」と思っていると、突如現れたのフラミンゴの群れ!ピンク色のフラミンゴたちが湖面に映る姿もとても幻想的で、夢中でシャッターを押しました。出会えてラッキー!

涙が出そうになった、星空と朝日。「STARLIGHT + SUNRISE」

この中から、自分でシンデレラフィットのレインブーツを見つけます。

2日目は夜中の3:00スタートで「STARLIGHT + SUNRISE」に参加。1日目の「FULL DAY + SUNSET」が20:00終了だったのでほとんど寝られませんでしたが、アドレナリンMAXで全然眠くなりませんでした。このツアーはほかの場所には寄らず、レインブーツ貸し出し場所から直接、鏡張りエリアへ。ちなみにHodaka Mountain Expeditionでは全ツアーでレインブーツのレンタルが料金に含まれています。

私が見たかったのは、湖面に映る星空のリフレクション。夕刻までは雷鳴が鳴り響いていたので、「夜も雲が広がっているのかな……」と心配でした。

天の川に、流れ星(人工衛星かも)。私の人生で一番の星空でした。

車を約1時間走らせ、降りた場所で広がっていたのは……満天の星!!!周りには一切、明るい建物がないので、天の川もはっきりと見えました。実はこの日は新月で、星空ツアーのベストタイミング。あいにく、風が吹いていたので湖面のリフレクションは控えめでしたが、流れ星も見え、感動が止まりませんでした。

薄く張った水の上を歩くと、輪状の波紋が広がる。

そして星が一つ、また一つ消えはじめ、真っ暗の世界から空が明るくなってきました。足もとも見え始め、私が歩くと湖面には波紋が。静寂の中、シャリ、シャリ、と塩を踏む音だけを聴きながら歩くーーまるで映画のワンシーンを、自分が体験しているような癒やしの時間でした。

明け方、湖面に青と橙色の絶景が広がる、かわたれ時。

ウユニ塩湖は360度絶景なので、太陽と反対方向も絶景。ブルー×オレンジの幻想的な空が見られるのは、日の出前後のわずかな時間のみです。私はウユニ塩湖で絶景が見れたら、RADWIMPSの「スパークル」を聞こうと決めていて、イヤホンで音楽を聴きながら絶景を見ていたら、涙が出そうになりました……。

天国って、こういう場所なのかも。青空の絶景が見えた「DAY TIME」

コルチャニ村のお店で売っていた、ウユニの塩(Bs 10)を購入。

そして8:00に町へ戻って朝食を食べたら、10:00に3回目のツアー「DAY TIME」へGO!この時は“絶景ハイ”になっていて、睡眠時間が短くても眠気はゼロです(笑)。「DAY TIME」はレインブーツ貸し出し場所→ コルチャニ村(お土産屋さん)→鏡張りエリア。お土産は、ここならではの「ウユニの塩」が一押しです。

青空と雲が、湖面にリフレクション。美しすぎる……。

2日目の天気は「晴れ」。青空に雲がアーティスティックに広がり、風も弱めだったので美しく湖面にリフレクションしていました。これこそ、私が見たかった景色……!!

生と死の境目を彷彿とさせる、現実味のない世界。

雲が少なめのエリアは、天空と湖面の境目がよりわからなくなる、非現実的な空間。「天国って、こんな場所なのかも……」と思わずにはいられないほど、絶景でした。自然って、すごいですね。

一生の思い出になりました。

ツアーではウユニ塩湖を知り尽くしたドライバーが写真や動画を撮ってくれるサービスも。私はたまたま同乗した日本人女性のお二人と一緒に、撮影してもらいました。ウユニ塩湖はとっても遠いですが、Hodaka Mountain Expeditionのツアー参加者はほとんどが日本人。地球の裏側で、多くの日本人に会えることも感慨深いものがありました。

塩まみれ、必至!ウユニ旅の失敗

塩まみれになった、ザ・ノース・フェイスのトレッキングパンツとNANGAのダウン。

大感動のウユニ塩湖ですが、実際に訪れて失敗したことも。まず、洋服が絶対に塩まみれになります。私は最も白い塩が目立つ、全身黒で行ってしまい、「あの人、塩湖に行ったんだね」と誰もがわかる姿に。ラパスのホテルに大きなスーツケースを預け、トレッキングパンツがウユニ滞在中は一着しかなかったため、ずっと塩まみれのトレッキングパンツで過ごすことになってしまいました。ただ、日本に帰って洗濯したらすぐに落ちたので、洗える服ならさほど問題ないと思います。トレッキングパンツを選んでよかった!

もう一つの失敗は、耳&耳裏&唇の日焼け止め。雪山のように太陽の光が反射するのですが、うっかり耳&耳裏&唇の日焼け止めを塗るのを忘れ、翌日真っ赤っかに……。唇は「タラコか」というほど腫れ上がってしまいました。絶景を前にすると何もかもどうでも良くなっちゃうのですが、私は日光に弱いので、しっかり対策すべきだったなと反省しました。

朝・昼・夜、それぞれの絶景を心の底から楽しめたウユニ塩湖。私は2泊3日でたまたますべての絶景を良いコンディションで見られたのですが、余裕があれば3泊4日滞在しても良いと思いました。

また、今回訪れて驚いたのは、日本人やアジア人の多さ。中南米旅で訪れたメキシコやペルーではほとんど会わなかったのに、ラパスからウユニでは飛行機の3分の1は日本人が乗っているのではないかと思うほど、日本人がたくさんいました。ウユニは治安も良く、フライトさえ乗り越えれば、一人旅でも問題なく行ける場所と実感。旅は行ける時が、行きどきです。みなさんも一生に一度の感動体験を、ぜひ計画してみてください!

小浜 みゆさん

旅ライター

神奈川県在住の旅ライター。素敵な旅行先を求めて、国内・海外どこへでも飛んでいきます。横浜、神戸、広島、福岡での在住経験があり、国内旅行は47都道府県制覇。グランピング・料理・道の駅が好き。

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