
キャンプで活躍!ルーフキャリアとは?
キャンプはもちろん、さまざまなアウトドアシーンで活躍するルーフキャリア。その特徴をアウトドアライターの志田 こうたろうさんに解説してもらった。
ルーフキャリアの特徴
ルーフキャリアとは、あらゆる物を手軽に収納できるルーフボックスや、ハードな見た目と積載力が魅力のルーフラック、スキー・スノーボードやサーフボードなどを車のルーフに積載するための装置。
車内に積みきれない大量の荷物を収納できるほか、スキーキャリアやサーフボードキャリアとしても使用できるため、濡れたものを車内に持ち込まずに済み、アウトドアシーンで大活躍する。
ルーフキャリアを使用するには、まずベースとなるベースキャリアを車に取り付け、そのベースキャリアに積載したいアイテムに応じたアタッチメントを組み合わせて使用する。純正のオプションとして用意されているものであれば間違いないが、サードパーティー製のベースキャリアを取り付ける場合は、取り付けが可能かを確認しよう。
▼参考記事
ルーフキャリアの使い方

キャンプギア車載術のひとつ、ルーフキャリアの使い方を紹介。
(BE-PAL 2023年10月号より)
重くて長いものも積める!
シーカヤックや木材など数mの長さのギアを運ぶときにも活躍するルーフキャリア。現在の道路交通法では車体の1.2倍の長さ(前後のはみ出しはそれぞれ車体長さの0.1倍に収まる長さ)のものまで載せられる。走行中に落としたりしないよう固定はしっかりと!

前後のキャリアのサイドのはみ出し部分に荷締めベルトをかけてテンションをかける。固定金具は下側や隅のほうに動かしておく。

荷物の積載時にぶつけてミラーを折ってしまわぬようルーフキャリアにものを積むときは必ずたたんでおく。

荷締めベルトに積みたいギアを立てかけ、上側に押し込むようにして滑らせて載せる。ベルトが支えになるので車体が傷つかない。

キャリアにギアを固定したら、積んだギアの突起にロープをかけて後部キャリアに固定する。ブレーキをかけた際の飛び出しを防ぐ。
撮影/矢島慎一
▼参考記事
おすすめのルーフキャリア&ルーフバッグ
簡単に取り付けられるおすすめのルーフキャリアを紹介!
(BE-PAL 2025年7月号等より)
OGC ソフトキャリア
工具を使わずに取り付け可能なルーフキャリア。ベルトホールとバックル付きで、ボックスやケースなどの荷物を固定できる。2個1セット。
(BE-PAL 2025年7月号より)
▼参考記事
使用レビューはこちら↓
Amazonベーシック ルーフトップカーゴバッグ
車のルーフトップに簡単に取り付けられるバッグ。収納容量は425Lと、車内の荷物問題を解決してくれる。リーズナブルな価格も魅力。使用しないときは小さく折りたたんでおけば、置き場所に困らず便利だ。
軽自動車、家族4人でのファミリーキャンプ。たいてい問題になるのは、車内に入る荷物の量だ。
わが家は、軽自動車の中でも広いスズキ「スペーシア」を使っている。そのスペーシアでも、キャンプに行く際はいつも全ての荷物がトランクには入りきらず、持って行きたい道具をやむなく置いていく、という事態になっていた。
しかし、そんな軽自動車×ファミリーキャンプの悩みを解消したのが、車のルーフトップに簡単に取り付けられるアマゾンブランドのバッグ、「ルーフトップカーゴバッグ」。

ルーフトップカーゴバッグの収納容量は425L。筆者が乗っているスペーシアのラゲッジスペースの容量が約530Lなので、かなりの荷物が収納可能だ。

わが家では、このルーフトップカーゴバッグにテント、タープ、グランドシート、クラッシュパッド(ボルダリングマット)、テーブル、チェア4脚、エアーマット4枚、寝袋2枚を入れている。
車内にはクーラーボックス、薪、炭、アウトドアワゴン、焚き火台などを入れるだけ。結果、それまで積み込めなかったポータブル電源とソーラーパネルも積めるようになった。

収納容量が多ければ多いほどルーフボックスは便利だが、一方で大きいと家ではかさばるため考えもの。その点、このルーフトップカーゴバッグは、使用しないときは小さく折りたたんで片付けることができる。

また、取り付けが簡単なことも魅力。バックルで留めるストラップが8本付属しており、それをルーフラックやキャリアベースに巻き付けてしっかりと締めつけるだけで取り付けは完了だ。 ボックスに比べると軽いため、女性でも持ち上げることができる。
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