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日々使うものをアウトドアで活用する術を教えてくれたziploc

ジップロックのブースでは、アウトドアの中での商品の活用術を教えてもらった。使うのはもちろん、アウトドアショップではなく日常的に目にするジップロックだ。
教えてくれたのは・・

髙倉悠祐(たかくらゆうすけ)さん
山の魅力に魅せられ、学生時代に欧州遠征。総合アウトドアメーカー『モンベル』に就職、網羅的に経験を積む。夢を叶えるため退職、世界の山を歩き出す。ロングトレイルに傾倒し真に価値ある時間の探究を継続。
登山と人生をテーマにしたYouTube登録者数は65,000名を突破。ガレージブランド『ROF』を発足、プロダクト開発に勤しんでいる。座右の銘は「健康第一」「山で役に立たないものは持たない」

髙倉さん「ジップロックのスクリューロックを使った例をご紹介します。アウトドアで使われる多くのクッカーが伝統的に直径が約11センチほどのものが多く、これがジップロックのスクリューロックがぴったりと収まるんです。
しかもこれ(スクリューロック)自体もスタッキングできるので、とてもコンパクトに食器が増やせます。また、耐熱温度が140度Cなので、この中に例えばカップ麺の中身などを入れて持っていき、お湯でそのまま食べられちゃうんです。山にゴミを持っていかなくて済むうえに荷物を減らせる便利さが最高です」

髙倉さんはこう続ける。
「ニュージーランドとかアメリカとかスイスとか世界のロングトレイルを経験してきたのですが、世界でジップロックユーザーってめちゃくちゃ多いんですよ。みなさん口にされるのは、やっぱりその耐久性とあとは軽さですね。そして意外と安いと言うところですね。コストパフォーマンスが抜群にいいです」
日常で目にすることの多いジップロック。小分けとして冷蔵庫の中で大活躍してくれるのはもちろんだが、その使い勝手のよさをアウトドアで実践してみるのは、スマートなうえに、アウトドアでのパフォーマンスや満足感を高めてくれるはずだ。それだけでなくちょっとしたお出かけや旅行にも高い利便性を発揮してくれそうだ。
無印良品では夏のキャンプの「便利アイテム」が揃う

無印良品キャンプ場は、現在全国3か所(嬬恋・津南・南乗鞍)にて運営。なかでも南乗鞍キャンプ場は2025年に30年目を迎える。その無印良品では、キャンプに持って行きたい便利グッズが多数展開された。その中から選りすぐったおすすめアイテムをピックアップしていく。
お守り的にも持っておきたいクールアイテム

ミニマルな無印良品らしいデザインのボトルで、暑い季節に嬉しいアイテムがラインナップ。
「服の上から使う ひんやりミスト」はあらかじめ衣類に吹きかけておくと、汗をかいた際にひんやり感をもたらしてくれるありがたいアイテム。
「ひんやりボディミスト」は、天然由来成分100%(※1)にこだわったシトラスが香るボディミスト。汗をかいた体に吹きかければたちまちスーッとリラックスした心持ちに。
最後に「ひんやりボディミスト エクストラクール」は、ネットでもすでに話題の商品。扇風機とのコンボで冷房が苦手な方の暑さ対策にうってつけと多くの口コミを集めている。こちらもシトラス香る清涼感が気持ちいいボディミストになっている。
服の上であったり、体に吹きかけたりと用途に合わせてラインナップしてくれる配慮が嬉しい。それも値段もリーズナブルとなれば、なおはじめやすい。これらアイテムの効果はもちろんだが、持っておくだけで安心できるお守り的な意味合いも含めて是非持っておきたいアイテムたちだ。※3商品とも店舗により在庫がない場合がございます
*1 天然成分を化学的に反応させた成分を含む
機能性も文句なし!コスパ最強サングラス

ここ数年強くなっていく紫外線の影響で「目を守る」観点からサングラスの市民権が一気に上昇。「何を選べばよいか…」「金額感がわからない…」方にもこれなら始めやすくおすすめだ。
こちらのクラウンパント型とは、端的にいうとフレーム上部をカクカクと直線状に、下部に丸みを掛け合わせた形状のこと。シャープさと柔らかさをあわせ持つ使いやすいデザインだ。
また、UV400カットとは、一般的に「紫外線を99%以上カット」とのこと。しかしデメリットも。そのレベルのUVカットだとどうしても視界がかなり暗くなってしまうのである。
しかし、実際にかけてみるとこの無印良品のレンズは暗いとは感じず「サングラスをかけているなぁ(筆者の感想)」程度。上の写真でもシルバーの台に置かれているが、レンズがかかった部分はそこまで色は変わらず。それがこの金額で出せるとあれば驚きである。
この夏は、目を守る意味でもおしゃれの意味でも非常に便利なアイテムである。
アルコールだけじゃない、美味しい炭酸飲料も豊富に!

暑い季節は冷たい飲み物、なかでも炭酸飲料はより一層美味しく感じられると感じる人も多いのではないだろうか?もちろんビールなどのアルコール類も夏により美味しいものに該当はするのだが、いかんせん仕事中や運転中などに飲むわけにはいかずスカッとリフレッシュできるものを探す日々…汗。
そんなときに、ワインを飲んでいる…ように飲める「スパークリング カベルネ」や「スパークリングシャルドネ」、気分を切り替えたい時にスカッと飲みたい「ライムサイダー」、そして本格的に喉にグッと来るシュワシュワ感がたまらない「クラフトジンジャーエール辛口」、といった炭酸飲料はすごく貴重といえる。
もちろんお酒も飲みたいので、キャンプやフェスでは飲み分けながらともにぜひ持っていきたい!と感じた炭酸飲料だ。
キャンプで役立つ「袋」がクリロン化成から登場
おいしい袋モフ

こちらはクリロン化成株式会社より発売されている「おいしい袋モフ」。一見スーパーでお肉を入れるようなシンプルな見た目の袋。だが、実はこれ、高機能な素材で作られており、なんとも丈夫な作りなのだ。これがめちゃめちゃ便利!

