燻製もベーコンもポテチも美味しく作れるピチットシートって知ってる?活用方法とおすすめレシピを紹介
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    2024.03.26

    燻製もベーコンもポテチも美味しく作れるピチットシートって知ってる?活用方法とおすすめレシピを紹介

    燻製もベーコンもポテチも美味しく作れるピチットシートって知ってる?活用方法とおすすめレシピを紹介
    ピチット(通称、ピチットシート)という商品を知っていますか? ピチットシートは、浸透圧の力で食品から水分や臭みを取り除いてくれる便利なシートです。

    ピチットシートは燻製などの準備工程などに使えるので、キャンプ飯を作る際にも大活躍します。今回は、そんなピチットシートの効果、使い方、そして活用レシピをご紹介します。

    ピチットシートにはどんな効果がある?

    ピチットシートは浸透圧効果によって、食材の水分や臭みを取り除いて旨みを凝縮させてくれます。

    利用することによって得られる効果の一部は、以下です。

    • 美味しく冷凍・解凍
    • ドリップ抑制
    • 減塩効果
    • 調理の効率化

    このように、多くの効果を得られるのがピチットシートなのです。

    食材にあわせたピチットシートの使い方

    ピチットシートにはいくつか種類があります。

    種類によって適切な効果を得られる食材、逆にあまり適さない食材があるので注意が必要です。

    ピチットシートの種類

    ピチットシートは脱水力と用途によって、以下の4種類に分けられています。

    • レギュラー:高吸収タイプ。食材の冷凍・解凍、一夜干し作りに。
    • スーパー:超高吸収タイプ。干物作り、燻製の下処理などに。
    • マイルド:低吸収タイプ。お刺身をはじめ、生鮮素材の冷蔵管理・鮮度管理に。
    • 燻製用脱水シート:燻製の下処理、干物作りなどに。

    効果がよくわかる食材

    ピチットシートの効果がよくわかる食材は、「イワシ」「サンマ」「鶏モモ肉」「冷凍の魚介類」などです。

    これらの食材は、臭みが気になったり、水っぽさがあります。そのため、使用すると余計な臭みや水分をとってくれたり、解凍時のドリップを抑えてくれたりするので、ピチットシートの効果がよくわかります。

    あまり適さない素材

    逆に「マグロのトロ」「霜降り肉」「鶏のささみ」「鶏ムネ肉」などは、あまりピチットシートは適しません。

    マグロのトロや霜降り肉などの食材は脂肪分が多いため、食感を損ねてしまう可能性があります。鶏のささみ、鶏ムネ肉などは生臭さがとれることもありますが、もともと水分が少ないのでパサついてしまうことがあります。

    また、「塩サケ」「かずのこ」などはすでに塩で締めてあるので、水分を除去する必要がなく、使用に適しておりません。

    ピチットシートを活用したレシピ

    それでは、ここからはピチットシートを活用したレシピをいくつか紹介していきます。

    簡単自家製ベーコン

    アウトドア料理で憧れる燻製ですが、その中でも一度は挑戦してみたい自家製ベーコン。

    仕込みに1週間以上使うレシピもありますが、今回はピチットシートを使って2日間でできる簡単レシピを紹介します。

    スライスされた自家製ベーコン

    ハマるとやみつきになる自家製ベーコン。

    材料

    • 豚バラブロック 200g
    • 塩 4g (お肉に対して1.5~2.0%)
    • ホワイトペッパー 適量
    • ガーリックパウダー 少々
    • 三温糖 2g
    • お好みのスパイスやハーブ 少々(無くてもOK)

    作り方

    1.キッチンペーパーで豚バラ肉の表面を拭き、フォークで穴をところどころあけます。

    2.塩やホワイトペッパー、お好みのスパイスやハーブ、ガーリックパウダー、三温糖を全体に振りかけ馴染ませます。

    ピチットシートで包んだ豚バラ肉

    ピチットシートで包みます。

    3.ピチットシートで全体を包んで、一晩冷蔵庫で寝かせます。

    4.お好みのチップを使って70度Cで1時間半から2時間燻製します。

    燻製した自家製ベーコン

    燻製した自家製ベーコン。

    6.冷蔵庫などで冷やせば、完成。

    スライスして焼いたり、刻んでパスタの具材などにして食べてみてください。市販のものとは違う味わいを楽しめます。

    スモークチキン

    ピチットシートを使えば、スモークチキンも美味しく作ることができます。

    スモークチキン

    スモークチキンも美味しく簡単にできます。

    材料

    • 鶏モモ肉 1枚(ムネ肉でも可)
    • 塩 小さじ半分
    • 薄口醤油 大さじ2
    • 三温糖 大さじ1
    • にんにくすりおろし or ガーリックパウダー 少々
    • お好みのスパイスやハーブ 少々(無くてもOK)

