
トルティーヤチップスは、トルティーヤをカットして少量の油で揚げ焼きにするだけ。揚げたては、カリッと香ばしくクセになるおいしさです。
さらに、揚げたチップスでもう一品。メキシコの家庭料理「チラキレス」を作ります。
チラキレスは、トルティーヤチップスのおじやともいえる料理で、ソースを吸ってやわらかくなったチップスは、どこか懐かしい食感で、まるで”大人の駄菓子”。ワクワクするおいしさです。
一度は試してほしい!揚げたてトルティーヤチップスとおすすめの食べ方「チラキレス」
チラキレス(Chilaquiles)は、メキシコの伝統的な家庭料理です。トルティーヤチップスをサルサ・ロハで軽く煮込んだ、シンプルながら味わい深い料理です。
本場メキシコでは、朝食やお酒のあとのシメとして人気の一皿です。なかには、チラキレスを食べるために、わざわざチップスを揚げる人もいるのだとか。トルティーヤチップスは多めに揚げておくのをお忘れなく!ここでは、トルティーヤチップスとチラキレス、そしてどちらのメニューにも欠かせないサルサ・ロハの作り方を紹介します。

トルティーヤは市販のものを使用しました。
【トルティーヤチップスのレシピ】

今回使用した材料です。砂糖やアガベシロップなどの甘味料を絡めてもおいしいです。
【材料】
- 市販のトルティーヤ 食べたい分だけ
- 揚げ油(こめ油など) 適量
- 塩 少々
<下準備>
- トルティーヤを三角形になるようにカットします。

トルティーヤを放射状に8等分しました。好みの大きさにカットしてください。ソースをすくいやすい大きさにすると食べやすいので、おすすめです。
<作り方>
(1) 鍋に油を入れて中火で熱します。
(2) 油が温まったら、カットしたトルティーヤを加え、カリッとするまで揚げ焼きします。

オイルは、トルティーヤ1枚分で、大さじ1程度でOKです。
(3) こんがり色づいたら取り出し、軽く油を取り、熱いうちに塩で味付けをします。

揚げたてはシンプルに塩だけで。そのほか、サルサやワカモレ、アウトドアスパイスなどお好みで。
次に、トルティーヤチップス、チラキレスに使用する万能ソース、サルサ・ロハの作り方を紹介します。
【サルサ・ロハのレシピ】

使用した材料です。
【材料】作りやすい分量
- トマト 大1個
- 玉ねぎ 1/4個
- にんにく 2~3片
- 鷹の爪 2~3本
- パクチー 2枝分
- 塩 小さじ1
<下準備>
- にんにくは、皮を剥きます。
- トマト、玉ねぎは1/4程度にカットします。
- パクチーは荒く刻みます。
<作り方>
(1)フライパンにトマト、玉ねぎ、にんにくを入れ、中火で焼き色がつくまで炒めます。途中、鷹の爪を入れ、全体に軽く塩を振ります。

オイルを使わずに野菜を焼きます。
(2)すり鉢に移し、潰します。

すり鉢やチョッパーなどで潰します。フードプロセッサーを使ってもOKです。
(3)刻んだパクチーを加えてさらに潰し、全体を混ぜ合わせます。

塩で味をととのえます。
トルティーヤチップスの軽い煮込み【チラキレスのレシピ】

使用した材料です。
【材料】
- トルティーヤチップス 15枚程度
- サルサ・ロハ 大さじ2
- スープの素(チキンや好みのもの) 適量
- 水 100~150ml
- 玉ねぎ(アーリーレッド) 適量
- パクチー 適量
- チーズ(好みのもの) 適量
<作り方>
(1) フライパンにオイルをひいて中火で熱し、トルティーヤチップスを炒めます。

軽く炒める程度でOKです。
(2) スープの素、水、サルサ・ロハを加えます。

サルサ・ロハの量はお好みで調整してください。

好みですが、チーズはたっぷりかけるとおいしいです。
(3) 玉ねぎやパクチーを散らします。

辛めのソースが染みて、ふにゃっとやわらかくなったトルティーヤチップスは、どこか懐かしく病みつきになる味です。
チラキレスでほっこりシメる
チラキレスは、寒い季節のアウトドアのシメにもぴったりなホットメニューです。食材の組み合わせ次第で自由にアレンジできるのでさまざまな味が楽しめます。
メキシコでは、お酒を飲んだあとのシメとしてはもちろん、アボカドやサワークリーム、チーズや目玉焼きなどを添えて、朝食やブランチにも親しまれています。
揚げたてチップスにサルサロハをたっぷり絡めて楽しんだ翌朝は、チラキレスにするのもおすすめ。好みの組み合わせで、ぜひ試してみてください。
