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使用シーンで変わる水筒の選び方
日常使いをするのか、スポーツやアウトドアで使用するのかによって、適した水筒は変わってきます。まずは、水筒選びのポイントとなる『容量』『素材』『携帯性』について確認しておきましょう。
水筒選びのポイント
用途に合う容量を選ぶ
水筒の容量を決める際は、シチュエーションごとに必要な水分量を考えることが大切です。
- 0.5L以下:普段使いや2個持ち用
- 0.75~1.2L:スポーツやアウトドア
- 1.5L以上:登山など長時間のレジャー
日常的に使用する場合は、0.5〜1L程度の容量が便利です。学校やオフィスなどで使用するなら、飲みきれる量や補充のしやすさを考慮して選びましょう。
一方、アウトドアやスポーツシーンでは、より多くの水分を必要とします。季節によっても変わりますが、少なくとも1L以上の容量を持つ水筒が適しています。
また、登山のように長時間水分の補充ができないシーンや、大人数のピクニックでは、さらに容量の大きい1.5L以上の水筒を持っていた方が安心です。
素材をチェックする
水筒の素材に使われるのは、主に『ステンレス』『プラスチック』『シリコン』の3種類です。それぞれの特徴は、以下の通りです。
- ステンレス:耐久性・保温性・保冷性に優れるが重い
- プラスチック:軽量だが保温性や耐久性は低い
- シリコン:軽量で丈夫だが保温性・保冷性は低い
ステンレス製の水筒は保温・保冷能力が高く、耐久性も抜群ですが、重量が重くなる傾向があります。プラスチックやシリコン製の水筒は、軽量で持ち運びやすい一方で、保温・保冷性には期待できません。
また、水筒本体だけではなく、細かいパーツにも注目しましょう。特に、飲み口の素材は飲みやすさや洗いやすさに関わるため、必ず確認しておきたい部分です。
持ち運びやすさも重要
アウトドアやスポーツでの使用の際には、持ち運びのしやすさが重要です。常に携帯しておくなら、スリムな水筒が適しています。大容量の水筒は、ハンドルやストラップが付いていると便利でしょう。
アウトドアでは、軍手をはめたまま水分補給をすることもよくあるため、握りやすい形状の水筒や、表面に滑りにくい加工がしてある水筒が扱いやすいかもしれません。
また、1.5Lを超える大容量の水筒は、毎回持ち上げて飲むにはやや重いと感じる人も多いでしょう。その場合は、小さい水筒と2個持ちにして、補充用と携帯用を使い分けるのがおすすめです。
【0.5L以下】コンパクトなおすすめの水筒3選
バッグにすっぽり収まるコンパクトな水筒は、小まめな水分補給にとても便利です。ここでは、0.5L以下で持ち運びやすい、おすすめの水筒を3個紹介します。
モンベル「アルパインサーモボトル アクティブ 0.5L」
優れた保温効果で評判のモンベルのアルパインサーモボトルシリーズの中で、コップを使わずに直接飲めるキャップを備えたモデルです。 保温は95度Cのお湯が6時間後に68度C以上、保冷は4度Cの冷水が6時間後に8度C以下と高い保温・保冷効力を誇ります(室温20度C ±2度Cの条件下)。
本体重量が221gと軽量なので、アウトドアだけではなく職場のデスクなどでの普段使いとしても重宝するアイテムになるでしょう。
mont-bell(モンベル) アルパインサーモボトル アクティブ 0.5L
サイズ:直径6.8×23.8cm 重量:247g 容量:0.5L
▼参考記事
シグ「ジェムストーン 0.5L」
高度な保温保冷機能を持つ真空2重構造の水筒です。オーソドックスなコップ付き水筒なので、飲み物をシェアできるのがいいですね。
シンプルなシルバーが格好よく、凹みで滑りにくいのもうれしいポイントです。
SIGG(シグ) ジェムストーン 0.5L
サイズ:直径6.8×高さ23.8cm 重量:290g 容量:0.5L
▼参考記事
サーモス「真空断熱ケータイマグ JOS-400」
