漆黒の家と瑠璃の寺院。チェンラーイでの芸術家たちの競演 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2018.04.25

    漆黒の家と瑠璃の寺院。チェンラーイでの芸術家たちの競演

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    タイ北部の街チェンラーイでは今、タイ人のアーティストたちが手がけた建築作品が多くの人々から注目を集めています。前回のこの連載で紹介した白亜の僧院ワット・ローン・クンはその最たるものですが、それと双璧をなす存在が、バーン・ダム。「漆黒の家」という意味の名を持つこのスポットは、チェンラーイ出身のアーティスト、タワン・ダッチャニーさんの手による私設のミュージアムです。チェンラーイ市街からは車で約20分ほどの場所にあります。

    バーン・ダムの敷地内には、ラーンナー様式の漆黒の家が約40棟も立ち並んでいます。建物の内部には、クジラやゾウ、鹿、牛、ワニなど、大小さまざまな動物の骨や皮などが整然と陳列されています。

    建物の扉や壁面などには、精緻で迫力のあるレリーフが施されています。高床式の家々の下にも、彫像や動物の骨などが謎めいた雰囲気で置かれています。バーン・ダムが表現しようとしているのは「生と死」というテーマなのでは、という意図が、そこはかとなく伝わってきます。

    こんなところに、誰かいる?!と思ったら、タワン・ダッチャニーさんご本人の等身大パネルでした(笑)。このバーン・ダムもまだ完成しているわけではなく、寄付などを募りながら制作を進めているそうです。

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