
焚火にピッタリなダウンの選び方
高い保温性がダウンの魅力
防寒ウェアと一口に言っても肌寒い時期に羽織るものから氷点下の世界に対応するもの、速乾性や軽量性など用途に応じてたくさんのモデルが存在する。
中でもダウンジャケットは、軽い着心地と優しく包み込むような暖かさが特徴。体を激しく動かさず、じっとしているときに頼りになるのがダウンの保温性だ。
登山ではテント場で過ごす時や早朝から行動を開始する時の必需品。キャンプでも、椅子に座ってのんびり過ごす時にもダウンジャケットはぴったり。キャンプは登山と比べて運動量は少ないため、その場にいるだけで冷えることもある。
ダウンジャケットの高い保温性のおかげで、真冬の時期も億劫になることなく過ごせるのだ。
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難燃素材が安心
ナイロンやポリエステルなどの化学繊維製のアウターは、「焚火による穴あき」事件が多発する。
そこで、難燃素材を使用した焚火服のご提案。難燃素材は、あくまで燃えにくい素材ではあるが、火の粉がウェアに飛んできても、すぐにはらえば無傷。
気づかずに火の粉が生地に付着しても、ちょっと焦げ目が付く程度の軽い被害ですむ。
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ナンガ
マルチに使える、難燃生地のダウンカーディガン。シーンに合わせてアウターとしてもインナーとしても使え、着心地がよい。NANGA(ナンガ) HINOC RIPSTOP INNER DOWN CARDIGAN
●表生地:ヒノックリップストップ(ポリエステル96%、アラミド4%)
●裏生地:10dn リサイクルナイロン
●ダウン:UDD DX;スペイン産ダックダウン 90-10% (770FP)超撥水加工
●ダウン量:60g
スナップボタン開閉のシンプルな構造。ヒノックリップストップ生地は、コットンライクでやわらかく、難燃性のほかにナチュラルなストレッチ性もある。
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NANGA(ナンガ) HINOC DOWN PANTS
両サイドに大きなポケットが付いた、カーゴデザインのダウンパンツ。難燃素材アラミドを配合したヒノック生地を表地に使用しており、焚火パンツとして使うことができる。
中綿には、はっ水性のあるUDDダウンを採用しており、保温性も良好。汗をかいたり湿気が多かったりしても、ダウンのふんわりした状態を保てるため、冬場のアウトドアでも快適な暖かさをキープできる。
また、股下は立体裁断、膝部分は二重仕立てと、動きやすさや耐久性を考慮した設計になっているのもポイントだ。
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モンベル
mont-bell(モンベル) 3 in 1 フエゴ ダウン ジャケット
優れた自己消火性を持つ高機能難燃素材、フレアテクト採用のアウター。着脱式ダウンインナー付き。季節を問わず活用できるのがメリット。
モンベル独自開発の素材「フレアテクト」は、難燃性ビニロンとコットンを組み合わせている。着用者が接炎しても熱溶解せず炭化するため、皮膚に融着しにくくガス(煙)の発生もごく微量。
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ワークマン
WORKMAN(ワークマン) フュージョンダウンFLAME TECHモンスターパーカー
火花に強く、手軽に洗えるダウン。日本で初めて高レベルでの撥水加工と火花対策である防融加工との共存に成功した技術が使われている。中わたにはダウンと吸湿発熱わたのフュージョンダウンを使用。
火花が飛んでも燃え広がりにくいワークマンの火花対策製品は、もともと「溶接工」用の綿パーカーからスタートしているプロ仕様。さらに、自宅での洗濯に適していないダウンウエアのにおいの悩みを解消するため、洗えるダウンウエア「フュージョンダウンFLAME TECHモンスターパーカー」が登場した。
裏地はシルバープリントの約1.5倍の保温性があるブラックアルミプリントで、保温機能はバッチリ。また袖口は、冷気の侵入を防ぐ二重袖口。フードは二重になっている襟裏の内側に、マジックテープがついているため、丸めて収納可。
ポケットは4つ。両サイドのポケットと、ファスナー付き胸ポケット1つ、内側にもポケットが1つある。
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ウェアについた焚火のにおいを取るには?
ウェアや髪の毛など、いったんついた焚火臭は消えにくい。そんなときは次の方法を試してみよう。
焚火のにおいを取る方法
風に当てる
風に当てるとある程度はにおいが軽減される。
消臭スプレーを使う
焚火臭にも効果があるアウトドア用消臭スプレーも販売されている。
重曹で消臭する
重曹と衣類をビニール袋に入れて、ひと晩放置する。多少、軽減される。
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