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  • 自然観察・昆虫

    2025.06.16

    カブトムシのエサは何をあげればいい?NGなエサや飼育のコツも解説

    カブトムシのエサは何をあげればいい?NGなエサや飼育のコツも解説
    これからカブトムシを飼育する人に向けて、エサは何をあげればよいか、またあげてはいけないエサも解説します。おすすめの昆虫ゼリーや、カブトムシの飼育のコツも紹介するので、長生きさせたい人はぜひチェックしましょう。

    カブトムシにおすすめのエサ

    木にとまったカブトムシ2匹
    参考記事「カブトムシやクワガタに会いたい!知っておきたい「甲虫採り」3つの基本とは

    まずは、カブトムシにおすすめのエサと、あげてはいけない食べ物を紹介します。エサを自作する方法も解説するので、エサ代を節約したい人も必見です。

    昆虫ゼリーが最も無難

    カブトムシに何をあげるか迷ったら、昆虫ゼリーを選ぶのが最も無難です。昆虫ゼリーはカブトムシに必要な栄養を考えて作られており、カブトムシが好むような味付けに調整されているためです。

    昆虫ゼリーのメリットは、栄養バランスだけではありません。昆虫ゼリーは腐りにくく、容器を取り換えるだけでよい点も、夏に飼育する上では便利です。

    昆虫ゼリーには、高たんぱくのタイプや黒糖での味付けがされているタイプなど、いくつか種類があります。どれを選んでも問題はないので、好みで選ぶとよいでしょう。

    カブトムシに与えてはいけないエサ

    カブトムシに与えてはいけないエサは、はちみつです。はちみつは確かに糖分が高いものの、それ故に粘度が高く、口の周りで固まってしまう恐れがあります。もし、はちみつをあげる場合は、水で薄めて脱脂綿に湿らせて与えましょう。

    また、水分を多く含む食材も与えないことをおすすめします。水分を取りすぎると排尿が多くなり、ケース内部が汚れて清掃の手間がかかるためです。

    水分の多い食材には、スイカやキュウリ、メロンなどが挙げられます。健康に大きな害はありませんが、主食には適さないため、他にエサがない場合の一時的な代替として与える程度にしましょう。

    カブトムシのエサは自作も可能

    カブトムシの好物である樹液に似たエサを作ることも可能です。手作りのエサの一例を挙げると、材料は以下の通りです。

    • 砂糖
    • 焼酎

    作り方は簡単で、水と砂糖を混ぜて煮込み、焼酎を入れれば完成です。完成した液体を脱脂綿に含ませて与えましょう。ゼリー状にしたい場合は、液体が熱いうちにゼラチン5gを加えて混ぜ、冷ますと固まります。

    ただし、栄養が偏りやすい点には注意が必要です。基本は昆虫ゼリーを与え、切らしてしまったときの代替案として考えておくのがよいでしょう。

    カブトムシにおすすめの昆虫ゼリー

    ここでは、カブトムシにおすすめの昆虫ゼリーを2つ紹介します。どれを買うか迷った場合は、以下のアイテムを選んでみましょう。

    KBファーム「プロゼリー」

    味と使い勝手を両立している昆虫ゼリーです。プロブリーダーのニーズに応えるべく、たんぱく質をはじめ、カブトムシに必要な栄養分がバランスよく配合されています。

    普段の食事はもちろん、ペアリングや産卵の促進などにもおすすめです。ゼリーの中身は樹液に近い状態に作られており、液だれを起こしにくくなっています。

    開封後時間がたつと腐ってしまいますが、保存料が入っていないためであり、カブトムシにとって優しい成分でできています。クワガタにも対応しており、100個入りならシーズン中に買い替える必要がない点も便利です。

    マルカン「サムライ フラット55」

    昆虫が好む黒糖風味をベースにしたゼリーです。カップは口が広く、深さは浅めに作られているため、カブトムシだけでなく、顎の大きいクワガタも食べやすくなっています。

    付属のエサ皿を使えば、ゼリーを固定できるのもうれしいポイントです。カブトムシのエネルギー源であるトレハロースもしっかりと配合されており、与え続ければカブトムシも元気に過ごせるでしょう。

    カブトムシの飼育のコツ

    クワガタとカブトムシ
    参考記事「虫のヒミツ! 飼えばわかる! 虫愛でようぜ! 虫飼い入門

    カブトムシを久しぶりに飼育する人の中には、どのように育てればよいか忘れてしまった人もいるかもしれません。最後に、カブトムシを飼育する上で、最低限気を付けるべきポイントを解説します。

    エサはエサ台に置いてなくなったら交換する

    昆虫ゼリーをあげる場合は、エサ台を置いた方が無難です。エサ台があると、木の代わりになるだけでなく、カブトムシが転倒してしまうのを防げます。もしエサ台がない場合は、できるだけゼリーが水平になるように置いてあげましょう。

    エサの交換頻度はとくに決まっていませんが、ゼリーがなくなったタイミングで交換すれば問題ありません。ゼリーがまだ残っていても、汚れが目立つときは交換してあげた方が親切です。果物をエサとして与える場合は、腐ったら交換するようにしましょう。

    温度管理は常温をキープする

    カブトムシの飼育環境は、種類にもよりますが20~25℃の常温が適しています。カブトムシは夏の昆虫ではあるものの、暑さには強くありません。

    夏場であってもベランダで飼育するのではなく、直射日光の当たらないエアコンの効いた室内に入れてあげましょう。長生きさせたいのであれば、30℃超えの環境に置いておいてはいけません。

    冬場の適正温度もおおむね同じで、18℃以上が目安です。例えば、外国産のサタンオオカブトやネプチューンオオカブトは、18~23℃が適切とされています。

    まとめ

    木にとまったカブトムシ
    参考記事「カブトムシ採集のイロハを徹底解説!関東のおすすめスポットも紹介

    カブトムシのエサには、栄養バランスに優れた昆虫ゼリーが最も適しています。はちみつや水分の多い果物は避け、もし与える場合は工夫が必要です。

    自作のエサを与えるのもよいですが、栄養面の観点からはあくまで補助的に使う方がよいでしょう。エサ台や温度管理など、基本的な飼育環境を整えることで、寿命にも好影響を与えます。長く元気に育てたいなら、正しい知識でしっかりケアしてあげましょう。

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