高い保温・保冷性能を誇る、容量約0.4Lのコンパクトな水筒です。真空断熱技術により、冷たい飲み物は冷たいまま、温かい飲み物は温かいまま長時間キープできます。
『キャリーシリーズ』の一つで、フタ部分に付いているキャリーループがポイントです。例えば、パソコンを持って会議室に移動するシーンでも、ループを指に引っ掛けておけるので、空いた片手でスマートにドアを開けられます。
キャリーループはフタの上に倒して収納できるので、バッグの中で邪魔になることもありません。
THERMOS(サーモス) 真空断熱ケータイマグ JOS-400
サイズ:約幅7.5×奥行き8.5×高さ17cm 重量:約200g 容量:0.4L
【1L前後】中容量のおすすめの水筒4選
アウトドアから日常使いまで1個で対応するなら、持ち運びやすく容量も十分な1L前後の水筒が便利です。耐久性やデザイン性に優れ、使用シーンを選ばないおすすめの水筒を紹介します。
サーモス「【山専用】ステンレスボトル FFX-901」
厳しい環境下での使用を想定した、山でのレジャーに特化した水筒です。容量は約0.9Lで、日帰りの登山にちょうどよいサイズです。
ボトル部分に取り外し可能なシリコン製のリングが付いていて、グローブをしたままでも滑りにくくなっています。リングやボトルの底に付けるカバーを含めて約390gという軽さで、長時間のアクティビティでも負担になりません。
キャップはシンプルなスクリュー栓で洗いやすく、ドリンクにハチミツ・砂糖を入れた後のお手入れも簡単です。
THERMOS(サーモス) 【山専用】ステンレスボトル FFX-901
サイズ:8.0×8.0×30.0cm 重量:390g 容量:0.9L
サーモス「ステンレスボトル ROB-001」
容量約1.2Lと日常使いはもちろん、軽めのアウトドアにも最適な水筒です。じか飲みではなくカップを使用するタイプなので、大勢でシェアするときにも使いやすいでしょう。
魔法びん構造になっており、保温・保冷性能にも抜かりはありません。80℃以上の高温を約6時間キープできるため、ピクニックやお花見でも熱々のコーヒーやスープを味わえます。
ボトルにハンドルが付いているので持ち運びやすく、カップに注ぐときもポットのように使用できます。スクリュー栓を用いたシンプルな構造なので、洗うときの手間を省けるのもメリットです。
THERMOS(サーモス) ステンレスボトル ROB-001
サイズ:11.0×9.5×31.5cm 重量:700g 容量:1.2L
サーモス「真空断熱スポーツボトル FJU-1000」
スポーツシーンで使用するなら、じか飲みできる水筒がおすすめです。真空断熱技術により長時間の保冷が可能で、運動後にキンと冷えたドリンクでリフレッシュできます。
飲み口のパーツは全て分解できるので、細部まできれいに洗って清潔に保てます。各パーツもボトル本体も食洗機対応となっているため、疲れ切った日はパーツを分けさえすれば、後は食洗機に任せればOKです。
また、真夏には溶けにくい市販の氷を使う人もいますが、水筒に入らないことがよくあります。こちらの水筒なら口径が約5.4cmあるので、大きな氷でもそのまま入れられるでしょう。
THERMOS(サーモス) 真空断熱スポーツボトル FJU-1000
サイズ:8.5×9.0×27.5cm 重量:400g 容量:1.0L
スノーピーク「オーロラボトル800 オーシャン」
リサイクルチタンとバイオマスプラスチックで作られた、環境に優しい水筒です。オーロラのようなグラデーションカラーが美しく、持っているだけで楽しい気分になれます。
容量は約0.8Lとやや小さめですが、その分軽量で持ち運びやすく、女性や子どもでも扱いやすいサイズ感です。
保温・保冷機能はないため、常温の水を持ち運びたいときに役立ちます。洗練されたデザインが目を引く、スノーピークらしいアイテムです。
Snow Peak(スノーピーク) オーロラボトル800 オーシャン
サイズ:直径8.0×高さ23.0cm 重量:150g 容量:0.8L
【1.5L以上】大容量のおすすめの水筒2選
