鮎釣りを手軽に体験! 最近流行りの「ライトスタイル」をやってみた | 釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

釣り

2025.08.13

鮎釣りを手軽に体験! 最近流行りの「ライトスタイル」をやってみた

鮎釣りを手軽に体験! 最近流行りの「ライトスタイル」をやってみた
数ある釣りの中でも、特に敷居が高いと思われがちなのが鮎釣りです。実は手軽に入門できるライトスタイルというものがあるのをご存じでしょうか?
本記事で詳しく説明します。
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鮎釣りは敷居が高い?

鮎
鮎は清流の女王と呼ばれるほどの美しさ。

河川などの内水面の釣りは遊漁券が必要であることなどから敬遠する、という方がいます。そのなかでも、とりわけ敷居が高いイメージがあるのが鮎釣り(友釣り)です。いろいろなジャンルの釣りを嗜む私の感覚では、確かに他の釣りに比べれば道具立てから実際に最初の1尾を釣り上げるまでの段取りは「大変」と言わざるを得ません。

しかし、実際に鮎釣りを数回経験してみると、これほど簡単に釣れる魚もなかなかいないと思えるほど。数が釣れ、誰でも楽しめるのが鮎釣りの魅力であると実感します。

ライトスタイルとは

鮎
ライトスタイルでの鮎釣果。

鮎釣りはやってみればハマること間違いなしなのに、最初の一歩を踏み出すのが難しい。そんな初心者に門戸を開こうと提案されたのがライトスタイルです。詳しい特徴は後述しますが、従来のスタイルでは鮎竿は9m前後と、超長尺かつ軽量感を追求した大変高価なものでした。しかし、ライトスタイルでは7m前後の短め。リーズナブルな鮎竿で十分楽しめます。

ウェア面でも、ライトスタイルではラッシュタイツにハーフパンツで釣りを行うため、鮎タイツと呼ばれるウェットスーツのようなウェアを着用する従来のスタイルに比べて非常に手軽です。

必要なアイテム

ライトスタイルのウェア
ライトスタイルの大きな特徴は鮎タイツを着用しないという点。

釣り道具

  • 鮎竿
  • 鮎タモ
  • 引き船
  • オトリ缶

ライトスタイルの大きな特徴は、鮎竿にあります。現代の鮎釣りでは全長9mの鮎竿が標準的となっていますが、小河川が主になるライトスタイルでは全長7m程度、価格帯も入門用のリーズナブルなもので大丈夫です。

竿が短いことにより重心が釣り人寄りになります。結果、重量以上の軽量感を得られて使用感は向上します。入門用のものでも、上位クラスの9mの竿以上に扱いやすいとすら感じられることもあります。

ウェア類

  • フィッシングベスト
  • スパイクシューズ
  • 日焼けを防ぐラッシュガードや長袖のシャツ
  • ラッシュタイツ
  • ドライ生地のハーフパンツ

従来のスタイルとの大きな違いは、下半身のウェアにあります。常に流れのある川に腰くらいまで浸かるようなスタイルの鮎釣りは、保温性の観点からウェットスーツのような生地の鮎タイツを着用して行います。しかし、小河川で行うライトスタイルでは水に浸かるとしても脛下程度のため、ラッシュタイツとハーフパンツを組み合わせた身軽な格好で釣りを行えます。

フィッシングベストではなくバッグを使用して、さらに手軽さを追求したスタイルもありますが、初心者はベストを着用した方が快適に釣りが行えるでしょう。道具の出し入れのしやすさや河川での動きやすさは、鮎釣りに適したポケットの配置や体にぴったりフィットするベストがあると便利です。

ライトスタイルが有効な河川

規模の小さな河川
小河川では対岸の木に竿が触れて仕掛けが引っかかることがあるため注意が必要。

同じ河川でも場所によって地形は千差万別ですが、目安としては対岸まで歩いて渡れるほどの川幅と流れの強さ、水深は深くても太もも程度の河川が、ライトスタイルで快適に釣りが行える河川となります。

一方、腰くらいまで川に立ち込まなければならないような大河川では、ライトスタイルで立ち込むのは水流抵抗や保温性の観点から危険を伴うため控えましょう。

実際にライトスタイル鮎釣りをやってみてわかったこと

ライトスタイルでの鮎釣り
普段は鮎タイツで釣りを楽しんでいるが、今回はライトスタイルに挑戦。

準備が楽チン!

釣りの準備をしていて真っ先に感じたのは手軽で楽という点です。鮎タイツはタイトなフィット感からも着用するのが少々手間で、保温性のある生地のため真夏の炎天下では準備だけで汗だくになることもしばしばです。

釣りに出掛ける前に着用したラッシュタイツとハーフパンツでそのまま釣りに臨めるというのがこれほど楽チンなのかと、今回身をもって実感しました。

非常に快適でベテランにもおすすめできる

次に実際に釣りをしてみて感じたのは、鮎タイツとは比べ物にならないほど身軽で快適ということです。ライトスタイルの鮎釣りに適した規模の小河川では、同じポイントで釣りをしていても釣れる鮎の数に限りがある場合も多く、次々にポイント移動をして釣果を重ねるということが大事になります。

炎天下、生地が厚く保温性のある鮎タイツでは、丸石だらけの川原を100m程度歩いただけでも汗だくになりますが、ライトスタイルでは小走りに近いような軽快さで次々にポイントを巡ることができました。腰まで水に浸かることもない小河川では、保温性が宝の持ち腐れになってしまう鮎タイツよりも断然ライトスタイルの快適性に分があり、鮎釣り歴の長いベテランにも小河川においてはおすすめします。

注意点

鮎タイツには膝部分にパッドが装備されていますが、ラッシュタイツにはありません。河川で転倒した際に膝を石にぶつけることもありケガに繋がる場合もあります。足を掬われるような強い流れには絶対に立ち込まないようにしましょう。

また、水深のある流れに長時間浸かっていると、夏場といえど体温を奪われます。このようなシチュエーションではやはり保温性のある鮎タイツを着用する方が良いでしょう。

まとめ

ライトスタイルは初心者に鮎釣りの門戸を開くという役目に注目されがちですが、河川の規模やシチュエーションによっては鮎タイツを上回る釣りのしやすさや快適性を持っています。初心者だけでなくベテラン鮎釣り師にもおすすめできるのがライトスタイルであると、実釣を通して実感しました。

志田 こうたろう

アウトドアライター 釣りYouTuber

幼少から釣りに触れていたものの、“趣味としての釣り”をするようになってからは12年。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。クルマ好きで国家2級自動車整備士。

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