アウトドア情報誌『BE-PAL』(2023年12月~2025年3月号まで)やBE-PAL.NETに掲載されたアイテムから、超軽量タイプ、固形燃料以外の燃料にも対応する多機能モデル、卓上で使えるものなど、さまざまな固形燃料コンロを紹介する。
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CONTENTS
- 手のひらサイズで軽量!定番の「ポケットストーブ スタンダード」
- 重量約15g!チタン製の「ポケットストーブ」
- 角形クッカーと風防兼五徳のセット「1100mlクックセット」
- 固形燃料なら卓上でも使用可能!多機能な「ミニかまど」
- 可動式の五徳で安定感◎固形燃料の収納もできる「can+ro Ⅱ」
- 名刺入れサイズの極小固形燃料用コンロ「カードコンロ」
- 安定した炎でシェラカップも置きやすい「チタン テトラストーブ」
- 組み立てカンタン!焚き火も固形燃料もOK「ヘキサゴン ウッドストーブ チタン」
- ひっくり返せば固形燃料もアルコールも使える「チタニウムコンバーターストーブ」
- 便利なハンドル付きミニコンロ「キャリボ風防・スライドシャッターセット」
手のひらサイズで軽量!定番の「ポケットストーブ スタンダード」
まずは定番の固形燃料コンロをチェック。軽量コンパクトで、ソロキャンプにぴったりのモデルだ。
Esbit(エスビット) ポケットストーブ
同社の代表的アイテムで、最大の魅力は持ち運びのしやすさ。手のひらサイズなうえに約85gと非常に軽量なため、文字通りポケットに入れて持ち運べる。固形燃料を本体の中にぴったり収納できるサイズ感なのも嬉しい。ソロキャンプとの相性がいいだけでなく、防災用としても活用できる。
軽量かつコンパクトで持ち運びしやすい

手のひらサイズで約85gと非常に軽量。

固形燃料は本体にぴったり収納できる。
また、エスビットのポケットストーブは今回紹介しているスタンダードを含めて、4種類のラインナップがある。それぞれのサイズと重量は以下の表のとおり。いずれも携行性が高い商品なので、用途に応じたものを選ぶといいだろう。

4種類のなかから自身の用途にあわせて選ぼう。(表は筆者作成)
ポケットストーブは使い方も簡単

本体上部に手順が記されているので迷わない。
使い方はとても簡単で、開いて燃料を置くだけ。本体上部にもイラストで使用手順が記されているため、誰でも迷わずに使える。

開いたら固形燃料を所定の位置に置くだけ。
まず、安定した平らな場所で本体を開く。その後、固形燃料を所定の位置に置いて着火すれば完了だ。

ゴトクは2段階の角度に調整可能。
ゴトクの角度は2段階に変えられるので、上にのせるもののサイズにあわせられる。
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重量約15g!チタン製の「ポケットストーブ」
超軽量モデルもピックアップ。ウルトラライト系のキャンパーにもおすすめだ。
チタンマニア ポケットストーブ
重量約15gで、持っていることを忘れるほどの軽さ。足を開いたときのサイズは約4.4×10cm。五徳の滑り止め内に収まるのは直径9.5cmまでのクッカーだが、足全体を使って大きめのクッカーを置いても問題ない。収納袋が付属。
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角形クッカーと風防兼五徳のセット「1100mlクックセット」
角型ポットに固形燃料コンロを収納できる、持ち運びに便利なセット。無駄のないパッキングができる。
(BE-PAL 2024年2月号より)
Esbit(エスビット) 1100mlクックセット
軽く、熱伝導率の高いアルミニウム製ポットは、付属のゴトクを使うことで固形燃料のエネルギーを無駄なく利用。手間なし炊飯や湯沸かしができる。もちろん単品でも使える。
広口角型ポットとフタ、固形燃料(同社「固形燃料ミリタリー14g」2個、または「固形燃料27g」1個)を用いるコンロをまとめてコンパクトに持ち運べるセット。
固形燃料は火力調整できないものの、圧倒的に軽く、個数によって時間を決められるので米の自動炊飯が可能。開いたフタをポットの縁にかけておけるのも衛生的だ。また、ポットは角型なので袋麺はもちろん棒ラーメンを折ることなく茹でられるサイズでもある。
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固形燃料なら卓上でも使用可能!多機能な「ミニかまど」
固形燃料からアルコールストーブまで対応する多機能モデル。大きめのクッカーも使用可能で、コンパクトながら料理が楽しめる。
尾上製作所 ミニかまど
クッカーに収まるほどのコンパクトさと、いくつもの熱源に対応する汎用性の高さが強み。重量も300gと軽く、ガスバーナーの故障や燃料切れに備え、念のため携帯する道具としても役立ってくれる。使用時のサイズは、直径12.5×高さ11.5cm。収納時のサイズは直径12.5×高さ6.5cm。
クッカーに入る多機能“かまど”

