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2025.12.31

実家は代々続く農家! 磯野貴理子さんがおいしい米づくりに挑戦

実家は代々続く農家! 磯野貴理子さんがおいしい米づくりに挑戦
今年は自分の田んぼで米作りに挑戦した磯野さん。その名も「きり田んぼ」でうれしい秋の収穫をしてきました!
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磯野貴理子の推し鳥DIARY 第4回 お米の収穫をしてきました!

磯野貴理子

1985年、お笑いアイドルグループ「チャイルズ」の一員としてデビュー。解散後はタレント、俳優としてマルチに活動。軽やかなトークとユーモアあふれるキャラクターでお茶の間の人気者に。

【出演情報】CSフジテレビTWO「はやく起きた朝は…」(新作エピソード毎月第2日曜日 6:30〜7:00)が放映中。
フジテレビ「ホンマでっかTV」毎週水曜日21:00〜21:54 出演中。

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田んぼって
気持ちいい!

突然ですが、お米って美味しいですよね。毎年、秋の新米を楽しんでますが、今年はちょっと特別な気持ちで味わっています。なぜなら自分で作ったから。しかも「きり田んぼ」と名付けた自分の田んぼのお米なんです。
 
田んぼを持つ話は、突然降ってきたことでした。今年、栃木で里山を守る活動などをされているNPO法人の渡邊さんと縁あってお会いして。田んぼの話題になり、「耕作放棄地が余っているので、貴理子さん、自分の田んぼを持ちませんか?」と誘われたんです。それで栃木まで下見に行ったら、山のすそ野にある素晴らしく気持ちのいい場所で、ひと目で気に入ってしまって。「やります!」ってその場で二つ返事。6月から、仕事の合間を縫って通っていたんですよ。

田んぼってやっぱり気持ちいい!

 
私は三重県の田舎町の生まれで、実家は15代続く農家でした。
 
そんな私にとって、田園の景色は心の原風景。今でも水田の広がる景色が大好きなんです。仕事で地方ロケに行ったときも田んぼを目にするたびに胸がキュンときちゃう。なので自宅のある東京から栃木まで、いつもワクワクしながら早朝の電車で通っていました。ライフワークになっている探鳥会へ参加する日も朝は早いですからね。早起きには自信があります。
 
田植えでは、人生で初めて田植え機を運転しました。じつは5年前にも一度、実家で米作りをしたんですがそのときは手植えでした。だから田植え機は初体験。最初は緊張してまっすぐ進めなくて、苗がジグザグに植わってしまったけれど、2往復目にはビシッと一直線。「初めてにしては筋がいい」って褒められましたっけ(笑)。 
 
農作業は自然相手だから、大変なことも多いですよ。農薬を使わずに育てたので草取りは苦労するし、獣害の心配も尽きません。あるとき渡邊さんから「猪の巣を発見しました!」と連絡があったんです。早速見に行くと、きり田んぼのすぐ近くの草むらに、猪がお産のために作った寝床があって。田んぼのこんなすぐ近くに⁉ ってもうびっくり。猪は泥浴びをしに田んぼに入ることがあるそうで、侵入されると米が獣臭くなってしまうというんです。焦りましたね。でも、渡邊さん筆頭に仲間の皆さんの手を借りて、田んぼをネットとテープで囲んで防獣対策できたのでひと安心。
 
私が田んぼに行けないときは皆さんが緩んだテープを張り直すなど面倒を見てくださったおかげで獣害にやられることもなく、無事、9月末に収穫を迎えることができました。
 
直前の豪雨できり田んぼの稲はほとんど倒れてしまったけれど、稲刈りって本当に楽しいの。
 
ひと株ずつ稲を鎌で刈ってはワラで束ねて。天日干しするために、物干し竿のような木組みに稲穂をはさ掛けして……。って、昔ながらの手作業はハードでしたが、ぜんぜん苦じゃないんです。米作りで一番楽しい。なぜかといったら“収穫の喜び”だから。そう教えてくれたのは父でした。

父に教わった収穫の喜び

 
5年前に実家の田んぼで米づくりをしたときのことです。長年、精魂込めて作物をつくり続けてきた父も高齢で、うちの田んぼは休眠状態でした。ふと、父が元気なうちに私が作ったお米を食べてほしい。そう思い立って「きり田んぼ」と名付けて米作りをはじめたんです。初代「きり田んぼ」ね。父に教わりながら稲を育てて迎えた収穫。人生初の稲刈りがとても楽しくて、父に「なんでこんなに楽しいんだろう⁉」って聞いたら、「それが収穫の喜びだ」と教えてくれたんですよ。そうか、父はこうやって収穫の喜びを味わい続けてきたのかと思ったら感慨深かったですね。今年、久しぶりに収穫の喜びを味わえて、改めて田んぼっていいなあって思いました。
 
田んぼには生き物もいっぱいいますしね。オタマジャクシにバッタにトンボ。私は見ていないけれど、絶滅危惧種のタガメもきり田んぼにいたそうです。水田の上を飛ぶツバメもかわいかったし、キジにもばったり出会えてラッキーでした。
 
そうそう。手前みそですが、きり田んぼのお米は甘みがあって香りも素晴らしいんです。食べるたびに「美味しい~!」って感激しています。

思い入れのある看板

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実家の田んぼでも使っていた「きり田んぼ」看板を持ち込みました。

美味しそうに実った稲穂

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見ているだけでう
っとりしてしまう黄金色の稲穂。

鎌を使って手刈りで収穫

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ザクッザクッと鎌で刈り取り。収穫の瞬間が一番うれしい!

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ワラヒモで稲を束ねる

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刈り取った稲を、腰にかけておいたワラヒモで束ねます。

天日干しで自然乾燥!

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稲をはさ掛けにして天日干し。機械乾燥よりもゆっくり水分が抜けて甘みが増すそうです。

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※構成/安井洋子 撮影/三浦孝明

(BE-PAL 2025年12月号より)

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