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キャンプグッズや防災リュックに手ぬぐい・大判バンダナを入れておこう
雑貨店などでたまに見かける「手ぬぐい」。最近は100円ショップなどでも見かけるようになりました。お弁当箱を包んだりキッチンのお皿ふきにしたりと、日常で役に立つ手ぬぐいですが、キャンプシーンや防災用品としてもかなり使い勝手がよく便利です。
また手ぬぐいと一緒に売られていることが多い「風呂敷」など、大判の布もマルチに使えて便利なもの。風呂敷や大判バンダナ、大判スカーフなども、マフラーがわりにしたりマルチカバーとして使ったりと、日常で活躍してくれます。
そんなシンプルな手ぬぐいや大判の布は、日頃から使い慣れておくと、被災時などの緊急事態でも大活躍してくれます。今回は被災時、怪我、火災などの緊急事態における手ぬぐいと大判バンダナの使い方を紹介します。
緊急事態の手ぬぐいの使い方
1尺×3尺(約33cm×92cm)の長さであることが多い手ぬぐい。昔から使われてきただけあり、絶妙な大きさと使い勝手で役立ちます。
タオルがわりに利用
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手ぬぐいは水をよく吸ってくれます。薄くてすぐ乾くのも便利。
かさばらず、薄くてすぐ乾く手ぬぐい。満足にお風呂に入ることもできない災害時は、手ぬぐいを濡らして体をふくだけでもさっぱりします。
口元に巻く
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口元に巻いたところ。
口元に巻いて、マスクがわりに。感染症対策のほか、被災後の片付けなど、粉塵がひどいときに鼻や喉を守ります。
火災時など煙を吸う危険があるときは濡らした手ぬぐいを口元に巻くことで、有害物質を吸わないようガードします。
頭に巻く
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頭に巻いたところ。
調理のとき、髪が料理に入らないよう覆います。汗止めにもなります。
中に本など固いものを仕込んで巻けば、即席防災頭巾にも。
首元に巻く
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首に巻いたところ。
首元に巻くことで、ちょっとしたマフラーがわりになります。
濡らして巻けば、熱をとってくれるため熱中症対策に。
怪我したところに巻く
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腕に巻いたところ。
腕や足など、怪我をしたところに巻くことで傷を保護します。骨折したときは添え木の固定にも使えます。
ロープや包帯にする
手ぬぐいは端が縫われていないため、ハサミや歯などで少し切れ込みを入れれば、簡単に裂くことができます。細く割いて結ぶことで、ロープや包帯として使えます。
SOSの目印にする
遭難時など助けが必要なときは、目立つところに結んだり、持って大きく振ることで目印として使えます。
緊急事態の大判バンダナの使い方
バンダナやスカーフ、風呂敷など大判の布も1枚あると便利です。
小さいものでも手ぬぐいと同様に使えますが、90cm×90cm以上の大判サイズなら三角巾の代用品として使えます。
肩・肘の骨折・脱臼を固定する
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三角形にします。
バンダナを折って三角形にします。
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固結びします。
底辺の角ふたつを固結びします。
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固定できました。
できた輪に頭を通せば、肘を固定できます。
足首の捻挫を固定する
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上級救命講習などで、三角巾の使い方として習うことも多い固定方法です。
バンダナを三角形に折ります。
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短冊状に折っていきます。
三角の天辺を折り返します。
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八つ折りにできました。
同じように2回折り返し、細長い形を作ります。
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足首を固定していきます。
短冊状になったバンダナの中央に足を乗せます。
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かかとの後ろで交差。
バンダナの両端をかかとの後ろで交差させます。
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次は足首の前へ。
両端を足首の前で交差させます。
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最初に踏んだところの横を通す。
端を足裏〜かかとの後ろに回っているところの下へ通し、強く引いて締めます。
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しっかり固定できました。
足首の前で固結びして、完成です。
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固定することで、捻挫の痛みがましになります。
しっかり固定できています。
他にも胸、お腹、お尻など、手ぬぐいではカバーしきれない場所の傷も、大判のバンダナならカバーできます。
敷物として使う
敷いて使うことで、レジャーシートがわりになります。
目隠しとして使う
着替えや授乳の時に目隠しとして使ったり、避難所で間仕切りがわりとしても使えます。
袋にして使う
物を包んだり、端同士を結んで袋状にすることで、バッグがわりに使えます。
シンプルな布だから、マルチに使える
普段はもちろん、災害時やキャンプシーンの緊急事態にも使える手ぬぐいやバンダナ。キャンプグッズや防災リュックに1枚入れておくと、いざというときに命を守ってくれるかもしれません。
ぜひ普段から日常使いして、使い方に慣れてみてくださいね。