全パーツを重ねると手のひらサイズに。

クッカーに収納して、無駄なく持ち運び。

このパーツの使い方次第で、多様なスタイルに変化。
ミニかまどの本当の強みは、使用する調理器具や熱源にあわせて、本体とゴトクの組みあわせ方を変えられること。「今はどの形態が最適だろうか?」と考える余地が残されている点にも、面白さがある。

焚き火台として使うときの形態。

使用している固形燃料は1個あたり30gのもの。
簡単な料理を手早く作りたいとき、あるいは単にお湯を沸かしたいときなどは、固形燃料の使用がお手軽。ゴトクを内側に向けてセットするとシェラカップのような小さな調理器具を乗せられ、外側に向けてセットすると大きめのクッカーでも安定した状態で使用できる。
さらに、固形燃料が調理器具の底に接触しないよう、受け皿の高さを調整できるという徹底っぷりだ。固形燃料であれば卓上でも使用可能。
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可動式の五徳で安定感◎固形燃料の収納もできる「can+ro Ⅱ」
ガレージブランドが手がける固形燃料用コンロもチェックしよう。個性的なデザインだけでなく機能性にも優れており、気軽ソロキャンプを叶えてくれる。
PULS MANIA(プラスマニア) can+ro Ⅱ
ソロキャンプにぴったりの個性的な固形燃料用超小型バーナー。収納すると手のひらサイズで持ち運びも簡単。
プラスマニアは、精密板金加工や金属焼付塗装などを行なう株式会社アイザワが立ち上げたアウトドアブランド。愛知県岡崎市に本社を構え、固形燃料やアルコールストーブ用のコンロのほか、焚き火台などのアウトドアギアを手掛けている。

上部には羽根のようなゴトクがついており、この上に調理器具をのせる。ゴトクは上にのせるものの形にあわせて動き、しっかりフィットするため、使用中にぐらつく心配はほとんどないといえる。

