CONTENTS
リュックの選び方をおさらい
用途に応じてサイズを選ぶ
第一に考えるべきなのは用途。日常の外出、通勤、通学に使うのか、デイハイクに使うのか、あるいは両方に使いたいのか、ということ。
つぎに、どの程度の容量が必要かを自分なりに考察するといいだろう。感覚的には、一般的な通勤・通学用であれば18L~30L程度まで。デイハイクなら20L強~30Lが目安だ。
ポケットの数や大きさをチェック
重い荷物の場合、何かを取り出すためにいちいちリュックを下ろしていては疲れてしまう。ちょっとした小物であれば、リュックの側面か背面から取り出せると便利だ。アウトドアブランドのリュックは、ポケットの数や配置などに工夫が凝らされているため、自分が使いやすいと思うものを選ぼう。
ポケットに何が入るかも重要な要素だ。ドリンクホルダーや靴用のポケット、パソコンのガジェットを収納するポケットなどいろいろある。求める機能は人それぞれのため、自分が荷物を取り出しやすいと思うものを選ぶことがポイント。
背負い心地が良いかどうか
重い荷物を背負って長時間歩いても、疲れにくい背負い心地のリュックを選ぶことが重要。背負い心地を左右するのは、背面パネルだ。多くのアウトドアブランドのリュックの背面パネルは、人間工学に基づいて作られており、基本的にはモデルによって大差があるわけではない。
しかし、理想をいえば、背面パネルはメッシュ素材でできたもので、凹凸のあるものが望ましいだろう。メッシュ素材であれば、汗をかいても蒸れにくく、不快感を軽減してくれる。モデルによって多少フィット感が異なるため、できれば店頭で実際に背負ってみてから選ぶことがおすすめ。
ただし、フィットするからといって、体の割にサイズが大きすぎるものを選ぶと、疲れやすくなってしまうので注意しよう。
防水性に優れているかどうか
防水性は、耐水、はっ水、防水の3つのレベルに分かれる。耐水は水が染み込みにくいことを表し、完璧に防水できるわけではない。はっ水は言葉の通り、水をはじくという意味で、防水はリュックの内部に水を侵入させないことを表している。
多くのアウトドアブランドのリュックは完全防水ではないが、ち密に織られたナイロンなどの素材が多少の雨を防ぐように設計されている。また、登山などの際、強烈な雨を防ぐためには、耐水圧が高い完全防水素材のザックカバー(パックカバー)を使用して防水力を高める。
ひとえに防水性といっても、使用している素材や縫い目部分のシーリング処理などによって、どれだけ水分の侵入を防ぐかが変わってくる。できれば、店頭で現物をチェックして、メーカーが発表している素材の解説やスペックにも注意して選ぶと失敗しにくいだろう。
デザインも要チェック
アウトドアブランドのリュックは機能性に優れているため、普段使いでも活躍する。街中で使う用途であれば、あまりアウトドア感を主張しすぎない、シックでデザイン性の高いリュックを選ぶことをおすすめする。
黒やグレーなど、シックなカラーなら街中で目立つこともない。アウトドアでも街中でも使えるおしゃれなリュックを選べば一石二鳥だ。
▼参考記事
デイパックのおすすめ20選!日々の通勤通学や日帰り登山に使えるアイテムを厳選
ハイキングや通勤通学におすすめのアウトドアリュック9選。魅力や選び方を徹底解説
『BE-PAL』が厳選!デイリーユースにぴったりなリュックおすすめ19選
日常の通勤や通学はもちろん、日帰りの山歩きや1~2泊程度の旅行にもぴったりな、容量15~28Lのデイパックを紹介しよう。
MYSTERY RANCH(ミステリーランチ)
ディストリクト 24
●容量:23L
●サイズ:H47×D25×W30cm
●重量:1,200g
●機能:チェストベルト、PCスリーブ
ポケットがいっぱいあって、日常の小道具類もシステマチックに収納できる
メイン収納部はPC、タブレット、ケーブル類を入れてもなお、中央に十分なスペースがある。横側が開く正面のフラップ付きポケットは、本体を体の前に回したときにモノの出し入れがしやすくて使い勝手バツグン!内部が見やすいように、ライニングが明るいオレンジ色になっているのもポイントが高い。