一般的なポリ袋より、「熱に強い(耐熱温度140度C)」「破れにくい」「臭わない」仕組みになっている。
こちらのブースで実際にニンニクをすりおろしたものを、普通の袋とおいしい袋モフとにそれぞれ入れて臭いを嗅がせてもらった。すると、おいしい袋モフはなんと驚くほどに臭いが漏れていないのである!
この袋をどうやって使うか。アウトドアで活用できる一例としては、まずは調理が楽になること。出かける前に調理の下準備を終えてこの袋に入れ、火をくべるだけの状態にすればキャンプ場で簡単に料理を作ることができる!
しかも、「破れにくさ」があるので、移動中に漏れてしまうリスクも軽減。「熱に強い」ので、そのまま茹でるなどは可能。出来上がってお皿によそうまで食材に触らなくて済んでしまう。さらに「臭わない」ので今度はゴミ袋にしてしまえば、ゴミ袋ながら臭わず不快な思いもしないで済んでしまうのである。
熱に強くレンジ加熱もなんのその、湯煎も得意領域。アウトドアでの活用に絞って考えてきたが、日常においても時短、容器を減らす、洗い物を少なくするなどメリットは豊富だ。これで100枚入っておよそ1000円。サイズは他にも展開されており、ぜひチェックしてみてほしい。
KINCHO×braaaのコラボでは、おしゃれに蚊よけ対策アイテムが

東京発のライフスタイルブランドbraaa(ブラー)と、蚊取り線香でもお馴染みのキンチョウのコラボで生まれたのがこのカノクスという商品だ。金鳥から発売されている「取り替え用カートリッジ蚊に効くおでかけカトリス用」をセットすることで蚊よけ対策が「おしゃれに」できるというもの。
このbraaa(ブラー)という会社は2021年に東京で生まれたライフスタイルブランド。ケトルであったり植物に吹きかけるミストであったり幅広いジャンルを手がけているのだが、その全てがシックでおしゃれなのである。「そうそうちょうどこういうの欲しかった!」というアイテムを一歩先に作ってくれている、そんなブランドだ。
このカノクスについても同様で一歩先いく提案でかつ、シックでおしゃれなのだ。
特筆すべきは上下についた耐荷重5kgのカラビナ。このカラビナを使うことで、例えばアウトドアにおいて、テントにこのカノクスをぶら下げることで、蚊対策が可能。そのほかバッグやズボンのベルトループにぶら下げて使うなど使用シーンは多岐にわたる。マットなカラーリングとミニマルなデザインなので、俄然スマートに見せてくれるのだ。

1日6時間使用した場合、40日間(計240時間)使用可能。
カートリッジの交換時期の目安は、パイロットランプが点灯しなくなったタイミングで分かりやすい!
ちなみに途中でオンオフは可。
オカザキヨットではキャンピングカーのように過ごせるボートが展示
PARKER 760 Quest

会場でひときわ目を引いたのが、このオカザキヨット社で取り扱うPARKER 760 Quest。走りの性能についてはHPにゆずるとして今回驚いたのは、キャビンの快適性について。
「おお広い!!」と思わず声が出てしまう筆者。

キャビンに乗る際は靴を脱いで入室。高級感が漂うムードに少し緊張のなか歩を進めると・・・。右前に操縦席、すぐ後ろにはシンク、そしてその向かいには、大人でも2人がけは可能なシート2列と間にはテーブルが!気の知れた仲間を呼んでパーティをするもよし、贅沢に一人でのんびりするもよし。
そんな妄想はさておき心が洗われるような最高級な時間がもうすでに流れていることに驚く筆者。
何がこんなに快適な空間を作っているのだろうと考えたところやはり広さ・・?という仮説に。ふと顔を上げると「おお!全面ガラス仕様なのか!!」前方も、左右も、大きな窓が広がっている。
キャビンをぐるっと囲むガラスの連なりが、まるで外の風景と室内とを一体化させたかのよう。このガラス張りの構造が、ただ広いだけではない、“視界が抜ける”という贅沢な空間を生み出していたのだ。


このデッキ、これは圧巻の一言。「ここで風を浴びながら花火なんて見てみたい・・!」
実はこのPARKER 760 Quest、全長が7.99mというのもポイント。全長8m以内だと、マリーナの区画の中でも比較的リーズナブルなバース(マリーナの係留場所)に保管できるからだ。
7.99mに抑えられていながらも広々としたこの空間。日常を忘れて頭をリセットしたい時などにはまさしくうってつけだろう。こんな船に乗ってみたい!憧れの船に出会うことができてしまった。
「東京アウトドアショー2025」ではたくさんのアウトドアギア新作が並んでいる中、「ここにブースを出しているのはなぜ?」とアウトドア関連ではない企業のブースを中心に見ていったところ、意外な発見や驚きがあった。
また、憧れのボートなども間近で見ることができ、新たなアウトドアでの遊びを想像するのも楽しいイベントとなっていた。