今回は雑誌『BE-PAL』(2024年12月号、2025年8月号)に掲載された特集やBE-PAL.NETに掲載された記事の中から、おすすめレシピを紹介。和風・洋風・エスニック系、様々なレシピをピックアップ! アツアツの鍋料理を囲んで体も心も温まろう。
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だしと素材の味が引き立つ和風鍋レシピ
肉・魚や野菜がバランスよく採れてスタミナがつく!BE-PAL編集部自慢のレシピを公開。
(BE-PAL 2024年12月号、2025年8月号より)
和風の鍋レシピ
ニラたっぷりのスタミナ肉団子ちゃんこ鍋
教えてくれた人:編集部 フジタニ


肉とネギを揉み揉み。とことん揉むのが旨さのヒケツ。生姜の風味が効いた肉団子にやみつき。仕上げはニラを大量に入れてスタミナパワーで押し出し1本!
材料(2人分)
豚ひき肉 200g
塩・コショウ 適量
水 600ml
醤油 小さじ2
鶏ガラスープの素 小さじ2
ナンプラー 大さじ1
キャベツ 1/4個(ざく切り)
ニラ 1/2束(ざく切り)
長ネギ 1/3本(斜め切り)
食べるラー油 適量
酢 適量
醤油 適量
パクチー 適量
A
長ネギ 1/3本(みじん切り)
ショウガ(すりおろし) 小さじ1
醤油 小さじ1
片栗粉 小さじ2
ナンプラー お好みで
作り方
【1】豚ひき肉とAをビニール袋に入れてよく混ぜ、塩・コショウで味を調え、肉団子を8個ほど作る。
【2】鍋に水、醤油、鶏ガラスープの素、ナンプラーを入れて沸騰させ、肉団子を加える。
【3】肉団子が浮いてきたら、キャベツ、ニラ、長ネギを加え、野菜に火が通ったらでき上がり。
【4】食べるラー油、酢、醤油を混ぜ、パクチーを加えたタレでいただく。
モンゴル風ちゃんこ

大学4年の夏合宿で行ったモンゴルへの愛を込めて。土俵に必須のお塩。今回は奮発してモンゴル岩塩で!味つけシンプルなのに奥深い味わい。
材料(2人分)
ジャガイモ 2個
ニンジン 1本
サラダ油 適量
塩・コショウ 各適量
ラム肉 100g
水 400ml
ローリエ 1/2枚
長ネギ 1/2本(ぶつ切り)
しいたけ 1個(石づきを除き、手で裂く)
作り方
【1】ジャガイモとニンジンは皮つきのまま一口大に切る。
【2】鍋に多めのサラダ油を熱し、塩・コショウをふったジャガイモを入れて揚げ焼きにする。
【3】ラム肉を加えて炒め、火が通ったらニンジンを加えて炒め合わせる。
【4】水とローリエを加えて煮立て、アクを取り除いたら長ネギとしいたけを加え、具材がやわらかくなるまで煮込む。塩・コショウで味を調える。

白菜と豚バラ肉のミルフィーユ鍋

やっぱり豚バラは正義でごわす!肉と白菜のがっぷり四つ、夢の大一番。目をうすーくすれば、鍋が土俵に見えてくる。豚関が白菜山を寄り切った~。
材料(1人分)
白菜 1/8株
豚バラ薄切り肉 150g
水 400ml
A
昆布 10cm角 1枚(だし用)
本だし 小さじ1
醤油 大さじ1
料理酒 大さじ1
砂糖 小さじ1/2~1
作り方
【1】白菜は1枚ずつはがし、白菜と豚肉を交互に重ねて、巻かずにそのまま鍋の内側から円を描くように並べる。
【2】水とAを加えて火にかけ、沸騰後に弱火にして、やわらかくなるまで煮込んだらでき上がり。
バリうまめんちゃんこ鍋
教えてくれた人:編集部 ハラボー