開いたとき不用意に全開することを防ぐ両サイドのマチは、面ファスナーによる着脱式。使い方も自由自在だ。
mont-bell(モンベル)
ガルワールパック 20
●容量:20L
●サイズ:H48×D17×W28cm
●重量:533g
●機能:チェストベルト、ヒップベルト、レインカバー
レインカバー付きで雨の日も安心
サイドポケットには入れた長尺物を固定できるフック付き伸縮コードがあり、水分補給用ウォーターパックにも対応。正面には小物の外付けに便利なデイジーチェーンを装備。日帰りハイクに最適なモデルだ。
レインカバーは着脱式。装着時は上部をスナップでしっかり留められる。
KELTY(ケルティ)
アーバン・テーブル・マウンテン
●容量:20L
●サイズ:H46×D14×W30cm
●重量:740g
●機能:チェストベルト、PCスリーブ
日常使いに適した装備が満載
本体収納部のほか、正面に2個と、手持ちハンドル部にジッパーポケットを装備。表面は撥水地、ジッパーは止水タイプだから、少々の雨で中身が濡れる心配はない。PCスリーブは11インチまで対応。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)
ストリートクリーク20
●容量:20L
●サイズ:H46×D16.5×W27.5cm(実測値)
●重量:657g
●機能:チェストベルト、ヒップベルト、PCスリーブ
クライマーにお薦めなホールバッグ型
クライミング時の荷揚げ作業に対応する丈夫な円筒型のホールバッグのデザインを踏襲したタウン向けモデル。開口部は開閉が瞬時にできる吹き流し式で、正面にはデイジーチェーンを装備している。ヒップベルトは着脱式。
Cotopaxi(コトパクシ)
BOGOTA 20L BACKPACK – DEL DIA
●容量:20L
●サイズ:H48×D20×W28cm
●重量:538g
●機能:チェストベルト、ヒップベルト、PCスリーブ
世界にたったひとつのカラーリング
他社の大量生産で残った端材で作られたデルディアシリーズのモデル。作りはシンプルだが、職人が1点ずつ手作りする"オンリーワン"は大きな魅力。好みのカラーリングを選ぶならオンラインではなく路面店へGO。
EVERGOODS(エバーグッズ)
PLC20(Panel Loader Classic 20L)
●容量:20L
●サイズ:H45×D17×W28cm
●重量:1,133g
●機能:チェストベルト、PCスリーブ
長く使い込める丈夫な素材と作り
厚手のバリスティックナイロン生地に、耐水加工された最高性能のYKKジッパーを採用。使い倒そうにも使い倒せないほどの丈夫さが魅力だ。背面は通気性・耐久性に優れた「モノメッシュ」という素材。PCスリーブは17インチまで対応。
karrimor(カリマー)
VT day pack F
●容量:20L
●サイズ:H42×D21×W30cm
●重量:470g
●機能:チェストベルト、ヒップベルト
山と街の両方で使えるデザインと機能性
日常使いに重宝するオーガナイザーポケットに加え、デイジーチェーンやトレッキングポールホルダーを正面に装備している。平日は通勤・通学に、週末は日帰りハイクにと、街でも山でもシームレスに使いこなせるモデルだ。
MILLET(ミレー)
プラトー 20
●容量:20L
●サイズ:H45×D13×W28cm
●重量:570g
●機能:チェストベルト、ヒップベルト、PCスリーブ
腕への負担を分散するループ付き
シンプルな外観ながらポケットが充実し、荷物量に応じてパックを圧縮するベルトも付いている。ハンドレストループはミレーならではの装備で、手首まで通さず指だけを掛けるのがポイントだ。ヒップベルトは着脱可能。
Peak Design(ピークデザイン)
エブリデイ バックパック ジップ20L
●容量:20L
●サイズ:H47×D21×W29cm
●重量:1,550g(中仕切り含む)
●機能:チェストベルト、PCスリーブ
一眼レフを常時持ち歩くならコレ!
