寒い季節にも対応する冬用ダウンモデルや、使い勝手のいい化繊タイプ、汎用性の高いものなど、BE-PALおすすめの人気モデルをチェックしよう。モンベルの寝袋の魅力や、寝袋の選び方も解説する。
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日本生まれのアウトドアブランド「モンベル」

日本発の大人気アウトドアブランド「モンベル(mont-bell)」。その人気の理由やブランドヒストリーをおさらいしておこう。
(BE-PAL 2023年4月、2024年2月号より)
世界にその名を轟かせる総合アウトドアメーカー
1975年、辰野勇氏は28歳にしてモンベルを設立。"Function is Beauty(R)"(機能美)と"Light&Fast(R)"(軽量と迅速。製品が軽量であればそれだけ迅速に行動でき、天候悪化や危険なエリアを早く抜けることができる)をコンセプトに商品開発を行なっている。
ラインナップはウェアから登山靴、テント、寝袋、カヤックまで。ここまで幅広く展開しているブランドは世界でも稀だ。数多いアイテムの中、最初のヒット商品は多雨多湿で寒暖差が激しい日本の気候に合った寝袋とレインウェアだった。このふたつは、今も同社の顔といえる存在で、充実のラインナップを誇る。
国内直営店は125店舗(2024年2月時点)。商品を販売するだけでなく、使い方や遊び方、宿泊から保険まで幅広くサポートしてくれるのも魅力。近年は地方との関係を深め、アウトドアを通じた地域活性化に取り組み、地方自治体や企業、教育機関などと包括連携協定を締結することで、地域の魅力発信、自然体験やエコツーリズムの促進など、多方面で提案している。

寝袋やマットは、専用の台の上に広げて、寝心地やサイズ感を試すことができる。参考記事「日本全国125店!全国で展開されている「モンベルストア」早わかりガイド」
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独自技術で快眠!モンベルの寝袋の特徴を解説
寝袋は、モンベルを代表するギアのひとつ。その特徴や魅力を、モンベル設立者・現会長の辰野勇さんや、愛用者のアウトドアライター・北村一樹さんにうかがった。
(BE-PAL 2026年4月号等より)
時代の変化に合わせて快適性を追求するモンベル

1975年、28歳にしてモンベルを設立した、現会長の辰野勇さん。
モンベル設立の翌年に発売されたのが、モンベルの原点となる“ダクロン・スリーピングバッグ〟。当時は綿を詰めるのも手作業で行なわれていた。モンベルの知名度をグンと上げたのが、その“綿”だ。
「会社を設立する前、繊維商社で働いていて、素材知識を培いました。その縁で、米国のデュポン社が開発した“ダクロンホロフィルⅡ”という中空ポリエステル繊維に出会いました」
これまでは羽毛の寝袋はあったが、濡れるとぺちゃんこになり、なかなか乾かない。化繊もあったが、疎水性はあって濡れてもぺちゃんこにはならないものの、かさ張って小さくならず、携行に不向きだった。それを一気に解消してくれたのが、ダクロンホロフィルⅡだったのだ。
「軽量でコンパクトになって、なおかつ濡れてもすぐ乾き、温かい。まさに魔法の素材でした」
ポリエステルはコットンと違い、スルスル滑りやすく、打つのが大変だった。それを積層して一定の厚さにし、寝袋に装着。
「とにかく体に密着したほうが温かい。無駄をなくして体に密着させるため、前から入るデザインに。余分に開かないので保温もある。これが大ヒットに」

ダクロン・ホロフィルⅡのタグ。登山者が"小さな"寝袋を担いでいる。
次第にアウトドアという言葉が普及し、アメリカのキャンプ需要に合わせるようにレクタングラー(封筒型)モデルが登場。ファスナーも横開きになり、連結モデルなども登場していった。
「そんななか我々も、軽量コンパクトだけでなく、ある程度快適さもいるよね、となり、狭くても体が動きやすいように、ストレッチ性のある素材を導入し、特許も取得しました。中綿もダクロンからより快適な自社開発のエクセロフトに変更しました」

中綿を高い保温性を持ちながらロフト復元力に優れた"エクセロフト"。
生地の伸縮を妨げないよう斜めにステッチを入れた"スパイラルストレッチ"を2009年に開発。’10年にゴム糸使用の"スーパースパイラルストレッチシステム"も登場した。
2020年には、ダウンを絡めとる特殊な糸を寝袋内に張り巡らすことで、ダウンの片寄りを抑えた"スパイダーバッフルシステム"を開発。ダウンが均一に膨らみ気密性も向上。ブランドコンセプトはそのままに、モンベルは50年前から進化し続けている。
撮影/奥田高文
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愛用するアウトドアライターが解説!モンベルの寝袋の魅力

高いストレッチ性やシームレスなど、革新的な機能を持っているモンベルの寝袋。筆者は、フィールドではいつもモンベルの寝袋を使っている。
動きを妨げない伸縮性で最高の寝心地