料理下手なので地元の鍋焼きラーメン「めんちゃんこ亭」をお取り寄せ。博多トッピングでますます旨か~!
材料(1人分)
めんちゃんこ(市販) 1食分
水 350ml
キャベツ 1枚(ざく切り)
ニラ 1/4束(4~5cm長さに切る)
もやし 1/4袋
きくらげ(乾燥) 2~3枚
博多ひとくち餃子 3個
博多明太子 1腹
作り方
【1】鍋にたっぷりの湯(分量外)を沸かし、めんちゃんこの麺を袋の表示時間どおりに別茹でし、湯を切る。
【2】別の鍋に水、スープ(付属)、調味油(付属)を入れて火にかけ、沸騰させる。
【3】キャベツ、ニラ、もやし、戻したきくらげ、餃子を加え、中火でしんなりするまで煮る。
【4】茹でた麺を加えて軽く煮込み、火を止める。明太子をのせてでき上がり。
撮影/早坂英之(編集部)
▼参考記事
キノコた~っぷりヘルシー鍋
キノコがたっぷり入っていて体の芯からポカポカ♪
最後に麺かご飯入れたらワン鍋で完全メシ。片付けも楽~。
材料(1~2人分)
キノコ数種(シイタケ、マイタケ、エノキ、エリンギ、シメジなど) お好みで
油(オリーブオイルかごま油) 適量
しょうゆ 少々
青ネギの輪切り 適量
鶏ガラスープの素 少々
ニンニク 1片
卵 1個
塩コショウ 適量
作り方
【1】キノコを食べやすい大きさに切り、ニンニクは薄く切る。
【2】油でニンニクとキノコをさっと炒めたら水(分量外)をいれ、鶏ガラスープの素、しょうゆ、塩コショウで調える。
【3】卵を溶いてかけ、青ネギを散らす。

うどんを入れて夕食としても◎。ヘルシーで優しいお味。
撮影/早坂英之(編集部)
▼参考記事
シメはリゾットで!洋風鍋レシピ
トマトベースどんな具材にもよく合う鍋レシピを紹介。市販の鍋の素を使うので、料理が苦手でも失敗ナシのお手軽レシピだ。
チリトマ鍋

シェラカップに盛り付けるとチリトマト鍋もより映える。
カルディ「チリトマ鍋の素」を使ったお手軽レシピをご紹介。キャンプ飯にもピッタリな鍋の素を使ってお鍋はもちろん、シメのチーズリゾットまで堪能してほしい。
材料(2~3人分)

カルディ「チリトマ鍋の素」 1袋
鶏もも肉(水炊き用) 約200g
カットトマト缶 1個(400g)
キャベツ 1/4個(約220g)
玉ねぎ 1/2個(約90g)
エリンギ 1パック(100g)
水 500ml
塩コショウ 少々
乾燥パセリ 適量
★リゾット用食材
ごはん 2人分
ピザ用チーズ 適量
粗挽き黒コショウ 適量
分量に少しバラつきがあるものの、先述の通り材料はパッケージ裏に記載があるものを用意。
味付けは「チリトマ鍋の素」だけで済むので、自宅で野菜を切っておけば現地では煮るだけで良いというのが嬉しい。
カルディ「チリトマ鍋の素」とは

キャンプにも便利な使い切りのパウチタイプ。
カルディ「チリトマ鍋の素」は、トマト缶と合わせて作る鍋の素。
公式ホームページによると「トマトとスパイスのバランスが絶妙で、どんな具材にもよく合います」とのこと。
鍋はどうしても味付けがマンネリ化してしまいがちだが、酸味と辛みが効いた素を使えば、飽きの来ない一品を作ることができそうだ。

工程は3ステップの簡単調理。
パッケージ裏には基本的な材料や作り方が記載されていて、今回はこのレシピに則って調理を進める。
作り方:チリトマ鍋

やや硬い芯は、捨てずに薄切りにして利用。
【1】キャベツをざく切りにする。

切ったあとは軽くほぐしておく。
【2】玉ねぎをくし切りにする。今回は少し食感を残すために6等分のくし切りにした。

コリッとした食感を楽しむためにこちらも大きめに。
【3】エリンギは食べやすい大きさに乱切りにする。

これだけで味付け完了!
【4】あとは順番に具材を入れて煮るだけ。
まずは、クッカーに水、カットトマト缶、カルディ「チリトマ鍋の素」を入れて良く混ぜ合わせよう。

風味を引き立てたいエリンギ、ムラなく火を通したい玉ねぎは水から煮る。
【5】さらに、エリンギ、玉ねぎを入れて煮立たせる。

臭みを消したい鶏もも肉、葉物野菜のキャベツは煮立たせてから加える。
【6】鶏もも肉、キャベツを加えてフタをし、弱火で15分ほど煮込む。
ちなみに、クッカーは容量1.5Lのものを使用しているが、調味料と材料がギリギリ収まるボリュームだった。

フタをあけた途端トマトの香りがブワッと広るる!
【7】フタをとったら塩コショウで味を調えて火から下ろす。
【8】シェラカップに盛り付け、乾燥パセリをちらして完成!

