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    2025.05.06

    保冷剤は再利用可能!再利用方法やどんな用途に使えるかを解説!

    保冷剤は再利用可能!再利用方法やどんな用途に使えるかを解説!
    食品やお弁当の持ち運びから熱中症対策にまで、暑い時期に大活躍する保冷剤。役目を終えると冷凍庫の奥底にしまったり、処分してしまったりする方も多いのではないでしょうか。今回は、捨てずに再利用できる保冷剤の活用例、そして注意点をご紹介します。

    保冷剤は捨てない!じつは再利用可能!

    保冷剤

    1年を通して重宝する保冷剤。

    食品の劣化を防ぎ、保冷バッグなどと併用すれば冷たい状態で持ち運ぶことができる保冷剤。

    冷やすことに特化したアイテムと思われる保冷剤ですが、実は消臭効果や保温、保水といった機能も有する優れた道具にもなります。

    保冷剤としての役目を終えたら、アウトドアや日常生活まで再利用の道が期待できるのです。

    今回は、保冷剤として使うだけではもったいない、保冷剤の再利用の方法をご紹介していきます。

    保冷剤の中身を知ろう

    保冷剤

    冷凍すると固まる。

    保冷剤を常温で手に取ると柔らかい感触があるジェル状のものが入っています。

    これは高吸水性ポリマーと呼ばれるもので、水分を給水するとゲル状になる性質があり、保冷剤の特長のひとつです。

    高吸水性ポリマーによって優れた保冷効果を発揮し、食品を熱による傷みを防止してくれるのです。

    保冷剤の中身には抗菌・防腐などの効果があるものもあり、紙おむつや生理用品にも使われています。

    保冷剤の基本用途

    山ごはん

    日帰りのキャンプや登山では保冷剤が重宝する。

    その名の通り、保冷剤には温度管理に関わる用途が基本となります。

    食品・飲料の保冷や夏場に特に活躍するお弁当の保冷をはじめ、熱中症対策にも使われます。

    暑い時期に食品の鮮度を保って持ち運ぶには保冷剤は欠かせず、キャンプにおいては森や海など、自然物を使って保冷が難しい場所では特に必要性が際立ちます。

    サイズによってソロキャンプ向けやグループ向けに分けることができるので、複数持って用途に合わせて使うのがおすすめです。

    保冷剤の再利用例

    消臭剤・芳香剤として再利用

    保冷剤

    中身を出した保冷剤に香りをプラス。

    保冷剤を簡単便利に再利用としておすすめなのが、消臭剤・芳香剤にする方法です。

    使い方は保冷剤の中身を開けて、ガラスなどの器に移して、クローゼットや下駄箱など、気になる場所に置いておくと効果的です。

    アロマオイルなどを加えておけば芳香剤としても機能します。種類を変えて色々な香りを楽しめて、保冷剤とは思えないコストパフォーマンスに驚くこと間違いなしです。

    カイロの代替品として再利用

    ケトル

    温めすぎに注意。

    名前が保冷剤なのであまり思いつかない方法ですが、実は温めてカイロとしても活躍してくれます。

    使い方はとても簡単で、40度C前後のお湯で2分から3分程度、湯煎にかけるだけ。

    温めたカイロをタオルに包んで身体に当てれば、優しい熱を感じることができます。

    目・腰・首・肩など、気になる部位に当ててみると良いです。

    カイロとしての利用で気をつけるのは、電子レンジや熱湯などで温めること。火傷や破裂の危険があるのでやめましょう。

    生花の保水剤

    保冷剤

    機能性も見た目も生花の保水にピッタリ。

    保冷剤の中身である高吸水ポリマーの特長である保水性は、生花の保水剤としても活用できます。

    生花の保水だけでなく、クリアな見た目がインテリアとしても一役買ってくれ、生花を飾る工夫としてもおすすめです。

    涼し気な印象なので、夏に透明の容器に入れてみると良いです。

    保冷剤を再利用したボディケア

    温めれば目元ケアに!

    保冷剤

    タオルで包んで。

    先述のカイロとしての利用の中で特におすすめなのが、40度前後のお湯で温めて、目元に当てケアする方法です。

    1日の活動で疲れた目にソッと当てれば、そのまま眠りに落ちてしまいそうになるほど効果的です。

    毛穴の引き締めにも活躍!

    手ぬぐい

    布は保冷剤活用の幅を広げる。

    夏になると目立ってしまう毛穴。冷やして毛穴を引き締めることで汚れ防止をはじめとした効果が期待できるのですが、保冷剤はこの毛穴引き締めに活躍します。

    冷やした保冷剤をタオルで包んで気になるところに当てるだけ。また夏には火照った肌を鎮めるのにも効果的です。

    保冷剤は簡易トイレに再利用できる!

    トイレ

    山中に設置されたトイレ。一時利用不可や撤去になることも。

    緊急一時的な利用として、保冷剤の特性を活用して簡易トイレに活用する方法もあります。高吸水ポリマーの保水性・消臭性によって水分を吸収しながらニオイを抑えてくれます。

    とはいえ、あくまで災害やキャンプなどの一時的な利用と考えましょう。

    再利用手順

    保冷剤

    もしもの時に。

    まず、色付きで中の見えないゴミ袋や、ゴミ袋を被せたバケツに保冷剤の中身を入れます。

    準備が整ったら排泄し、保冷剤の中身をさらにふりかけます。

    最後に袋で密閉して完了です。

    保冷剤を再利用する際の注意点

    子供

    子供から離れた場所に置いておこう。

    保冷剤の中身は触っても害があるものではありませんが、誤飲にはくれぐれも注意が必要です。特に小さなお子さんがいる場合は手の届かない場所に置いておくようにしましょう。

    また過度な加熱による利用は先述のとおり破裂や火傷の恐れがあるので、40度C前後で温めるまでにします。

    最後に、連続した再利用で保冷剤を包んでいる袋の耐久性が落ちて不意に破けることがあるので、袋の状況を確認しながら、寿命が来たら処分しましょう。

    保冷剤をかしこく再利用!

    海

    保冷剤を持ってフィールドに出かけよう。

    いかがでしたか。保冷剤は食品やお弁当、身体の保冷だけでなく、多岐にわたって再利用できる便利アイテムです。

    今回ご紹介した他にも、さまざまな再利用法があるので、役目を終えた保冷剤を活用して、かしこく快適な生活をぜひ楽しんでみてください。

    北村 一樹さん

    アウトドアライター

    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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