スーパースパイラルストレッチ システムと呼ばれる独自の技術は、最大135%のストレッチ性を持っている。就寝中の動きを妨げず、寝心地がとても良いだけでなく、テント内で寝袋に入りながらも動きやすいのが魅力。
そして、寝心地だけでなく保温性が高いのもポイント。アウトドアの活動で大切な衣食住の確保。住環境において大事な眠りの質を高めるには、寝袋の性能が重要だ。
保温性とストレッチ性で、快適な眠りを保証してくれるのがモンベルの寝袋だ。
隔壁をなくして断熱性と寝心地を向上
スパイダーバッフルシステムを採用したモデルを、筆者は冬の登山で愛用している。
従来の寝袋は隔壁を設け、ダウンが移動して片寄らないようにしている。この隔壁が、寝袋の象徴でもあった。スパイダーバッフルシステムはこの隔壁をなくしてもダウンが片寄らないシステムなのだ。
内部を「スパイダーヤーン」と呼ばれる特殊な糸を張り巡らせており、コールドスポットができにくくなっている。冬のテント泊では、寝ている際に背中側が圧迫されて冷えやすいのが筆者の悩みだったが、従来モデルより冷えにくく寝心地が良くなった。
抜群のストレッチ性や高気密性による優れた保温性により、アウトドアで快適で質の高い眠りを提供してくれるモンベルの寝袋。冬の寒さも気にすることなく過ごせる。
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寝袋を選ぶポイント
寝袋を選ぶ際に注目したいポイントを、アウトドアライター・小松優太さんに解説してもらった。用途に合った寝袋の選び方をチェックしよう。
シュラフの形状は主に2種類
寝袋の形状は主に「封筒型」と「マミー型」の2種類。それぞれに特徴があるため、用途にあったものを選ぼう。
マミー型

マミー型のマミーは英語の「ミイラ」を意味し、まるでミイラが入った棺のような形状をしているのが特徴。体にぴったりフィットするような形状をしているため、人によって寝心地の好みがわかれるといえる。
軽量で収納するとコンパクトになるため、電車やバスなどの公共交通機関を利用したキャンプや野外フェス、登山などの荷物に制限がある場合におすすめ。
封筒型

封筒型は文字通り封筒のような長方形をしており、布団のような感覚でゆったりと寝られるのが特徴。また、寝袋内のスペースが広いため、ストレスなく簡単に寝返りをうてる。
同一商品をジッパーで連結できるタイプなら、家族で仲良く一緒に寝ることもできる。 封筒型は収納時のサイズが大きい傾向があるため、車でのファミリーキャンプにおすすめといえる。
温度域に注目
寝袋を選ぶ際は、温度域は見逃せない大切なポイント。たいていの寝袋には、快適使用温度・使用可能温度・限界温度の3つが書かれている。 それぞれの温度域の詳細は、以下の通り。
快適使用温度:一般的な成人女性が、寒さを感じず快適に寝られる温度域。
使用可能温度:一般的な成人男性が、寝袋の中で丸くなって8時間寝られる温度域。
限界温度:一般的な成人女性が、寝袋の中で膝を抱えて丸くなった状態で低体温症による死亡の危険なく6時間耐えられる温度域。ただし凍傷の危険あり。
※上記の定義はEU諸国の統一規格で、大手メーカーが採用している。ヨーロッパの成人男女を基準にした規格のため、日本人にとっては「快適温度」「使用可能温度」でも寒く感じる場合も多いので注意が必要。
これらのなかで、最も重要なのは快適使用温度。快適使用温度は上述のとおり最も快適に使用できる温度を示しており、商品によって異なる。
重視するのは寝心地?持ち運び?
寝心地に大きく関わってくる中綿の素材。寝袋で使われる中綿は化学繊維と羽毛(ダウン・フェザー)の2種類に分けられる。
羽毛が充填された寝袋は寝た際に圧力がかかる背中側が潰れるが、化学繊維の寝袋は潰れにくいため、ふかふかとした感触を味わえるのが特徴。また、水にぬれても保温力が落ちにくいので、結露しやすい環境では化学繊維中綿の寝袋が使用されることが多い。
ただし化学繊維製の寝袋は収納サイズがやや大きくかさばりがちで、若干持ち運びにくい。同じ快適温度域を確保する場合、ダウンと比べると重量も重くなる。
羽毛製の寝袋は、収納すると非常にコンパクトになるため簡単に持ち運べる。車だけでなく、リュックサックに取り付けたり、自転車に積んだりして移動可能。また、エアーマットやインフレーターマットを下に敷くことで、寝心地の向上も十分に図れる。また、同じ重量で比較すると化学繊維中綿の寝袋よりも、保温力が高い。
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「シームレス ダウンハガー800」シリーズ
暖かさと軽さを両立する、高品質な800FP EXダウンを使用したシリーズ。隔壁なしでダウンの偏りを防ぐ、スパイダーバッフルシステム採用している。
(BE-PAL 2024年1月、2026年1月号より)
mont-bell(モンベル) シームレス ダウンハガー800#1
高品質ダウンを超軽量シェル素材で包んでおり重量866g。独自のストレッチシステムによりやさしく身体の動きにフィットし、快眠をサポートする。
ダウンが偏りにくい独自のスパイダーバッフルシステムを採用。保温性、伸縮性、軽さ、コンパクトさなど、欲しい機能を凝縮している。
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mont-bell (モンベル) シームレス ダウンハガー800 #3
隔壁がなくてもダウンの偏りを防げる「スパイダーバッフルシステム」という独自構造を採用。快適温度は4度C、マイナス1度Cまで使用可能。一年を通して使えるトータルバランスに優れたモデルだ。
暖かさと軽さを両立する800FP EXダウンと、はっ水加工を施した超軽量シェル素材を組み合わせた軽量スリーピングバッグ。ダウンが片寄りにくい革新的な独自構造を持つ。
表面にステッチの針穴がほとんどないため冷気が侵入しにくく、全体的に縫い目が少ないので軽量性にも優れているのがポイント。