セット位置を自由に選べる緩衝仕切り付き。正面パネルは全開でき、背負った状態からパックを体の前にずらしてサイド部だけジッパーを開けば、カメラ等をスムーズに取り出せる。PC収納部は15インチまで対応。
職人の手業が息づく柿渋染め帆布製
防水や腐食を防ぐ効果を持つ柿渋染めを施した8号帆布はパラフィン防水加工済み。ジッパープルやパッチ、フェルトパッド付きショルダーなど随所に本革が使われ、本体生地ともども存分にエイジングを味わえる逸品だ。
OSPREY(オスプレー)
ハイクライト18
●容量:18L
●サイズ:H51×D23×W27cm
●重量:680g
●機能:チェストベルト、ヒップベルト、レインカバー
背中を風が吹き抜ける快適仕様
本体背面と背面メッシュパネルの間に空間があり風通し良く、背中の蒸れを感じにくいのが特徴。ハイドレーションシステムに対応し、荷重を背中に引き付けるスタビライザーも装備している。ボトムにレインカバーを内蔵。
PacSafe(パックセーフ)
ECO 18L バックパック
●容量:18L
●サイズ:H43×D19×W27cm
●重量:730g
●機能:チェストベルト、PCスリーブ
安全装備が充実した海外旅行向け
メイン収納部はジッパータブをロックすることができ、生地やストラップには金属ワイヤーを内蔵。防犯機能が充実した希少なモデルだ。生地は海洋プラスチック再利用ナイロンの「エコニール」。13インチまでのPCに対応。
SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ)
デイトリッパー・クラシック
●容量:16L
●サイズ:H45×D15×W34cm
●重量:610g
デイパックの王道ティアドロップ型
1977年に発売されたモデルの復刻版。「おぉー、懐かしい!」という声が聞こえてきそうだ。デイパックの伝統ともいえる2気室構造で、ボトムは分厚い本革製。ショルダーにはフェルトパッドが付いている。
Jack Wolfskin(ジャック・ウルフスキン)
JP UR CNNCT COMMUTER 24
●容量:24L
●サイズ:H45×D18×W30cm
●重量:約870g
●機能:チェストベルト、PCスリーブ
収納部が充実したアーバン仕様
正面に3個のアウトポケット、正面裏側にメッシュポケット、内部背面側にPCスリーブがある。本体には別売りポーチ類を取り付けられ拡張性が高く、メッシュ併用のサイドポケットは濡れた折りたたみ傘を入れても湿気抜けが良い。
Thule(スーリー)
スーリー エンルート 26L
●容量:26L
●サイズ:H47.5×D29×W22.5cm
●重量:1,020g
●機能:チェストベルト、PCスリーブ
1~2泊の出張も余裕の収納力!
