ポータブル電源を冬のファミリーキャンプに持って行ったら…どこまで寒さをしのげるのか
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • キャンプ

    2024.12.10

    ポータブル電源を冬のファミリーキャンプに持って行ったら…どこまで寒さをしのげるのか

    ポータブル電源を冬のファミリーキャンプに持って行ったら…どこまで寒さをしのげるのか
    年々注目度が上がるポータブル電源。今回は冬キャンプでの活用法をレポート!テスターは家族5人での冬ファミキャンは初めて、という佐藤ファミリー。

    「超大容量の2000Whモデルを持ってきました! 家電でどこまで冬の寒さをしのげるか、楽しみですね」

    ポタ電は冬キャンの救世主!布団乾燥機で寝袋を暖めることもできた

    image

    テスター 佐藤ファミリー 左から、長女:衣音ちゃん、長男:稀月くん、父:旅宇さん、次男:すばるくん、母:恵さん。神奈川県在住の旅行好きファミリー。一家そろってのキャンプは夏限定で、冬は旅宇さんだけのソロキャンが多い。冬キャンでは薪ストと寝袋だけで暖を取る。

     
    今回は、ホットカーペットとローテーブル&寝袋でカスタムしたこたつを持ち込み、ごろ寝もできる居間を作った。

    「複数の暖房を長時間動かせるのはさすが大容量。家族みんなが暖を取れるから、まるで家にいる気分。子連れにとって、火を使わずに済むのも安心です」
     
    布団乾燥機で寝袋を暖めるのもキャンプでは新鮮!

    「体を入れて寝袋内が体温で温まるまでの“さむ〜いタイムラグ”がなく快適でした」
     
    また、掛け敷き兼用の電気毛布なら使える場所が広がり、「薄着で寝袋に入っても体が冷えず、朝までぐっすり眠れました」と太鼓判を押した。

    「薪を使うキャンプも楽しいですが、家にある家電を持ち込んで快適性を大幅に高めるポタ電は、冬キャンの救世主です」と、子供たちも終始にぎやかな佐藤ファミリー。初の冬キャンプは大成功に終わった。

    試したポタ電はブルーティ/AC200P

    ¥169,800
    容量:2000Wh
    定格出力:2000W

    Step1
    冬キャンプでポタ電を使うメリット

    バッテリー類などを急速充電

    気温の低い冬キャンプではスマホやカメラ、ライトなどのバッテリーの減りが早くなる。ポタ電があれば電池が切れてもすぐに充電できるので安心。

    調理家電で料理が楽チン

    灯油やホワイトガソリン、焚き火を使う野外調理は手間暇がかかる。ポタ電があればすぐに加熱でき、つまみや軽食も簡単に作れる。

    暖房の幅が広がる

    キャンプ道具だけだと、体を暖める方法は限定的。電気の力を借りれば、電気毛布やホットカーペットなど暖を取る手段が格段に広がる!

    Step2
    ファミキャンのポタ電選び

    AC出力が2口以上

    暖房や調理のほか、家族それぞれがいろんな機器の充電にポタ電を使う。特に家庭用コンセントと同じように使えるAC出力は多めに確保しよう。

    定格出力1500W~

    定格出力とは、ポタ電が安定して供給できる電力の最大値。消費電力がこの数値を超える家電は使えない。1500W以上あれば大抵の家電は動く。

    容量1000Wh~

    容量が大きいほど多くの電力を蓄えておけるので、家電を長時間使い続けられる。用途によるが1泊のファミキャンでは1000Whあると心強い。

    Step3
    押さえておきたい冬キャンプの快適ポイント

    Point 1
    幕体はスカート付きを使う

    テントにスカートが付いていると、幕下から入り込む隙間風や冷気の遮断に役立つ。テント内の保温性も向上する重要機能だ。

    image

    雨風や雪、虫などの侵入を防げるので年中使える。巻き上げられるタイプが使いやすい。

    Point 2
    脱ぎ着しやすい服を持っていく

    テントの中が熱くなったらアウターなどを一旦脱ぎ、寒くなったら再度身に着ける。マメな脱ぎ着で汗を抑えると汗冷え防止に。

    Point 3
    全パネルを閉めて断熱効果をプラス

    パネルを閉め切ると外からの冷気を防げ、テント内の暖気が逃げにくい。暖房効率も上がるので、ポタ電の容量節約にもなるぞ!

    冬キャンプがさらに快適に! 暖房を使った裏ワザもあり

    ホットカーペットは3層にすれば小温度でOK

    image

    グラウンドシート、2畳用ホットカーペット、ラグの順で重ねたら中はぬくぬく。カーペットは小温度(200W前後)でも十分暖まり省エネに。

    image

    電気毛布は敷く・掛けるで使い分け

    image

    消費電力が少なく確実に暖を取れる電気毛布は冬キャンプの必需品。膝がけや肩がけだけでなく、コットやマットに敷いても使えるので使い勝手がいい。

    image

    寝袋は布団乾燥機&電気毛布を使い同時進行で暖める

    image

    動作音約50dBの布団乾燥機は周りを気にせず使える。寝袋1本目は乾燥機、2本目を電気毛布を入れると効率的に家族分を暖められる。

    ファミキャンでこの使い方は要注意

    直射日光に当たる場所はバッテリーの劣化に

    日差しが強い場所にポタ電を長時間置くと、電池の漏液や発熱を引き起こしやすい。高温の車内に放置しても同様で電池劣化の原因に。タープ下やテント内の日陰で使うようにしよう。

    地面にじかに置いておくと放射冷却で濡れやすい

    晴天の夜間は、地面の熱が空に逃げて地表が急激に冷える放射冷却に注意。結露がポタ電を濡らすことがある。地面に直接置かず、ラックやテーブルの上、テント内などに置いて対策したい。

    ファミリー用の調理家電は高出力!

    image

    ホットプレートやIHコンロは消費電力1200W超えが多く、調理家電の中でも特に電気を食う。容量2000Whのポタ電でも連続80分で電池切れに。カセットコンロなども併用したい。

    ホットプレートにはヒーター式とIH式があり、前者のほうは予熱時間が長く電気も多く消費する。

    ※協力/sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき
    https://camp.sotosotodays.com/yamanakako-misaki/

    ※構成/大石裕美 撮影/三浦孝明

    (BE-PAL 2024年12月号より)

    NEW ARTICLES

    『 キャンプ 』新着編集部記事

    千葉のおすすめバーベキュー場13選!予約不要や無料のスポットも

    2025.01.20

    富士山を間近に見られるおすすめのキャンプ場11選!穴場もチェック

    2025.01.19

    湯シャンのやり方とは?キャンプで行うメリット・デメリットも解説

    2025.01.12

    寒さ対策は忘れてはいけない!知っておきたい対策方法を網羅!

    2025.01.11

    雪中キャンプを楽しもう。必需品やおすすめのアイテムをチェック

    2025.01.03

    おしゃれな焚き火ポンチョを紹介。メリットや選び方のポイントは?

    2025.01.02

    冬キャンプの必需品13選!テントから防寒着・防寒アイテムまで紹介

    2024.12.28

    道の駅に隣接しているおすすめキャンプ場5選! 食材がすぐ手に入るし外食にも行けるのだ

    2024.12.23