君は「フォッサマグナ」を見たか!?
糸魚川ジオパーク(新潟県)
1986年の三原山噴火により流れ出した溶岩の跡はいまも残る。1億年前に陸上で噴火した噴出物からできた断崖絶壁「親不知」。
糸魚川ジオパークでは、日本列島を形づくった地球の動きを目にできる。2000万年前、東日本と西日本はここ糸魚川周辺を境に海で隔たれていた。海の中にあったその溝に長い年月をかけて新しい地層がたまり、本州は現在の形になったといわれている。この大きな溝の名残がフォッサマグナ(ラテン語で「大きな溝」の意味)。有名な親不知の断崖や、フォッサマグナの西縁となる糸魚川-静岡構造線など地球の造山活動を目の当たりにできる。
4億年前の地層が間近に見える糸魚川-静岡構造線。
親不知海岸では、山から流れ出してきたヒスイを観察できる。