カブトムシはクヌギとコナラの木に集まる!見分け方や捕まえ方を解説 - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.06.19

    カブトムシはクヌギとコナラの木に集まる!見分け方や捕まえ方を解説

    カブトムシはクヌギとコナラの木に集まる!見分け方や捕まえ方を解説
    夏の風物詩であるカブトムシは、どの木にもいるわけではありません。カブトムシが集まる木の特徴や見分け方、カブトムシの探し方を解説します。子どもがカブトムシを捕まえて喜ぶ顔を見るためにも、しっかりと事前知識を身に付けましょう。

    カブトムシがいる木はクヌギとコナラ

    カブトムシが集まる木は、クヌギとコナラと呼ばれる木です。まずは、それぞれの特徴や両者の見分け方を解説します。

    クヌギとコナラの特徴

    遠くから見てクヌギとコナラを探す方法は、木が曲がって生えているかを確かめることです。

    木の幹がまっすぐ生えているのは、スギやヒノキなどの針葉樹に多く、クヌギやコナラなどの広葉樹は曲がって生えている傾向があります。まずは、大まかに探すエリアの当たりを付けましょう。

    樹皮の特徴としては、どちらもゴツゴツしたしわがあり、樹液が出ていることもあります。どちらも葉は縦長で、ギザギザしているのが特徴です。

    樹液は、チョウやカナブンの好物でもあります。日中にこれらの虫が樹液に集まっていたら、その木はクヌギやコナラであると考えられます。

    クヌギとコナラの見分け方

    クヌギ

    クヌギとコナラは似ている木ですが、細かな違いがあります。両者を見分けるポイントは、樹皮と葉です。クヌギの樹皮は、コナラよりもしわが深く、暗い色をしています。

    葉の特徴としては、クヌギは縦長で、縁にとげのようなひげが付いています。一方、コナラの葉は中央が膨らんでいる楕円形で、縁はギザギザしているのが特徴です。

    コナラの葉

    ただし、両者を正確に見分けられなくても、カブトムシ採集に大きな支障はありません。とにかく曲がって生えており、樹液が出ている木が狙い目です。

    カブトムシを捕まえるための準備

    カブトムシを捕まえる際に持っていくべき道具や、気を付けるべき服装、採集に適した時間帯を解説します。林には有害な虫が生息している可能性もあるので、安全には十分配慮して出かけましょう。

    採集に必要な道具・服装

    カブトムシ採集に出かける際には、以下のアイテムを準備しましょう。

    • 虫かご
    • 虫取り網
    • 飲み物
    • 懐中電灯
    • 虫よけスプレー
    • 長袖・長ズボン
    • 歩きやすい靴
    • 帽子
    • 軍手

    素手で捕まえられるのであれば、虫取り網はなくても問題ありません。服装は、動きやすく汚れてもよい格好が原則です。日中に出かける際は、帽子も用意します。

    虫刺されやけがを防ぐために、夏であっても長袖・長ズボンを着用しましょう。ただ、虫刺されは長袖・長ズボンだけでは完全に防げないため、虫よけスプレーも併用して万全に対策するのがおすすめです。衣類や帽子、靴にもスプレーするとさらに効果的です。

    採集に適しているのは早朝と夕方

    カブトムシは夜行性であるため、早朝と夕方の日が昇っていない時間帯が採集に適しています。

    雨の日は活発にならないので、晴れの日の方が見つけやすいでしょう。雨の翌日は樹液を積極的に吸いに来やすく、捕まえるチャンスです。

    ただし、日中であっても、樹液を吸いに来ているカブトムシを見つけられることもあります。場合によっては、下見のときにカブトムシを発見できるかもしれません。

    カブトムシの探し方・捕まえ方

    採集に行く場所と時間が決まったら、いよいよカブトムシを捕まえにいきます。カブトムシを効率よく探すコツと、捕まえる際のポイントを解説します。

    樹液が出ている木や根元を探す

    カブトムシは樹液が好物なので、クヌギやコナラの樹液が出ているところを探すとよいでしょう。樹液は甘酸っぱいにおいがするので、嗅覚も頼りになります。

    夜に探す場合は、日中のうちに下見をして当たりを付けておくのもおすすめです。日中は木の陰に隠れていることもあるので、木の根元でカブトムシを見つけられる可能性もあります。

    幼虫を見つけたいなら、朽木の中を探してみましょう。朽木やほだ木の中は、幼虫の住処です。幼虫がたくさんいる場所のクヌギやコナラには、成虫も多く集まっている可能性があります。

    トラップを使う

    カブトムシのトラップは、家にあるもので簡単に作れます。バナナトラップを例に、作り方を解説します。バナナトラップの材料は、以下の通りです。

    • バナナ2~3本
    • 焼酎2カップ
    • 砂糖1カップ

    材料を用意したら、以下の手順でトラップを作りましょう。

    1. バナナをざく切りにし、焼酎と砂糖と一緒に袋に入れて混ぜる
    2. 1~2日、日光に当てて発酵させる
    3. 容器に移し替えて完成

    トラップはストッキングに入れて、木にくくり付けて仕掛けます。仕掛けるおすすめのタイミングは、日没後です。早朝に回収しにいくと、カブトムシやクワガタが群がっているでしょう。

    捕まえるときは胸か小さい角をつかむ

    カブトムシを素手で捕まえるときは、胸の部分か頭の小さい角をつかむのがおすすめです。しかし、木から剥がそうとすると、しがみついてなかなか取れないときがあります。

    無理に引きはがすと、カブトムシの爪が傷ついてしまう恐れがあるため、お尻の部分をつついてみましょう。お尻はカブトムシの急所であり、つつくと力を弱めます。

    素手で捕まえるのが怖いときは、虫取り網をかぶせ、網につかまらせてから虫かごに入れましょう。

    まとめ

    カブトムシは、クヌギやコナラなどの木に集まります。木の曲がり方や樹皮・葉の特徴を観察すれば、クヌギとコナラを見つけられるでしょう。樹液が出ていることも、目印になります。

    採集には、長袖・長ズボンなど虫刺されを予防できる服装と、飲み物も忘れずに持っていきましょう。採集におすすめの時間帯は早朝や夕方で、トラップを活用すると効率的です。

    安全に配慮しながら、親子で楽しくカブトムシ採集を楽しみましょう。

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