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    2024.11.04

    シマノ、DUELほか日本古来の釣り道具「エギ」の進化ぶりを解説!アオリイカにはこれだ

    シマノ、DUELほか日本古来の釣り道具「エギ」の進化ぶりを解説!アオリイカにはこれだ
    日本古来のルアーを使用し、アオリイカをメインターゲットとする釣り、エギング。
    ルアーであるエギの発祥は江戸時代ともいわれるほど歴史ある釣りですが、近年ではそんなエギの進化も目覚ましいものがあります。
    この記事ではオーソドックスなタイプのエギに加え、これはと思うような進化を遂げたエギを2種類紹介します。

    独特のフォルムを持つルアー「エギ」

    筆者私物のエギ3種

    独特な形状や外部に設けられたオモリなど、古来からある姿そのまま。

    エギは漢字で餌木とも表記され、日本に古来から伝わるルアー。その発祥は300年前ともいわれます。独特なフォルムは永い年月大きく変わることなく、300年前から変わらず現代でも各地でアオリイカは釣り続けられています。しかし、フォルムはそのままですが、劇的な進化を遂げているのが現代のエギなのです。

    オーソドックスで使いやすい、オーナーばり「Cultiva Draw4」

    オーナーばり社「Draw4」

    特殊な構造の無いボディや布張りの仕上げ、エギ側面の羽など、全てのエギの基本ともいえる造りをしている。

    まず紹介するのは、釣り針メーカーの雄である「オーナーばり」のルアー専門ブランド、Cultivaから発売されている「Draw4」です。エギをキャスト(投げること)して数秒沈めたのち、ロッドを煽って(シャクる)エギを跳ねさせてアオリイカを誘い、その後数秒エギを静止させてアオリイカに抱かせる(イカ類は触手で獲物を掴むことから、食いつくことを抱くと表現する)というのが、エギングの基本的な釣り方です。

    「Draw4」は特殊な構造を持たない普遍的なエギながら若干スリムなシルエットから水の抵抗が少なく、シャクる動作がしやすく使いやすいエギに仕上がっています。

    エギを止めても誘い続ける、シマノ「セフィア クリンチ フラッシュブースト」

    シマノ「セフィア クリンチ フラッシュブースト」

    布張り仕上げの他、内部の反射板を強調するクリアボディもラインナップされている。

    次に紹介するのは、シマノのエギングブランドであるセフィアから発売されている「クリンチ フラッシュブースト」です。このエギの最も大きな特徴は、内部にフラッシュブーストと呼ばれる機構が組み込まれている点です。

    クリアボディから見える内部の反射板

    指先で軽く突くだけでも内部の反射板が揺れてキラキラする。

    ルアー内部の反射板が両端を極小のスプリングで保持され、宙に浮いた状態のようになっています。このフラッシュブースト機構はシマノの他のルアーでも採用されており、ルアーを停止させても反射板が数秒のあいだ揺れ続けることでキラキラと光を反射して魚を誘い続けるという特徴を持ちます。

    エギを止めてる間にアオリイカに抱かせる釣り方であるエギングは、静止したエギを見せつけることでアオリイカに獲物が偽物であると気づかせてしまうという面も持ちます。ロッドをシャクってアオリイカを誘う他にも、エギを静止させている間も反射光で誘い続けてしまう「クリンチフラッシュブースト」は、アオリイカを騙す能力において他のエギとは一線を画した特性を持っているといえるでしょう。

    圧倒的な飛距離を出す、DUEL「マグQ タングステン」

    DUEL「マグQ タングステン」

    私物の「マグQ タングステン」

    最後の紹介するエギは、ルアーメーカーのDUELから発売されている「マグQ タングステン」です。「マグQ タングステン」の特徴は、エギ内部を高比重のタングステン製のウェイトが移動することにより飛距離を伸ばす、重心移動システムが搭載されていることです。

    光に透ける内蔵ウェイト

    透かして見ると内部のウェイトが見える。

    内部のウェイトがキャスト時には後方へ移動しエギの飛行姿勢を安定させ、着水後はウェイトが前方に移動してエギの動作をサポートします。重心移動システムは他の釣種のルアーでは何十年も前から搭載されていましたが、エギに搭載されたのは近年で、DUELが初となります。

    「マグQ タングステン」のキャストの飛距離は3.5号のタイプで70mにも及ぶとされ、誰よりも遠くのアオリイカを誘い出すことができます。岸に立つ釣りにおいて飛距離は何よりもメリットといえるでしょう。

    まだ楽しめる晩秋~初冬のエギング

    アオリイカ狙いのエギングの最盛期は秋といわれますが、温暖な地域では通年、私が住む北陸でも晩秋まで楽しむことができます。水深のあるエリアでは11月下旬でも狙うことができ、1キログラムを超える大物「キロアップ」も期待できます。

    マナー・ルールを守り、進化を続けるエギを使用して、アオリイカを狙ってみませんか?

    志田 こうたろうさん

    アウトドアライター 釣りYouTuber

    幼少から釣りに触れていたものの“趣味としての釣り”をするようになってからは10年を越えたところ。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 海や渓流などのルアーフィッシングに加え、夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。

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