本体はPC、書類、ガジェット類と、その他の荷物を分けて収納できる二層構造。収納力と使わないときの見た目を考慮し、正面とサイドのポケットはストレッチメッシュ製を採用。背面パネルは蒸れにくいメッシュパッド。
Matador(マタドール)
セグ 28 バックパック
●容量:28L
●サイズ:H50.8×D24.1×W30.5cm
●重量:998g
●機能:チェストベルト、ヒップベルト
オーガナイズ機能が充実
日常使いというより、小旅行に向くモデル。正面パネル側に4つのコンパートメントがあって荷物を機能的に分別収納でき、しかもそれぞれ外側からアクセスできるのが最大の特徴だ。さらに背面側にも着替えなどをたっぷり収納可能。
レトロ感満載な懐かしすぎる復刻モデル
70年代に作られていたモデルの復刻版。生地は高品質で高強度のコーデュラナイロン、底にはスウェード補強を採用。
mont-bell(モンベル)
フィルストパック 20 Women’s
●容量:20L
●サイズ:H48×D18×W27cm
●重量:489g
●機能:チェストベルト、ヒップベルト
女性の体にフィットするデザイン
日帰りハイクに最適なモデル。圧縮ベルト付きだから荷物量に合わせてサイズ調節が可能。正面とサイドのポケットはストレッチ素材。
MILLET(ミレー)
スイウ18
●容量:18L
●サイズ:H42×D13×W27cm
●重量:480g
●機能:チェストベルト、PCスリーブ
日常使いに特化した外観と機能
背面長とショルダーベルトを女性向けにデザイン。ポケットが充実し、背面には背負ったままアクセスできるポケットが付いている。
▼参考記事
デイパックのおすすめ20選!日々の通勤通学や日帰り登山に使えるアイテムを厳選
全国のアウトドアショップで売れた!おすすめリュック4選
全国17のアウトドアショップのベストヒット商品から、低山ハイキングや小屋泊まりのトレッキング、通勤通学で使いやすい30リットル未満のバックパックを紹介。
ARC’TERYX(アークテリクス)
マンティス 26 バックパック
すっきりとしたスタイルながら、開口部が広いメインコンパートメントを持つ。上から開く大型ポケットほか、左右独立したポケットもあり、小物の収納も◎。
PAAGO WORKS(パーゴワークス)
BUDDY 22(バディ22)
逆台形のスタイルは、重心を体に近づけ、歩くときの体への負担を減らす効果を狙ったもの。便利な大型フロントポケット付き。
SALOMON(サロモン)
トレイルブレイザー 20
ハイドレーションチューブをショルダーストラップ上部から取り出せるなど、気の利いた小ワザを満載。重量414gとかなり軽い。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
シングルショット
厚みのある背面パッドは、エアメッシュの背面構造により通気性を向上。サイドポケットとは別に、独立したポールループがある。
▼参考記事
3位はサロモン、2位はパーゴワークス、1位は…?いま売れているバックパック15選【30リットル未満編】
こちらも必見!人気アウトドアブランドのおすすめリュック9選
PAAGO WORKS(パーゴワークス)
BUDDY16(バディ16)
BUDDYシリーズは旅を意識して作られているシリーズだが、山でも街でもシーンを選ばずに使用できる。16Lという手軽な大きさは、日常使いでの取り回しにも最適。帰宅ランなど、荷物を背負って走るのにも使い勝手のいいサイズ感だ。手持ちハンドルやポケット、PCやタブレットを収納できる内部パットなど、便利な機能が揃っている。徹底的にシンプルで使いやすいデザイン。
●容量:16L
●サイズ(約):450×230×200mm
●重量(約):450g
上部開口&2つのハンドルで荷物の出し入れが容易に
バッグは逆台形デザインになっており、上部にジッパー式の開口部を設置。開きに沿ったダブルハンドルでガバッと広げることができるので、荷物の出し入れが容易に行える。
トップとショルダー、2カ所のポケットで小物管理も楽々
安全性を考慮して作られたトップポケットは、財布やパスポートなどの出し入れも簡単。広めの開口部なので、どこでもサクッと出し入れが可能だ。
肩紐(ショルダーハーネス)部分には、左右2つのストレッチメッシュポケットを配置。スマートフォンやチケットなど、旅先でサッと取り出したいものをストレスなく出し入れできる。日常使いでも、移動の多いユーザーには、特に便利なポケットだろう。
