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車の天井収納とは?
車の天井収納とは、車内の天井部分に専用のネットやフレームなどを取り付けて設けた収納スペースのことです。
普段は使わないスペースを有効活用することで、散逸しがちな車の荷物をすっきりと収納できるようになります。積載スペースも増えるので、キャンプの荷物が入りきらず困っているキャンパーにもおすすめです。
車の天井収納のメリットとデメリット
天井収納には、いくつかのメリットとデメリットがあります。導入を検討する前に、しっかりと確認しておきましょう。
メリット
天井収納のメリットは、何と言っても空いているスペースを上手に使えることです。
床に置いていた荷物を天井に移せば、車内がすっきり片付きます。キャンプの時も、必要なものをサッと取り出せるので便利です。
自分で手軽に作れるのも魅力の一つ。100均やホームセンターで材料を買って、DIYで自分好みの収納をカスタマイズできますよ。
デメリット
一方、安全面には配慮が必要な点に気を付けましょう。しっかり固定しないと、急ブレーキの時に荷物が落ちてくる危険も。
取り付けの際も、車種によっては専門の道具が必要となり、自作するには難度が高い場合もあります。
また、収納の大きさによっては圧迫感を感じたり、運転の邪魔になったりすることも。設置時にはこれらの点に気をつけて、安全で快適な車内空間を作ることが大切です。
天井収納を自作する場合に必要なアイテム
天井収納は既製品を使えばお手軽できますが、自作すればコスパよく設置できます。
必要なアイテムとして、次のものが挙げられます。
- 収納ネットまたはバッグ
- 固定用フック
- 結束バンドやロープ
- 耐荷重を確認するための重り
これらは100均やホームセンターで入手可能です。自分好みの収納を作る楽しみも味わえるので、ぜひチャレンジしてみてください。
車の天井収納の設置方法
それでは、実際の設置方法を順番に見ていきましょう。
手順① 取り付け位置を決める
まずは、収納を取り付ける位置を決めます。運転の妨げにならず、荷物の出し入れがしやすい場所を選びましょう。
車の天井にあるアシストグリップやルームランプなどを確認し、固定ポイントとして利用できるか検討します。
手順② 固定用フックを取り付ける
必要に応じて固定用フックを取り付けます。アシストグリップに引っ掛ける場合はこの工程は不要です。
走行中に外れないよう、しっかりと固定されているか確認しましょう。
手順③ 収納ネットやバッグを取り付ける
フックに収納ネットやバッグを取り付けます。均等に力がかかるよう調整してください。
手順④ 耐荷重を確認する
軽い荷物を入れて、しっかりと固定されているか確認してください。
停車中は耐えられても、走行中の振動により外れることも想定されます。
徐々に重さを増やして、耐荷重を確認しましょう。
車の天井収納の注意点
安全に使用するために、以下の点に注意しましょう。
物を入れすぎない
収納の耐荷重を超えないよう、入れる荷物の量と重さに気をつけましょう。
荷物を入れすぎると収納用のネットがたわみ、後部座席に座る人の頭に当たってしまうなんてことも……。誰もが快適にドライブを楽しめるよう、天井までのスペースに応じた荷物の量を心がけましょう。
しっかり固定されているか確認
定期的に固定状態を確認し、緩みがあれば締め直します。
運転中に荷物が落ちてきた、なんてことになると大変危険です。ドライブの前には必ず確認してください。
運転に影響が出ない状態に
荷物が視界を遮ったり、運転操作の邪魔にならないよう注意しましょう。
設置後は一度、実際の荷物を入れてみて運転に支障がないか確認しておくことをおすすめします。
車の天井収納を活用するためのアイデア
より効果的に天井収納を活用するためのアイデアをご紹介します。
アイディア① レイアウト
頻繁に使うものは手前に、あまり使わないものは奥に配置するなど、使いやすさを考えたレイアウトを心がけましょう。
「天井が低くてネットが設置できない……」という人は、写真のようにバーを設置するというアイデアもあります。
ポールタイプのハンギングバーやコーナーに設置できるネットなど、天井収納用アイテムはバリエーションも豊富です。
レイアウトにお悩みの人はさまざまなアイテムを見て、ご自身の車に合うタイプを探してみてください。
アイディア② 仕切りを活用
天井収納はネットやバーなので、小さな荷物を収納しようとすれば、そのままでは隙間から落ちてしまいます。しかし小物入れや仕切りを使えば、細かいアイテムも天井に収納できるようになります。
たとえば、着替えの服を人ごとに分けてソフトケースに収納しておけば便利です。取っ手付きのケースなら出し入れしやすいですし、ケースを統一すれば見た目もスッキリしますよ。
100均にはこのような仕切り収納に使えそうなアイテムが豊富に揃っています。散逸しがちな小物収納に、ぜひ活用してみましょう。
アイディア③ フックやカラビナで吊り下げ
車内収納にフックやカラビナを使いぶら下げておけば、さらに収納の幅が広がります。
たとえば、もう少し乾かしておきたいタオルや、車内での食事に不可欠なウェットティッシュなど、後部座席に座る人がサッと手の届く位置にあれば嬉しいですよね。
ただし、こちらも運転の邪魔にならないよう吊り下げる位置には注意が必要です。安全確認をしたうえで、設置場所を決めましょう。
愛車をより便利に快適に!
車の天井収納を活用すれば、限られた車内スペースを最大限に活用できます。
キャンプへの道中、車内は狭くなりがちですが、収納を自分好みにカスタマイズすれば快適に過ごせます。車中泊派にも、もちろんおすすめです。
既製品を使えば手軽に設置できますし、DIYでオリジナルの収納を作るのもいいですね。安全には配慮しながら、自分に合った収納スタイルを見つけていきましょう。
キャンプの積載にお悩みの方は、ぜひ車の天井収納にチャレンジしてみてください。