
どうも、「炎上上等」の迷惑系ユーチューバーの柳沢有紀夫です。ウソです。オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。
インパクトがある写真なのでトップに持ってきましたが、最後にきちんと説明します。
じつはコックピットにも座ってきましたよ~(スイス旅その3)
(スイス旅その2はこちら)
アウトドアでのアクティビティーが好きな「BE-PAL.net」読者のみなさんにとって、「夏のスイス」といえば「アルプス」ですよね。でもスイスの自然は山だけではありません。「湖」もまたその美しさで有名です。
というわけで今回は「美しい湖畔散策」を求めて、ルツェルンという古都に来ました。ただ…湖畔歩きも良かったのですが、それ以上にルツェルン湖から流れるロイス川沿いの「旧市街地」歩きが探検感に溢れていました。というわけでそちらを中心にお届けします。笑
ルツェルンはスイスのちょうど真ん中あたりにあるルツェルン湖に面した古都。人口8万人の小都市なのですが、湖や名所を楽しみに観光客が多く訪れることから湖畔を中心にホテルも建ち並びかなりの賑わいを見せています。

写真とは別方向ですが、前回紹介した「シュタンザーホルン」も湖越しに見えます。ただ今回歩くのは湖から流れるロイス川沿いの「旧市街地」です。
まずはルツェルン駅がある街の中心部から川の左岸を進みます。すぐに見えてくるのがこの街で最も有名な場所の一つである木製のカペル橋です。「カペル」はドイツ語で「チャペル(礼拝堂)」の意味。

このカペル橋がつくられたのは1350年前後とのこと。
橋の途中にある八角形の塔は「ヴァッサートゥルム(水の塔)」。高さ34メートルでルツェルン湖方面などから攻めてくる外敵を監視するために建てられた見張り塔です。
ここで問題です(「世界ふしぎ発見!」風。笑)。この塔、建立は1300年頃とカペル橋よりも前なのだとか。では橋ができる前、どうやって塔に渡ったのでしょう?
そんな質問をガイドさんにしてみたところ、答えは「当時は水量が今ほどはなくて南岸からは歩いて渡れたんです」とのこと。あまりに単純すぎて「スーパー仁くん」の無駄打ち必至の答えでした。笑
このカペル橋を渡るのは最後のメインイベントに残しておくことにしてそのまま進みます。

まるで「印象派」のような街並み
南岸の通り沿いの見所の一つが17世紀に建築されたというイエズス教会。

だけどピンクという色がちょっと意外で、これもガイドさんに聞いてみました。「確かな理由はわからないんですが、たぶん大理石のピンク色に合わせたのかもしれませんね」とのこと。なるほど。
次に見えてきたのはロイス橋。



かつてマイケル・ジャクソンが買いたいと申し出たのですが、ヘリポートが作れないからやめたとのこと。前々回のグシュタードでもガイドさんから「あのホテルはマイケル・ジャクソンが買おうとしたのですがオーナーは断ったんです」という話を聞いていたので、「アイツはなんでも買いたがるんだ」とジョークを飛ばしたらそれなりにウケました。

ムーゼック城壁にある9つの塔の一つです。城壁の上を歩いたり、いくつかの塔に登ったりできるとのこと。はい、絶対におもしろいやつですね。
でも今回は国際プレスツアーの一員だったのですが、集合時間がせまっていたため断念。もう少し自由時間がほしいものです。
というかこういうプレスツアーだけでなくひとり旅とかでも、あまりスケジュールキチキチにしちゃうとその場で発見した興味深い場所に行けなくなりますよね。
旅のスケジュールは多少余裕があったほうがたのしいです。


この橋から眺めが見事でまるで印象派の絵のようでした。


今度は川の北側を散策します。

ガイドさんによるとこうして壁画があると古い建物に見えるけれど、実際は比較的新しくて19世紀に作られたものなのだとか。


だけど通路を出た先は、道が左に折れた普通の路地でした。笑
感動のカペル橋で突然の脱力!笑
さていちばんの名所であるカペル橋に戻ります。



クリスチャンの心得とか人はどう生きるべきかなどが描かれているとのこと。これを見ながら礼拝堂に向かうんですね。ちなみに帰るときの側にも板絵はあります。

本当にどこを切り取っても印象派の絵のようでたまらん街です。「たまるか~」とのぶ(from NHK大河ドラマ「あんぱん」)の口癖を連発しながら歩いていると橋の途中に…。

ちょっと腰が砕けそうになりました。逆「たまるか~」状態。笑
ちなみにこのカペル橋、じつは1993年に大火事で足のほとんどが消失したとのこと。原因はタバコの火の不始末。橋桁くらいしか残らなかったのですが、のちに忠実に再現したとのことです。


というわけでルツェルンの旧市街地探検でした。
そしていよいよ「あの写真」の真実へ
普通はここで終わるところですが、一つウイニングラップをさせていただきましょう。そう、冒頭のこの写真です!

レッドブルレーシングのF1カーの上に立つなんてどう見ても迷惑行為ですが、じつはこれ、許可されているんです。
この場所はルツェルンにある「交通博物館」。スイスでいちばん入場者数が多い博物館なのだとか。じつは行くまでは全然期待していなかったのですが、予想に反してポールトゥウィンのようにあちこちおもしろい展示に満ち溢れていました。

というかこれが王道の写真ですね。コックピットへの出入りの途中でガッツポーズの写真を撮ったのはもしかしたら私だけかも。笑
【柳沢有紀夫の世界は愉快!】シリーズはこちら!
スイス政府観光局(「ルツェルン」のページ)
https://www.myswiss.jp/luzern
スイス政府観光局(「スイス交通博物館」のページ)
https://www.myswiss.jp/experiences/switzerlands-museum-of-transportation/