右岸と左岸ってどっち? ヘチとは? 渓流釣りで役立つ河川用語5選 - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.07.24

    右岸と左岸ってどっち? ヘチとは? 渓流釣りで役立つ河川用語5選

    右岸と左岸ってどっち? ヘチとは? 渓流釣りで役立つ河川用語5選
    河川における深みのある箇所や流れの早い箇所、実はそれぞれしっかり名称があります。この記事では渓流釣りをはじめ、川遊びなんかでも覚えておきたい河川に関する用語を紹介します。

    ①右岸と左岸

    橋から見下ろした川
    見下ろすのが下流側か上流側かは失念しがち。

    河川の両端にはもちろん岸があり、その位置関係は、左岸(さがん)、右岸(うがん)で表します。では、どちらが左岸か右岸かというと、橋の上に立った状態を想像すると分かりやすく、上流側から下流側を見下ろして、左側が左岸、右側が右岸となります。

    渓流釣りや鮎釣りの情報交換をする際には「左岸側がよく釣れた」など、この位置関係を把握していることが前提の会話となることも多く、ぜひ覚えておきたい河川用語です。

    ②ヘチ

    草が覆いかぶさる川のヘチ
    草が生い茂るヘチは、岸から川面への切り替わりが急で水深も深いことが多く、足元に十分注意する必要がある。

    ヘチとは岸際のことを指します。「ヘチ」は渓流釣りにおいて必ず押さえておきたいポイントで、特に草や木が覆いかぶさっているヘチはベイト(魚が捕食する獲物)が豊富だったり、影になっていることもあって魚が潜んでいることが多い格好の釣りポイントです。

    また、河川に限らず海でも堤防や護岸の際のことをヘチと呼び、足元の岸壁の際にエサを落とすヘチ釣りという釣りもあります。

    ③淵

    川の淵
    淵の浅い方には、砂利や砂が堆積する。

    「淵」とは水深が深く、流れも緩やかになっている箇所を指します。蛇行した川の流れが岸壁にぶつかり、水流が巻くことで川底を削り形成されることが多く、護岸工事などが無く自然環境を十分に残した河川では後述する「瀬」と「淵」が交互に連なります。

    淵は深く流れも緩やかであることから魚が身を潜めやすく、渓流釣りでは絶対に探っておくべきポイントとなります。

    淵は岸際に形成されやすいことから同時にヘチであることも多いのですが、淵とヘチは別であるため、少しややこしいですが区別して覚えておくとよいでしょう。

    ④トロ場

    川のトロ場
    流れが緩やかで浅い場所は、トロ場と呼ばれ、淵はその一種とされることも。

    「トロ場」とは流れが緩やかになっている箇所のことを指します。流れが緩やかということから淵と混在されがちですが、実のところ明確な区別はなく渓流釣りにおいては流れの緩やかな箇所はトロ場でも淵でも通じることが多いです。

    もし区別するとすれば人が立てないほどの水深がある箇所を淵、川遊びができるような緩やかで優しい流れの箇所をトロ場と覚えておくとよいでしょう。

    ⑤瀬

    川の急瀬
    瀬の細かな分類からは、人々が長年工夫を重ねてきた様子が感じられる。

    「瀬」とは河川の中でも流れが急で水面が波立っているような箇所のことを指します。急な流れに細かい砂利などが持っていかれることからゴツゴツとした石の川底であることが多く、足場が悪いため瀬のなかを歩く際は、十分な注意とシューズなどの装備が必要不可欠です。

    夏場は水温が高くなり溶存酸素量が減ることから、波立つことで酸素量が豊富になる瀬には魚が居付きやすいという特徴があります。鮎釣りはそんな夏に盛期を迎えますが、「鮎は瀬を釣れ」という格言もあるほど瀬は外せないポイントとなっていて、鮎釣りの世界では一言に瀬と言ってもさらに細かく分類されます。

    後述のトロ場よりは流れが速く膝下程度の水深の瀬を平瀬、腰ほどの水深で波立つような強い流れの瀬を急瀬、とても人が立っていられないような轟々とした流れの瀬を荒瀬などと区別されます。また、瀬の始まりを瀬肩、終わりを瀬尻とも呼びます。

    河川の用語を覚えてスマートな情報交換

    昨今の釣りでは情報が釣果を左右する大きな要素となっています。

    「左岸側が良かった」、「あそこの淵で大物を見た」といった会話などから、河川の用語を覚えておくことで釣果に繋がることも多いので、今回の記事を参考にスマートな釣り情報の交換ができると良いですね。

    志田 こうたろうさん

    アウトドアライター 釣りYouTuber

    幼少から釣りに触れていたものの“趣味としての釣り”をするようになってからは10年を越えたところ。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 海や渓流などのルアーフィッシングに加え、夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。

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