肩紐のデザインは幅が広く厚みのあるものが採用されているので、ある程度荷物が重くても安定感があり、肩への負担も抑えてくれる。そういった点で、アウトドアから日常まで幅広い場面で快適に使えるのが魅力だ。
両サイドのメッシュポケットとストラップで荷物の増減にも対応
本体には、500mlのペットボトルも収納できるメッシュポケットが左右両方に付いており、ハイクに出かける際や旅先では、レインウエアや薄手の上着を入れておくのにも役立ちそうだ。
さらに、コンプレッション用のストラップが両サイドについており、それらを調節することで、荷物が少ない時にも中身の揺れを軽減してくれる。左右2本のギアループもあり、工夫次第で様々な収納方法が可能だろう。
他にも便利な機能が多数
本体背中側のバックポケットには内部パットが付属。ハイドレーションやタブレット端末、ノートPCなどの収納に便利。
本体背面のバックパネルはマジックテープで着脱式になっており、取り外して自宅で洗濯することが可能。
デザイン性に富んだカラビナ式のフックは、ヘルメットやギアなどを取り付けて使用できる。
パーゴワークスのアイテムには、すべてのデザインに意味があり、それらがきちんと機能している。BUDDY 16は、山でも旅でも街でも、いつでも活躍してくれるアイテムだ。
▼参考記事
山でも旅でも街でも活躍!パーゴワークスの新作デイパック「BUDDY16」が発売
patagonia(パタゴニア)
レフュジオ・デイパック 26L
最適な容量とフィットを備えた、パタゴニアデイパックのコア商品。15インチまでのノートパソコンやタブレット端末を収納することも想定し、取り外し可能なパッド入りのスリーブケースがついている。仕事から趣味への移動も簡単だ。
通勤にもトレイルにも便利な給水パック用ハンガー、さらにバッグの下にはバイクライトを取り付けられるクリップもある。
撥水加工には環境への影響が少ない、PFCフリーDWR加工(過フッ素化合物不使用の耐久性撥水コーティング)を採用している。パタゴニアといえば1993年よりペットボトルからリサイクル・ポリエステルの製造をはじめたことで知られているが、現在パタゴニアのギアに含まれるポリエステル素材のリサイクル率は89%だそう。2025年までに、すべての製品で再生可能な天然素材、あるいはリサイクル素材のみを使用することを目標としてるという。
▼参考記事
今すぐ出かけたくなる!「パタゴニア」2022年春夏モデルのデイパックが続々リリース
Coleman(コールマン)
アメリカン クラシック25
シンプルなデザインが特徴のアメリカンクラシックシリーズは、多彩な機能性が特徴。メインコンパートメントはジッパー部分が下まで大きく開くので、荷物の出し入れも快適だ。アウトドアからデイリーユースまで幅広い場面で使いやすいモデル。メイン素材は高い耐摩耗性や強度を持ち、軽量ながらも頑丈な「500D ナイロンCORDURA」、ボトムはより耐久性を高めた「610D ポリエステル」をそれぞれ採用。
タブレットスリープ搭載で、PCやタブレットの収納も楽々
中はオーガナイザーが豊富で、自分好みに整理しやすくなっている。タブレットスリーブも搭載されているので、リモートワークやワーケーション時にも活用しやすそうだ。
通称“ブタ鼻”と言われるピッケルホルダーと引手は、耐久性に優れた合成皮革を使用している。
▼参考記事
コールマンのバックパックってやっぱり使いやすい!新シリーズ「アメリカン クラシック」登場
MYSTERY RANCH(ミステリーランチ)
CATALYST22(カタリスト22)
シンプルな見た目と3ジップデザインを前モデル継承しつつ、リニューアルされたのはメイン素材。引き裂き強度や耐摩耗性に強いリサイクル素材(CORDURA re/cor)を使用し、さらに全体に直線的なパネリングによってスタイリッシュな印象に仕上がった。22Lのほか、26Lと18Lがある。各サイズ共に、底部分が地面に着かないように底上げされたPCコンパートメントを搭載。パックを直置きしても衝撃を直接与えにくい仕様になっている。
「カタリスト22」は通勤通学から小旅行まであらゆるシーンに活躍できる汎用性の高いサイズ。PCコンパートメントと一体型になっており、外見がよりスッキリした印象となっている。
取り出しやすいサイドのポケットはボトルを入れてもパックの形が崩れにくいデザイン。
▼参考記事
ミステリーランチのあの人気バックパックが進化した!