時間経過や咀嚼によって口に広がる風味が変わっていく。
具材とスープをしっかり絡めて食べてみると、最初に口の中にブワッと広がるのはトマトの爽やかな酸味。
しかし、あとから野菜のうま味や甘み、そして最後にキレのある辛みが追いかけてきてやみつきの味わい。
鶏もも肉のジューシーさとスパイスの風味が相まって、キャンプ飯にもピッタリのパンチの効いた味わいに仕上がった。
辛みについては、たしかに刺激はあるが、トマト缶や具材のおかげで程よくピリッと感じる程度なので、辛いものが苦手な方でも食べやすそう。
逆に辛いものが好きな方は、チリソースや七味唐辛子などで調節するのが良いかもしれない。

具材は少し残しておくのがおすすめ。
作り方:リゾット
ここからはシメのリゾット作り。
【1】残ったスープにごはんを入れ、好みの柔らかさになるまで煮る。

ピザ用チーズは粉チーズでもOK。
【2】ピザ用チーズをたっぷり加えて溶けるまで加熱する。

粗挽き黒コショウで味を引き締めよう。
【3】シェラカップに盛り付け、粗挽き黒コショウをちらして完成!

とろ~り濃厚で体が温まる。
一口食べてみると、チーズのおかげで酸味と辛みがマイルドに。
さらに、鶏もも肉の出汁や野菜のうま味を吸い込んだごはんは優しい口当たりながらも、全身に染みわたるようなコクのある味わい。
今回は公式のおすすめ通りリゾットにしましたが、パスタを合わせてもおいしそうだ。
▼参考記事
スパイシーな風味と香りが楽しめるエスニック系鍋レシピ
和風や洋風鍋にはない、スパイシーな味わいが楽しめる!キムチやパクチーなど、異国情緒漂う鍋レシピを紹介。
エスニック系鍋レシピ
キムチチゲ

メスティンで作るピリ辛キムチチゲのレシピ。豚肉、キムチ、ねぎにニラと、スタミナ食材たっぷりの一品。ソロキャンプにおすすめ!
材料(1人分)
豚こま切れ肉 50g
絹ごし豆腐 50g
キムチ 50g
長ねぎ 1/2本
ニラ 1/2束(約50g)
ごま油 小さじ2
アウトドアスパイス「ほりにし 辛口」や粉唐辛子(今回は「ほりにし 辛口」を使用) お好み
★調味料
水 150ml
コチュジャン 大さじ1/2
味噌 大さじ1/2

作り方

【1】長ねぎを斜め薄切りにする。

【2】ニラを3cm幅に切る。

【3】メスティンにごま油を熱したら、豚こま切れ肉とキムチを加えて中火で炒める。そのまま煮てもいいが、今回はあらかじめ炒めることで、豚肉のコクとキムチのピリ辛風味を引き立てた。

【4】豚肉の色が変わったら水、コチュジャン、味噌を入れてしっかり混ぜて…

絹ごし豆腐をスプーンなどですくって入れる。

【5】さらに、長ねぎとニラを加えて…

フタをして弱火で5分ほど煮込む。

【6】仕上げに「ほりにし 辛口」をふりかけて完成!真っ赤なスープで、写真からもピリ辛の風味が伝わってくるような見た目に仕上がった。
▼参考記事
石頭火鍋(スートーホーグオー)

石頭火鍋は、最初にたっぷりのごま油でお肉と香味野菜を炒める火鍋。香ばしさがおいしさの一つだ。カニカマや魚肉ソーセージなどの海鮮系の練り物は、おいしい出汁を出してくれる。今回、白菜は漬物になったものを使った。白菜漬けの酸味がごま油のコクとよく合う。ない場合は白菜でもOK。
材料(1~2人分)
ごま油 50ml
豚肉 150~200g
玉ネギ 大1/2個
白菜の漬物 適量
青菜、ニラ、えのきなど 適量
カニカマまたは魚肉ソーセージ 適量
中華スープ 200ml
(鶏ガラスープの素などを既定のお湯で溶いたもの)
※お好きな調味料や薬味
沙茶醤(サーチャージャン)
ポン酢やゴマダレ
パクチー、ネギなど

下準備
・豚肉、野菜などを、それぞれ食べやすいサイズにカットしておく。
・中華スープを作っておく。
作り方

【1】ラージメスティンにごま油をいれて豚肉を炒める。全体が白っぽくなったら、一度取り出しておく。あとでもう一度火にかけるので、ここでしっかり火を通さなくてよい。

【2】くし型にカットした玉ネギを炒める。

【3】玉ネギに油がまわったら、白菜漬け、野菜、先ほど炒めた豚肉を入れてスープを注ぐ。全体に火が通れば完成!いろいろな調味料でアレンジしながら召し上がれ。シメには春雨がおすすめ。

沙茶醤は大きなスーパーや輸入食材屋さんで手に入るので探してみよう。残ったら、野菜や魚介の炒めのもの、焼うどんなどに入れるとおいしい!
▼参考記事











