ステーションワゴン派ならいつかは手に入れたいアウディ!「A5アヴァント」は安心の“クワトロ”がおすすめ | 試乗記 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.10.19

    ステーションワゴン派ならいつかは手に入れたいアウディ!「A5アヴァント」は安心の“クワトロ”がおすすめ

    ステーションワゴン派ならいつかは手に入れたいアウディ!「A5アヴァント」は安心の“クワトロ”がおすすめ
    もともとはオフロードを走れるタフな4WD車として始まったSUVが、いまや街乗り主体のユーザーに支持されるスタンダードとなった。対して少数派となったのがステーションワゴンで、日本車での選択肢は少ない。多目的に使えて走行性能も飛躍的に高まったSUVではあるが、低い重心で山道での安定感に優れ、長尺物を積みやすいステーションワゴンを愛するアウトドアパーソンは少なくない。

    そこでおすすめなのが、今年から日本での発売が始まったアウディ A5シリーズ。プレミアムブランドだけに高価だが、それは「モノがいい=長く愛用できる」証でもある。

    プレミアムなステーションワゴンに乗る意義

    写真は高性能モデルのS5アヴァント(下に続く外観2カットも同じ)。
    主張はあるが上品にデザインされたフロントマスク。アウディの流儀だ。 

    アウディの主力モデルとして世代を重ねてきたA4シリーズが、今回からモデル名をA5に改め、ハッチバックボディのセダンとアヴァント(アウディにおけるステーションワゴンの呼称)が登場した。都会的なデザインで知られるアウディだけに、A5の両モデルともモダンで美しく、特にA5アヴァントは一見ステーションワゴンには見えないプロポーションだ。

    薄型のリアコンビネーションライトやリアフェンダーのふくらみ、後ろにいくに従って低くなるサイドガラスのデザインなどによって、美しいワゴンスタイルを表現。 

    ボディに複雑な折れ線を入れず、面の美しさで表現しているのが特徴で、タイヤ周りのフェンダー部分のふくらみや六角形のフロントグリルを中心に造形された顔つきがプレミアムなスポーツワゴンとしての個性を放つ。

    荷室の奥行きはしっかりと確保

    中央だけをたたむこともできる3分割可倒式シートは、ステーションワゴンで特に便利な機能。

    A5 アヴァントの美しいプロポーションは、セダンの後部を四角く大きな荷室にした既存のステーションワゴンとは異なる、後部まで流れるようなデザインによって表現されている。そこで気になるのが荷室の広さだ。リアゲート部分の傾斜は強めだが、横から見ると天井の高さは後方まで保たれていることがわかる。

    ボディサイズが従来型よりも大きくなったこともあり、見た目の印象以上に荷室は広い。3分割式の後部座席をアレンジすることで乗車人数と荷物の大きさ、形状にあった積み込みができるのは、デザインを大事しながらも機能面で妥協しないアウディならでは。SUVでは大型モデルでないとかなわない奥行きの長さは、ソト遊び経験豊富なドライバーの琴線に触れること確実だ。

    先進技術をスマートに体感できる

    技術の進化にともなって増えた機能をわかりやすくデザインした、インテリジェントなコクピット。

    運転席に座って目を引くのは、目の前に広がる大きな液晶スクリーンだ。メーター部分からダッシュボード中央のディスプレイまでが一枚の湾曲したスクリーンとなっていて、必要な情報を得やすいのはもちろん、タッチスクリーンでインフォテインメント(情報娯楽系)からライトのグラフィックパターンまで調整できる(リアコンビネーションライトはオプションのOLEDライトを選択すると変更可能)。

    オプションで助手席にもディスプレイを設置でき、乗員はエンターテインメントも楽しむことができる。なお、写真は高性能モデルのS5アヴァントで、こちらのモデルには標準装備となる。 

    ほどよく囲まれ感のあるコクピットで様々な機能をスマートに操作していると、まるで飛行機のパイロット気分に。走りだせば、気持ちはさらにアガる。「コンフォート」「バランスト」「ダイナミック」から選択できるドライブモードが付き、ソト遊びで走ることが多い高速道路や山道は、「バランスト」モードがベストだ。路面に張り付きながら凸凹を巧みに吸収する滑らかな乗り心地は疲労を抑え、“より遠くへ”を叶えてくれる。

    オプションのパノラマガラスルーフは調光機能付き(写真はSモデル)。スイッチ操作で瞬時にクリアガラスと曇りガラスに切り替えられる。 
    小さくスマートにデザインされたシフトセレクター。指先で操作できる。

    クルマに詳しい方なら、アウディが乗用4WDのパイオニアであることをご存じのはず。4WDといえば不整地で荷物を運ぶクロスカントリー車のものだった時代に、アウディは舗装路での安定感を得るために常時4輪を駆動させるフルタイム4WDシステム、「クワトロ」を市販車に取り入れた。1980年代に登場したこのシステムは進化を続け、駆動力を路面に伝えるトラクション性能と優れた推進力で、安全・確実に走るためにドライバーをサポートする。

    A5のクワトロはトルク配分型の「クワトロ with ウルトラテクノロジー」を採用し、通常の路面では前輪駆動で走るオンデマンド型。しかし、実際には加速やハンドルの切り角、アクセルペダルの踏みこみ量などをコンピュータで管理し、駆動輪が空転する直前に必要なトルクを配分するため、よくある「滑りだしてから4WDになる」クルマとはまったくの別物。普段使いからアウトドアフィールドまで、乗員が体感できないほど精緻に制御するクワトロは、アウディ車を手に入れるならぜひ選びたいところ。

    ディーゼルエンジンは力強くフィーリングも上質

     最後にモデル選びについて。A5シリーズはパワートレインによってモデル分けされ、クワトロモデルは「A5アヴァント TFSI クワトロ 150kW」(¥7,060,000)と「A5アヴァント TDI クワトロ 150kW」(¥7,410,000)、高性能モデルの「S5アヴァント」(¥10,600,000)の3モデル(2025年10月現在)。このうち「A5アヴァント TDI クワトロ 150kW」は低燃費もさることながらスムーズな回転フィールが気持ちよく、遊び道具を積んで遠出することが多いアウトドアパーソンにおすすめ。

    気軽に手に入れられるクルマではないが、心の豊かさを得るための投資として家族を説得してみては? 

    【Audi A5 Avant TDI quattro 150kW】

    • 全長×全幅×全高=4,835×1,860×1,470mm
    • ホイールベース:2,895mm
    • 最小回転半径:5.6m
    • 車両重量:1,960kg
    • 駆動方式:4輪駆動
    • エンジン:直列4気筒ディーゼルターボ
    • エンジン最高出力:150kW(204PS)/3,800~4,200rpm
    • エンジン最大トルク:400N・m/1,750~3,250rpm
    • WLTCモード燃費:17.4km/ℓ
    • トランスミッション:7速Sトロニック(DCT)
    • 車両本体価格:¥7,410,000(税込み)

    問い合わせ先:アウディ     

    TEL:0120-598106

    撮影/編集部 写真提供/アウディ ジャパン

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