焼き網や焼き鍋、焼き板など、さまざまなオプションも豊富。
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名刺入れサイズの極小固形燃料用コンロ「カードコンロ」
1979年創業の漁具の金物卸商である山谷産業のPBブランドが手がけるコンロ。アウトドア好きビジネスマンも必見だ。
(BE-PAL 2024年2月号より)
TSBBQ(ティーエスビービーキュー) カードコンロ
ONは名刺入れ、OFFはコンロやコーヒードリッパーとして使用できる3ウェイで、アウトドア好きビジネスパーソンに最適なチタン製極小固形燃料用コンロ。
カードを開いて三角柱にし、底板をセットするだけの簡単組み立て。最後に100円ショップなどで手に入る丸い固形燃料をセットして湯沸かしや調理スタート。 底板には歯車のような丸い穴が切り抜かれているので、これを利用すればコーヒードリッパーになるのも見事。
さらに畳んだ状態は内側にわずかに空間があり、数枚の名刺を保管可能でビジネスシーンでも活躍するというエクストリーム出社対応ギアだ。
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安定した炎でシェラカップも置きやすい「チタン テトラストーブ」
4枚のチタンパネルで安定した炎を実現した固形燃料対応のコンロ。ほとんどの商品を燕三条エリアで製造する、ベルモントならではの精巧なアイテムだ。
(BE-PAL 2025年3月号より)
Belmont (ベルモント) チタン テトラストーブ
チタンのパネルを組み立てて、各種アルコールストーブと固形燃料が使える風防兼五徳。煙突効果で炎を安定させ、小さいカップも置けるデザイン。タイベックのケース付き。重量50g。
アルコールストーブや固形燃料に対応する、チタン製の風防兼五徳。小さめのカップでもそのまま使用可能。炎を安定させる煙突効果を生む形状で、効率的に調理ができる。
落ち葉や小枝、松ぼっくりなど、自然素材を使って火を起こすこともできる。軽量&コンパクトで持ち運びもしやすい。
撮影/大森千歳
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組み立てカンタン!焚き火も固形燃料もOK「ヘキサゴン ウッドストーブ チタン」
組み立て、収納もカンタンなチタン製の軽量モデル。収納サイズもコンパクトだから、ザックに忍び込ませておいても邪魔にならない。
VARGO(バーゴ) ヘキサゴン ウッドストーブ チタン
全パーツがヒンジで一体化され、誰でもカンタンに組み立てられる折りたたみ式のストーブ。正面の1枚のパネルだけ開閉できるようになっているので、燃料のくべ足しが楽にできる。焚き火はもちろん、アルコールストーブや固形燃料も収まる。
●サイズ:直径12.7(上部7.6)×高さ10.1cm
●収納時サイズ:12.7×12.7×厚さ1cm
●重量:116g
ロストルには六角形の穴が空いているので、地面からの空気を上にあげる煙突効果(チムニー効果)の役割も果たす。
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ひっくり返せば固形燃料もアルコールも使える「チタニウムコンバーターストーブ」
固形燃料とアルコールがどちらも使える便利なコンロ。同社「ヘキサゴンウッドストーブ」とのセット使用もOK。
(BE-PAL 2023年12月号より)
VARGO(バーゴ) チタニウムコンバーターストーブ
裏返すと固形燃料も使えるストーブ本体と、安定感のあるゴトクを別体にしたモデル。ヘキサゴンウッドストーブとのセット使用なら、枯れ枝や落ち葉も使える。
●サイズ:6.1×2.2cm、スタンド/10.7×6.1cm
●重量:39g
●タンク容量:44ml

撮影/三浦孝明
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便利なハンドル付きミニコンロ「キャリボ風防・スライドシャッターセット」
クッカーのようなハンドル付きの優秀コンロ。開閉可能なシャッターも備わっており、熱効率を高めることができる。
Gaobabu(ガオバブ) キャリボ風防・スライドシャッターセット
五徳と風防がセットになったミニコンロ。燃料は、固形燃料、アルコール(アルコールストーブとともに)、小さな炭、薪(小枝など)を使うことができる。側面にハンドルが付いており、火を燃やしながらでもサッと移動させることが可能。また、本体に開け閉め可能なシャッター(扉)が付いているため、シャッターを開けばそこから着火や消火ができ、シャッターを閉じれば風が遮断されて熱効率がアップする。
固形燃料用の五徳やアルコールストーブ用の五徳、小枝用のネイチャーストーブなど、それぞれの燃料に適したコンロはあるが、一台で済むならそれに越したことはない。たとえば、アルコールや固形燃料を使い尽くしてしまったときでも、小枝や松ぼっくりで煮炊きすることができる。ミニマム派のソロキャンパーやハイカーにおすすめだ。

固形燃料をセット。固形燃料を使うときは、内部の底板を裏返して上げ底にした状態にする。

シャッターを閉じた状態。

シャッターを開いた状態。

パーツはばらせるので掃除が簡単。
各パーツは薄いステンレス板でできていて、とても軽い(168g)。クッション性のあるネオプレーン製のケースが付属する。本体の内側にカップなどを収納することも可能だ。
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