アウトドア寄りのカッコよさ! ピストン西沢が推す「エクストレイル ロッククリーク」をチェック | 試乗記 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.09.03

    アウトドア寄りのカッコよさ! ピストン西沢が推す「エクストレイル ロッククリーク」をチェック

    アウトドア寄りのカッコよさ! ピストン西沢が推す「エクストレイル ロッククリーク」をチェック
    「日産・エクストレイル」がマイナーチェンジしました。その中で、BE-PAL好きのお兄さん・お姉さんにぜひおススメしたいモデルが発表になってます。今回はそのクルマを紹介するんですが、そもそも日産・エクストレイルってどんなクルマだったっけ?

    2000年に登場したエクストレイルは、アウトドアでガンガン使える硬派なSUVとして、人気を集めました。その初代T30型とT31型は未だにアウトドア系ユーザーから支持されていて、キャンプ場でよく見かける車です……が、3代目から現在の4代目は都会的な雰囲気や、高級感のある内装で、泥の中で使い倒すにはちょっと気が引けるモデルになっていると思う方も多いと思います。

    そんななか、逆境から這い上がるパワーを振り絞る日産から、追浜工場の壁を乗り越えられそうな、こんなカッコいいアウトドア風味のエクストレイルが発表されました。

    ピストン西沢のニューモデルレビュー

    日産・エクストレイル ロッククリークってどんなクルマ?

    日産・エクストレイルは今回のマイナーチェンジで、ロッククリーク(左から2番目)とオンロード性能が高いNISMO(左端)、プレミアム感を強調したオーテック(右端)を発売。

    このロッククリーク(ROCK CREEK)とは、そもそもアメリカで様々な車種に設定されているバージョンで、エクストレイルのアメリカ名「ローグ」の人気バージョンでもあります。

    その変更点は……

    • フロントグリル
    • フロントバンパー
    • ブラックルーフレール
    • 19インチアルミホイール (ロッククリーク専用デザイン)
    左/ロッククリークの印象的なフロントグリル。右/ノーマルのフロントグリル。
    ホイールもかっこいい。タイヤは意外に普通のが浮いているので、ブロックタイヤにしたい。

    その他、エンブレムがブラックアウトされていたり、とにかくワイルド。特にオレンジ色の差し色が効いていて、ちょっとだけデリカD:5アクティブギアを思い出します。ちょっとだけネ。これだけカッコよかったら、逆にキャンプ場じゃなくて、ホテルなどに乗り付けたいし、クルマの写真もたくさん撮っちゃいたい。

    では、実際に使ってみたらどうなんだろうか?

    まず、2列5人乗り(¥4,756,400)と3列シート7人乗り(¥4,886,200)が選べる。燃費はカタログに記載がないが、同性能のG e-4ORCEが18.1 km/L。ちなみにトヨタ・RAV4 Adventureは20.3㎞/L。しかしこっちは5人乗りだ。

    ちなみにRAV4は2026年3月までに新型が発売されるが、これにはエンジン車がなく、最後の駆け込み需要でエンジン車を中心に売れているのだそう。街中での乗りやすさにつながる最小回転半径は、エクストレイルが5.4m、RAV4が5.7mと大きな差がある。

    なんといってもエンジンがスゴい

    キャニオンベージュ(M)スーパーブラック 2トーンという専用色。他に6色用意されている。

    高速移動はどうかというと、エンジンが主体のRAV4に比べ、モーターで動くe-POWERは相対的に静かだ。ただし、電気が欲しくなるとエンジンかけちゃうので、そこは同じなんだが、エクストレイルはエンジンがスゴい。「VCターボ」という飛び道具で、これがスゴい。

    簡単に言うと可変圧縮比エンジンで、 普段発電するときエンジンは低回転で回っていて、圧縮比を上げ燃料を効率よく燃やす。そしてアクセルを踏んで、電気が欲しくなったところで、最大加給圧の時にピストンの長さが変わり、低圧縮比になって、パワーを振り絞るっていう仕組みだ。

    最初聞いたとき、そんなことができるのか!って思ったけど、実際乗ってみると違和感もなく、ただひたすら静かでパワー感があるものだった。このエンジンありきで、e-4ORCE(編集部注:車体前後に搭載した2つのモーターと4輪のブレーキを瞬間的に統合制御する日産独自の技術)を長距離で使えるのが素晴らしい。

    おまけに優秀な「プロパイロット」が、週末の渋滞で運転手を助けてくれる。じゃないと、お盆の中央高速なんて、乗りたくないっすよね(笑)。

    というところで、ファミリー+おじいちゃんおばあちゃんを乗せて旅行に気軽に行けるアウトドアテイストのSUVが欲しかったら、おススメは「エクストレイル ロッククリーク」です。

    日常からアウトドアまでこなすが、どちらかというとノーマルは街乗り用。BE-PALファンならゴリゴリにしてほしい。

    悪路でも安全に走るためのサポートが充実

    ザブーンと汚したまんま都内を走りたいが泥はまかないようにお願いします。

    では、ダートや雪道ではどうかというと、「エクストレイル ロッククリーク」の基本的な動力性能は、e-4ORCEを装備したGグレードと共通なので、秀逸なe-4ORCEの安定したトラクション性能のおかげで、ドライバーが気を使わなくとも安全に走ることができます。

    特に雪道や氷上は素晴らしく、トルク配分とブレーキを統合制御している上に、ワンペダルで回生ブレーキを使って減速できるので、ロックアップもほぼなく、最短距離で止まることができます。この機能があれば、泥地での下り坂でも安全なので、いわゆる「ヒルディセントコントロール」と同様の制御が可能です。

    自動ですべてやってしまう感覚は、ランクルやジムニー、フォレスターのように人が操作している感じが皆無で、それは荒地で遊ぶ文化には背を向けていますが、あくまでさり気なく、安全を取るならこれも捨てがたい気になります(笑)。

    ステッチ入りの防水シート。

    防水シートなので、高級感のある内装でも思い切って、汚れたカッコで乗ってしまいましょう。泥だらけのキャンプ用品は、ルーフボックスに突っ込んでしまえばいいし、オプションの「SOTOASOBI PACKAGE」を装着すれば、黒のプロテクション・シールドと黒のオーバーフェンダーで、さらに傷に強くタフに見えます。

    日産から出てきたBE-PAL読者向けのこの「エクストレイル ロッククリーク」。発売は2025年11月予定。

    問い合わせ先

    日産自動車

    TEL:0120-315-232(お客様相談室)

    ピストン西沢さん

    ラジオDJ、ミュージシャン

    多数のラジオ番組にてパーソナリティを担当。ウィットに富んだトークが人気を集め、第48回ギャラクシー賞でDJパーソナリティ賞を受賞。一方で車好きとしても知られ、レーサーとしてインテグラレースやスーパー耐久などに参戦。日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員も務めた実績もあり。

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