karrimor(カリマー)
auster 25
スタイリッシュなデザインと優れた機能で、街とフィールドを行き来できるリュックサック。定評のある背負い心地の良さに加え、リュックサックと背中の間に空間を生み出すairspace(エアスペース)構造を用いて、優れた通気性を実現している。30Lの「auster 30」もラインナップ。
austerは背面の両サイドに配置したメッシュパネルが背中の筋肉をしっかりとサポートしながら、空間を生み出すエアスペース構造を採用。カリマーの中枢コンセプトである“背負い心地の良さ”だけでなく、優れた通気性を体現した新製品だ。
「auster25」は荷物の出し入れがしやすいパネルローディングタイプ。ポールキャリアやヘルメットホルダーなども取り付け可能なアタッチメントループで、リュックサックの拡張性を実現している。
▼参考記事
カリマーの独自システムを搭載したリュック「contour 27」「auster25」「auster30」がもうすぐ発売!
COLUMBIA BLACK LABEL(コロンビアブラックレーベル)
スターレンジXPバックパック
ビジネスシーンでの利用を念頭に置いているバックパック。アウトドアバックに備わっている不要なデザインと機能をそぎ落としつつ、ビジネスならではの便利機能が盛り込まれ、ビジネスパーソンの「あったらいいな」が形になっている。アウトドアで培った技術と都市生活をサポートするコロンビアブラックレーベルの世界観が掛け合わさったプレミアムなバックパックだ。
●容量:17L
●サイズ: H44cm×W26,5cm×D14cm
アウトドアブランドが作ったビジネス用バックパック
スタイリッシュなスクエアフォルムなので、カチッとしたスーツとオフィスカジュアル、どちらにも合う。また、外側のボトルポケットをバックパックの内部に入れ込むことで外見はよりスマートに。上部に取り付けたハンドルにレザーを使用することで上質な印象に仕上がっている。
バックパックというとカジュアルな印象を持つ人もいるかもしないが、「スターレンジXPバックパック」なら“きちんと感”を出せるのがポイントだ。
抜群の収納力
メインコンパートメントに付属するPCスリーブは取り外し可能で、単体での使用も可能。背面部には取り出しやすく目立ちにくい場所に財布などを入れられるセキュリティポケットも完備している。
さらにセカンドコンパートメントにも荷物を整理して収納できる多機能スリーブを採用している。荷物が多い人でも、必要なものを必要なときに取り出せる使いやすさが魅力だ。他にも、鞄の上にPCを置いて作業ができるようにBOX型を採用するなど、使いやすさへの工夫が至る所で感じられる。
高品質で長持ち
生地には山岳バックパックでも使われるX-PAC VX42を採用。重厚な見た目ながらも軽量で高い耐摩耗性を持ち、開口部は止水ファスナーになっているため急な天候の変化にも安心だ。
▼参考記事
アウトドアの知見を凝縮!コロンビアブラックレーベルのビジネス用バックパック
MILLET(ミレー)
クーラ 30
登山用としてはもちろん、通勤や通学などの日常用としても気軽に使用できるスマートな見た目。メイン部分には、500デニールのコーデュラナイロン素材を採用。軽量ながらも優れた耐久性がある。メインルームには背面ポケットもついている。
登山をこよなく愛するアウトドアライター。甲信越にある低山を中心に大自然を満喫しています。登山以外にもキャンプや焚き火などアウトドア全般で活動しています。最近は家の掃除にハマっていて、ダイソーで掃除用品を探すのが楽しみの一つです。
優れた耐久性
クーラ30はメイン部分に、500デニールのコーデュラナイロン素材を採用。
コーデュラナイロン素材は、高い強度を持つ繊維で、引き裂きや摩耗に対して優れた耐性を持っている。デニールとは「9000メートルの長さの繊維で何グラム」あるかを意味しており、耐久性と重量は値が大きいほど上がり、値が小さいほど下がる。