暑い夏場や長時間のアクティビティなど、たくさんの水分が必要になるときは、大容量の水筒を用意しておきましょう。アウトドアやスポーツの際に役立つ、1.5L以上の水筒を2個紹介します。
サーモス「真空断熱スポーツジャグ FJQ-2000」
スポーツをはじめ、ピクニックやスポーツ観戦など、幅広いシーンで活躍する水筒です。耐久性があり、アウトドア用品としても適しています。
真空断熱技術により、暑い夏でも長時間冷たさをキープしてくれます。約2Lの大容量なのでリュックへ入れるには不向きですが、しっかりしたハンドルが付いているので移動には困りません。
じか飲みタイプなので、ワンタッチでキャップを開けた後は、両手持ちでグイグイ飲めます。中身をたっぷり入れるとだいぶ重くなりますが、小学校高学年くらいになれば1人で扱えるでしょう。
THERMOS(サーモス) 真空断熱スポーツジャグ FJQ-2000
サイズ:16.0×13.0×30.0cm 重量:900g 容量:2.0L
モンベル「フレックス ウォーターパック 1.5L」
容量約1.5Lの、ソフトタイプのウォーターパックです。耐久性のあるポリエチレン素材で作られていて、アウトドアでも気兼ねなく使用できます。
お湯を入れたり、冷凍したりできることが魅力です。暑い夏はパックごと凍らせておくと、冷たいドリンクを飲めるでしょう。
使わないときはコンパクトに折り畳んでおけるため、収納スペースを取りません。空になった後は小さくまとめておけば、リュックの中のスペースに余裕ができます。
なお、別売りの『フレックス ウォーターパック ドリンクチューブ』を取り付ければ、リュックに収納したまま歩きながら水分補給することも可能です。
mont-bell(モンベル) フレックス ウォーターパック 1.5L
サイズ:高さ28.5×幅14.5cm 重量:67g 容量:1.5L
子どもにもおすすめの水筒2選
子ども用の水筒は、軽量で扱いやすいことが重要です。子どもたちが学校やお出かけに持って行きやすい、おすすめの水筒を2個ピックアップしました。
タイガー「真空断熱ボトル MTA-A 0.35L」
容量は約0.35Lで、5~6歳の子どもが遠足などで持つのにちょうどよいサイズです。真空断熱構造で、保温性能も大人用水筒と変わりません。
栓とパッキンには、細菌の増殖を約99%以上抑える抗菌加工が施されています。ボトル内側は汚れやにおいが付きにくくなっているため、清潔に使用できるでしょう。
カバーはストラップ付きで、肩から提げれば両手を空けられます。カバー外側にはファスナー付きのポケットがあり、ミニタオルのような小物を収納しておけます。
タイガー 真空断熱ボトル MTA-A 0.35L
サイズ:7.5×8.5×18.9cm 重量:310g 容量:0.35L
サーモス「まほうびんのベビーストローマグ/FJT-250B」
3歳くらいまでの子どもは、水筒のじか飲みが苦手なことも少なくありません。出先で使うなら、ストロータイプを用意しておくと安心です。
こちらは容量約0.25Lで、小さな子どもも楽に扱えるサイズ感です。飲み口の部分はシリコン製で柔らかく、生後9カ月ごろから使用できます。
真空断熱構造のため保温・保冷効果が高く、飲み物を適切な温度で保つことができます。また、分解して洗えるので、清潔に保ちやすいのもポイントです。
THERMOS(サーモス) まほうびんのベビーストローマグ FJT-250B
サイズ:12.5×8.0×13.0cm 重量:200g 容量:0.25L
まとめ
水筒は、容量・素材・携帯性を考慮して選びましょう。レジャー用なのか日常使い用なのか、どのようなシーンで使うのか明確にしておくと、適した水筒を選びやすくなるはずです。
熱いコーヒー・冷たいドリンクを入れることや、飲み物が傷みやすい夏場の使用を考えると、保温・保冷性能の高いものがおすすめです。
使いやすい水筒は、自然と手が伸びるようになります。自分に合った水筒を見つけて、小まめな水分補給を心がけましょう。