
レモンの酸味をきかせた甘酸っぱさに、ふんわりと広がる紅茶の香り。ちょっと不思議で、新しい“つけもの”のような、サラダのような一品です。軽やかな味わいで、アウトドアやピクニックの差し入れに、おもてなしの一皿として前菜やおつまみ、箸休めなどに。
冷たいドリンクとの相性もよいピクルスです。
紅茶の香りで楽しむ、爽やかな「野菜のレモンティー漬け」
「野菜のレモンティー漬け」は、ピクルスといっても、お酢は使わず、レモンの酸味で仕上げた新感覚のつけものです。国産レモンを使うことで、皮ごと安心して使えます。
レモンも皮ごと野菜と一緒に食べるのがおすすめの食べ方。レモンの爽やかな酸味と皮のほろ苦さ、そこに紅茶の香りをまとった野菜のおいしさが口いっぱいに広がります。

じめじめと蒸し暑くなるこの時季に、紅茶の香りとレモンの酸味がすっと心地良い、見た目も涼やかで爽やかな一皿です。
【野菜のレモンティー漬けのレシピ】
【材料】2~3人分/約300g

- キャベツ 2枚
- きゅうり 1本
- セロリ 1/2本
- にんじん 少々
- ラディッシュ 2~4個
- 国産レモン 1/4~1/2個
- 紅茶(好みの茶葉) 2~2.5g
- 砂糖(きび砂糖など好みの甘味料) 大さじ1~2
- 塩(天然塩) 小さじ1
- 水 100~150ml
<下準備>
- 野菜はよく洗い、水気をしっかり切ります。
- 食べやすい大きさにカットします。

<作り方>
(1)小鍋に水を入れて沸騰させ火を止め、紅茶の茶葉を入れて濃いめに煮出します。

(2)砂糖と塩を加え、弱火で溶かします。好みでスパイスを加え、粗熱を取ります。
(3)カットした野菜に塩(分量外・小さじ1程度)をまぶし、5分ほど置きます。

(4)野菜の水分を軽く拭き取り、紅茶液に漬けます。


(5)蓋やラップをして冷蔵庫で保存し、1時間ほど冷やすと、味がなじんで食べごろになります。

<ポイント>
- 漬けたてはレモンの爽やかな酸味と紅茶の香りが楽しめます。
- 時間が経つにつれて紅茶の渋みやレモンのほろ苦さが増し、味に深みが出ます。
- 保存は冷蔵庫で3~4日以内を目安にお召し上がりください。
茶葉の選び方
紅茶の種類はダージリンやセイロンなど、お好みのものでOKです。今回は前菜やお酒に合わせるイメージで、華やかな香りのアールグレイを選びました。

料理に合わせて茶葉を変えるのも楽しいですよ。例えば、中華料理にはジャスミンティーもおすすめです。ノンカフェインのルイボスティーなら、妊娠中の方やカフェインを控えたい方、お子さんと一緒の場面でも安心して楽しめます。ハーブティーと組み合わせるなど、茶葉のアレンジもぜひお試しください。
お好みで加えるおすすめスパイス

• ローリエ(ローレル)
すっきりとした清涼感のある香り。全体の風味をやさしくまとめてくれます。
• 赤唐辛子(鷹の爪)
ほんのり辛みを効かせたいときに。レモンや紅茶の甘酸っぱさを引き立てます。
• ブラックペッパー(ホール)
ピリッとした刺激で味にキレをプラス。香りも立って食欲をそそります。
• ピンクペッパー
ほんのり甘く華やかな香り。見た目にもアクセントになり、彩りを添えます。
• クローブ
甘くスパイシーな香りが紅茶との相性抜群。少量でも存在感があり、深みが出ます。
アレンジも楽しめる「野菜のレモンティー漬け」

スライスした生姜を紅茶と一緒に漬けると、香りとピリッとした辛みが加わり、また違った味わいに。紅茶との相性もよく、これからの季節、エアコンで冷えたカラダにもよさそうです。生姜を加えるタイミングはスパイスと同じです。
おすすめの楽しみ方
- ポットラックパーティーやピクニック、キャンプの副菜として
- 刻んでサンドイッチに挟む
- クラッカーやチーズと合わせて前菜に
保存方法
- 保存容器に入れて冷蔵保存し、夏場は3~4日以内にお召しあがりください。
- ピクニックやキャンプなど外出時は、保冷バッグで持ち運ぶと安心です。
野菜のレモンティー漬けは、冷やした状態が一番おいしくいただけます。夏の食卓やアウトドアに。自分好みにアレンジも楽しめるので気軽に作ってみてくださいね。