クーラ30の500デニールは、耐久性と軽量性の点でバランスのとれた数値。そのため、500デニールのコーデュラナイロン素材を採用しているクーラ30は、軽量ながらも優れた耐久性があり、非常に使いやすいのだ。
多用途なサイドアタッチメント
基本的ながらも登山家にはうれしいストックホルダーや、ウェストベルト、チェストベルトももちろんついている。なお、ウェストベルトは簡単に取り外せるため、街中で使用する際は外し、見た目をすっきりさせることも可能。
ショルダーベルトには、ストレッチチェストポケットがついている。このポケットには、スマートフォンや行動食などの小物を入れることが可能。ポケットは折りたたみ式で、使わないときはたたんで隠すことができるため邪魔にならない。
レインカバー付属
クーラ30は、レインカバーが付属されているのもおすすめできるポイント。レインカバーは、リュックの底部にあるポケットに収納できるようになっている。
日常に溶け込むシンプルなデザイン
クーラ30は非常にシンプルなデザイン。「いかにもアウトドア」といった感じがなく、街中で使用してもクーラ30を知らない方は登山用ザックだと思わないだろう。
リュックの両サイドについているサイドコンプレッションストラップも、さらにスマートな見た目にしてくれるポイント。このストラップをきつくすることで、荷物を圧縮でき、シルエットをよりコンパクトに見せることができる。
通勤や通学向けの収納性
メインルームの中には、背面に大きめのポケットがついている。ここには、小さめのノートパソコンが入る。実際、13インチのMacBook Proを入れてみたところ、問題なく収納できた。また、一般的なサイズのA4クリアファイルも入る。
サブルームにはペンホルダーが2本、そして手帳やモバイルバッテリーなどが入るポケットがある。小物を収納しやすく、非常に使い勝手が良い。
▼参考記事
登山も通勤もこれひとつで!ザックを買うならミレー「クーラ30」がおすすめの理由
THULE(スーリー)
Thule AllTrail X 15L
ワックスキャンバス製のバックパック。従来のコットンワックスキャンバスと比べて強度が5倍、耐水性は3倍。50%リサイクル素材のポリエステルワックスキャンバスを使用している。コンパクトなサイズながら、ショルダーストラップポケットやドリンクボトルポケットがついているなど収納力も抜群。普段使いからアウトドアまで、幅広いシーンで活躍してくれそうなデザインのバックパックだ。
▼参考記事
秋のハイキングにGOOD!機能的でかっこいいTHULEのバックパック2選
GOSSAMER GEAR(ゴッサマーギア)
MINIMALIST 19 DAYPACK
●容量:19L
●サイズ:縦42.5×横24.6×マチ10.1cm
●重量:331g
1944年生まれ。『BE-PAL』『DIME』『サライ』の創刊編集長。現在は「Cool Senior Magazine」を編集。www.csmagazine.jp/
ゴッサマーギア(GOSSAMER GEAR)というアウトドア・ブランドは、ウルトラライトのパイオニア。ここが作るデイパックを、3代にわたって愛用している。入り口をヒモで絞るというシンプルな構造で、非対称のネットデザインが特徴。
この「ミニマリスト」が久しぶりにリニューアルし、前モデルよりひと回り小さく軽くなった。サイズは縦42.5×横24.6×マチ10.1cmで、縦横が約4cm短くなり、405gから331gへ軽量化。容量19L。生地が薄く柔らかくしなやかになり、入り口がキッチリ閉まる。密閉度は高く浮き袋になるほどでこれなら雨も防げる。
今まではヒモで絞ったあとコードロックを滑らせて留めていたが、ロック部分が新機構になってヒモを引くだけでロックされるように。バッグ内のポケットがふたつになり(ひとつはジッパー付き)、大きくなったので手回り品がすべて入る。