生地を斜めに使うことで最大120%もの伸縮率を実現。
撮影/永易量行
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「シームレス バロウバッグ」シリーズ
化繊シュラフシリーズの人気モデルも紹介。表に縫い目がでないシームレス構造で、保温性にも優れている。
(BE-PAL 2025年1月号より)
mont-bell (モンベル) シームレス バロウバッグ #3
表地に縫い目が出ないシームレス構造、高い保温性と防風性を誇る化繊シュラフシリーズ。夏の高山から冬の低山キャンプまで、一年を通して使えるトータルバランスに優れたモデル。水濡れにも強いのでタープ泊などにも。
表に縫い目がでないシームレス構造で、中綿のロフトは高いまま。縫い目からの放熱も防げるといいこと尽くめ。
3種類のポリエステル繊維を組み合わせたシート状のオリジナル中綿「エクセロフト」を、30Dスーパーマルチ・ポリエステル・タフタで挟んでいて、万一、濡らしても保温力はキープ。
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「 O.D.スリーピングバッグ」シリーズ
マミー型と封筒型のメリットを組み合わせたシリーズ。フィット感と開放感を兼ね備え、快適な睡眠をサポートしてくれる。
(BE-PAL 2023年5月~2024年4月号より)
mont-bell (モンベル) O.D.スリーピングバッグ #3
マミー型と封筒型の特徴を組み合わせたスリーピングバッグ。伸縮率最大125%と、フィット感がありながら窮屈さもなしで寝返りも楽々。L字型ジッパーで大きく開き、布団のように使用することもできる。
「スーパースパイラルストレッチシステム」という独自構造を採用。糸ゴムの収縮により、寝袋に余分な空間ができず、保温性を保つ。同時にこの伸びが体の動きを妨げない。足先が蒸れるときは下側だけ開ければベンチレーションの役目も果たす。
撮影/山本 智
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mont-bell(モンベル) ダウン O.D.スリーピングバッグ #0
マミー型のフィット感と封筒型の開放感を両立した、寝心地も抜群な厳冬期モデル。L字型ジッパーを全部開けば布団のように使うこともできる。
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mont-bel(モンベル) ダウン O.D.スリーピングバッグ #3
マミー型と封筒型のいいとこ取り寝袋。伸縮率最大125%とフィット感がありながら、窮屈さもなく寝返りもスムーズ。L字型ジッパーを全開放すれば布団のようにも使える。
ヒートロスの大きい頭部と首回りはしっかり保温しつつ足元はゆったりしていてストレスがない。寝相が悪くてもこれなら安心だ。
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こちらもおすすめ!ブランケットにもなる寝袋やキッズモデルも
ブランケットにもなる汎用性の高いモデルや、モンタベアをモチーフにしたキッズ用寝袋など、ユニークなモデルも必見。もちろん機能性も抜群だ。
(BE-PAL 2025年2月、2025年6月号より)
mont-bel(モンベル) ダウン スリーピングラップ #5
長方形の簡易スリーピングバッグは、汎用性が高く、ブランケットやインナーシーツとしても使える。
掛けたり羽織ったり幅広く使える。ホックとドローコードで、体にフィットさせることも可能だ。
撮影/三浦孝明
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mont-bell (モンベル) バロウスーツ モンタベア Kid’s 150
どんどん気にせず洗濯できるエクセロフト®の中綿は、何かと汚しやすい子どもに適している。小柄な人ならば、大人でも使えないことはない! 120㎝サイズもある。
モンタベアをモチーフにした子ども用スリーピングバッグ。袖付きで手が自由に動かせ、就寝時は袖から腕を抜いて身頃に入れられるよう、袖付け幅を広めに設計している。
中綿には湿気や濡れに強く、耐久性に優れたエクセロフトを使用。袖口はサムエシステムによりゴムで絞れ、足元のジッパーで温度調節も可能。汚れても自宅で洗濯できるため、お手入れも簡単。
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