    作り方

    1.キッチンペーパーで鶏肉の表面を拭き、フォークなどで穴をあけます。

    2.塩や三温糖、醤油、にんにく、お好みでスパイスやハーブを全体に馴染ませます。

    3.液ごとジップロックなどの冷凍保存袋に入れて、一晩冷蔵庫で寝かせます。

    4.鶏肉を取り出し、水でよく洗ってキッチンペーパーで水気を取ります。

    5.ピチットシートに包んで、冷蔵庫で4時間以上乾燥させます。

    6.ピチットシートを剥がして、網の上に置いて常温に戻します。

    7.お好みのチップを使って70度Cで1時間半から2時間燻製します。

    一握りのチップに対して砂糖を大さじ1〜2杯混ぜて使うと、燻製の香りとツヤが良くなります。

    一夜干し

    コンロにのったアジの開き

    魚の一夜干しもピチットシートで簡単にできます。

    干物、特に一夜干しはピチットシートで超簡単に作れます。

    材料

    • お好みの魚の切り身や開き
    • 塩 少々

    作り方

    1.キッチンペーパーで表面を拭き取り、塩を振りかけます。

    2.ピチットシートで全体を包んで、一晩冷蔵庫で寝かせて完成。

    グリルなどで焼いて食べてください。

    マグロの漬け丼

    マグロの漬け丼

    マグロの漬け丼も簡単に美味しく出来ます。

    マグロの漬け丼もピチットシートを使うと、タレがしみやすくなるので、短時間で美味しく作ることが出来ます。

    材料

    • マグロの赤身 150g
    • ご飯 一膳
    • 大葉 1枚
    • 白ゴマ 少々
    • きざみ海苔 少々
    • しょうゆ 大さじ2
    • みりん 小さじ1
    • 酒 小さじ1

    材料は、一人分です。

    作り方

    ピチットシートで包んだマグロ

    マグロの刺身をピチットシートで包みます。

    1.キッチンペーパーで表面を拭き取り、マグロをピチットシートで包んで冷蔵庫で15分ほど寝かせます。

    2.みりんと酒を耐熱容器に入れ、電子レンジ600Wで40〜50秒加熱して煮切り、しょうゆを加えてタレを作ります。

    冷凍保存袋に入れたタレとマグロ

    タレとマグロを冷凍保存袋に入れます。

    3.タレとマグロを冷凍保存袋に入れて、冷蔵庫で5分ほど漬け込みます。

    しょうゆときざみ海苔をかけたご飯

    ご飯にしょうゆときざみ海苔をかけます。

    4.どんぶりにご飯をよそって、タレを小さじ1かけて、きざみ海苔をまぶします。

    マグロの漬け丼

    あっという間にマグロの漬け丼の完成です。

    5.マグロを並べて、千切りにした大葉、白ゴマをのせて完成です。

    ポテトチップス

    スライスしたジャガイモをピチットシートで脱水すると、油はねが少なくなり、カラッと簡単にポテトチップスが作れます。

    メスティンに入ったポテトチップス

    ピチットシートで楽ちんポテトチップスが出来ます。

    材料

    • ジャガイモ
    • 塩もしくはコンソメ 少々

    作り方

    ピチットシートで包んだスライスポテト

    ジャガイモのスライスをピチットシートで包みます。

    1.スライスしたジャガイモをピチットシートで包んで、3〜12時間冷蔵庫で寝かせます。

    2.160度Cの油で2〜3分揚げ、バットにあげて油を切ります。

    3.塩やコンソメで味付けして完成。

    はじめて作った時は、とにかく油はねが少なくて感動しました。

    キャンプなどの持ち運びでも大活躍!

    青空の下のキャンプ場

    ピチットシートはキャンプでも大活躍。

    ピチットシートを使えば、自宅で準備をして移動中のクーラーボックスの中で下ごしらえができてしまいます。

    キャンプ場についてからの調理時間も短縮できて、効率よく、しかも美味しくキャンプ料理ができるので、ぜひピチットシートを活用してください。

    私が書きました!
    アウトドアガイド・ライター
    すー(鈴木 隆)
    日光市生まれ日光市育ち。40代で脱サラ後に、カナダに留学して退職金を使い果たす。帰国後は観光関係の仕事をしつつ、アウトドアガイドとしても働く日々を送っています。キャンプ、登山、ロードバイク、トレランなど外遊びが趣味で、楽しく働いて生活することをモットーとしています。

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