コナラの木にはカブトムシ・クワガタが集まる!特徴や見分け方を解説 - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 自然観察・昆虫

    2025.06.18

    コナラの木にはカブトムシ・クワガタが集まる!特徴や見分け方を解説

    コナラの木にはカブトムシ・クワガタが集まる!特徴や見分け方を解説
    コナラの木は、カブトムシやクワガタを見つける目印になります。しかし、コナラの木をどのように見分ければよいか、分からない人もいるでしょう。コナラの木の見つけ方や似ている木との違い、カブトムシやクワガタを探すときのコツを解説します。

    コナラの木の見分け方

    コナラは、主に北海道・本州・四国・九州に分布しており、自宅近くの森でも見つけやすい木です。まずはコナラの木の特徴を、全体的な見た目と樹皮、葉の形から解説します。

    樹形は曲がっているのが特徴

    出典:photoAC

    まず遠目から見分ける方法として、樹形がまっすぐではなく、やや曲がって伸びているのがポイントです。まっすぐ伸びている木は、針葉樹のスギやヒノキなどです。

    コナラは広葉樹なので、広葉樹林か広葉樹と針葉樹が入り混じった林に生えています。広葉樹は平たくて広い葉の形、針葉樹は針のように細長い形をしています。

    カブトムシやクワガタが好む他の木も、コナラと同じく広葉樹です。そのため、カブトムシやクワガタを見つけるなら、曲がっている木が多いエリアを探すのがおすすめです。

    樹皮は白黒のしま模様

    曲がっている木の多いエリアに着いたら、1本ずつ木を見ながらコナラを探していきましょう。

    コナラの樹皮は縦に裂け目があり、灰色がかった樹皮と裂け目の影が、白黒のしま模様に見えるかもしれません。樹皮はでこぼこしていて、樹液が漏れ出していることもあります。

    コナラはクヌギに比べると、裂け目が浅いのが特徴です。樹皮だけで見分けが付かない場合は、葉の形も併せて確認するのがおすすめです。慣れてくれば、樹皮だけでもコナラが分かるようになります。

    葉の形はギザギザの楕円形

    コナラを見分ける決め手は、葉の形です。コナラの葉は付け根が細く、葉先に向かって広がる楕円形をしています。葉の縁は、ノコギリのようにギザギザしています。

    葉は約5~15cm×5cmで、茎の節ごとに1枚ずつ左右交互に生えるタイプです。葉の表面の光沢は少なく、裏側は色が薄く細かい毛が生えています。

    慣れるまでは、似た種類であるクヌギやミズナラの葉と比較すると見分けやすくなります。

    よく似たクヌギやミズナラとの違い

    コナラとよく似た木に、クヌギとミズナラがあります。どちらも一見するとコナラとよく似ているので、初心者のうちから正確に見分けるのは少し難しいかもしれません。

    クヌギとミズナラ、コナラの違いを解説するので、カブトムシやクワガタ採集に役立てましょう。

    クヌギの方が葉が大きく樹皮がゴツゴツしている

    クヌギとコナラは、葉の形や樹皮が違います。クヌギの葉はコナラよりも大きい特徴があります。縁には、ひげのようなとげがたくさんあるのも特徴です。

    クヌギの樹皮には、コナラと同じく縦じま模様の裂け目がありますが、全体的にコナラよりも裂け目が深くでこぼこしています。

    樹皮の色は、コナラよりも黒っぽいことが多いのも手掛かりです。クヌギも、カブトムシやクワガタが好む木の一つです。

    ミズナラの方が葉のギザギザが分かりやすい

    コナラとミズナラを見分けるには、葉の大きさや形に注目します。ミズナラの葉はコナラよりも大きく、ギザギザも深く分かりやすいのが特徴です。

    また、ミズナラの葉は葉柄(ようへい)がほとんどありません。葉柄とは葉と茎をつなぐ部分で、ミズナラの葉は枝から直接生えている印象です。

    ミズナラにも、カブトムシやクワガタは寄って来ます。まずは、コナラ・クヌギ・ミズナラを探すことに集中しましょう。

    コナラにいるカブトムシ・クワガタの探し方

    コナラの木を見つけたら、いよいよカブトムシやクワガタ探しの始まりです。成虫と幼虫は餌や好む場所が違うので、それぞれ探し方のポイントを解説します。

    成虫は樹液のあるところが狙い目

    カブトムシやクワガタの成虫は樹液が好きなので、樹液が漏れ出しているコナラを見つけたら、カブトムシやクワガタが集まっていないかをチェックしましょう。

    カブトムシやクワガタは夜行性のため、日没後の方が見つけやすくなります。日中のうちに樹液が出ている木の目星を付けて夜に採集するか、日中にトラップを仕掛けておくのが効果的です。

    日中は、落ち葉の下や土の中にいることもあります。昼しか時間が取れない場合は、樹液が出ている木の根元を探してみるとよいでしょう。

    幼虫は朽木の下にいることが多い

    クワガタの幼虫は、朽ちて柔らかくなった木の中で育ちます。カブトムシの幼虫は、ふかふかの腐葉土を好みます。幼虫から育てたい人は、朽ちた木や腐葉土を探すのがおすすめです。

    探すために朽木をどけたり土を掘ったりするときは、幼虫を傷つけないように気を付けましょう。掘った土は、元に戻しておくのもマナーです。

    また、朽木の下や腐葉土がたくさんあるところで幼虫が育つため、その近くにあるクヌギ・コナラの木には成虫も集まりやすいといえます。幼虫のいそうな場所を探せば、成虫も採集できる確率がアップします。

    まとめ

    コナラは全国的に分布し、カブトムシやクワガタが好む木として知られています。葉はギザギザの楕円形で、縦じま模様の樹皮が特徴です。

    クヌギやミズナラと似ているものの、葉や樹皮の違いで判別が可能です。カブトムシやクワガタの成虫は、コナラ・クヌギなどの樹液に集まり、幼虫は朽木や腐葉土の下によくいます。

    木の特徴を観察して、樹液の出ているコナラの周りを探せば、採集の成功率はぐっと上がります。次の休日は、カブトムシやクワガタの採集に出かけてみましょう。

    あわせて読みたい

    カブトムシの幼虫はどう育てる?失敗しない管理方法と豆知識を紹介

    カブトムシの幼虫はどう育てる?失敗しない管理方法と豆知識を紹介

    カブトムシの捕まえ方は?捕まえられる場所から服装・必要なものまで解説!

    カブトムシの捕まえ方は?捕まえられる場所から服装・必要なものまで解説!

    カブトムシはキャンプ場でも見つかる!? 時期や見つける方法、捕まえ方も紹介

    カブトムシはキャンプ場でも見つかる!? 時期や見つける方法、捕まえ方も紹介

    カブトムシ採集のイロハを徹底解説!関東のおすすめスポットも紹介

    カブトムシ採集のイロハを徹底解説!関東のおすすめスポットも紹介

    NEW ARTICLES

    『 自然観察・昆虫 』新着編集部記事

    虫屋おじさんの天国・与那国島にノブオオオアオコメツキを見に行く

    2025.06.16

    カブトムシのエサは何をあげればいい?NGなエサや飼育のコツも解説

    2025.06.16

    キャンプで昆虫採集!クヌギの木はどこに生えている?

    2025.06.15

    カエルが食べるものとは?飼育に必要なアイテムや長生きさせるコツも

    2025.06.12

    歌い続ける河原の鳥・セッカ。エンドレスな繁殖活動の訳は?

    2025.06.11

    はびこるけどとっても役に立つ!ドクダミの薬効と活用法

    2025.06.10

    クワガタが集まる木ってどんな木?王道の木から意外と知られていない木まで紹介!

    2025.06.08

    カブトムシはキャンプ場でも見つかる!? 時期や見つける方法、捕まえ方も紹介

    2025.06.05

    get_header(); ?>