平戸で夜のキャンプ飯！「長崎和牛の焼きしゃぶ」「シイラとヒラスのスパイス串焼き」ともう1品

至福の時間。冷酒でしっぽりと秋の夜長を楽しみました。

長崎・平戸で「ハレのキャンプ飯」

普段、近場のキャンプでは、地の野菜をふんだんに使った料理をメインに楽しんでいますが、遠出の旅キャンプの時には、その土地の特産品や郷土料理など特別なごちそうをいただきます。
（旅行の記事はこちらを参照）　（その他平戸キャンプ飯はこちら）

今晩は、新あごの一夜干しに平戸産の新米で、たきたてご飯を塩むすびにして。少しお肉も食べたいとリクエストがあったので、長崎和牛を焼きしゃぶに。あご（飛魚）の群れを追ってやってくるシイラもこの時期、地元で人気の魚。昨晩の余りもののシイラとヒラスは、スパイスに漬け込んで串焼きにすることにしました。

【この日のメニュー】

長崎和牛の焼きしゃぶ
野菜盛り
シイラとヒラスのスパイス串焼き
新あごの一夜干し
新米炊きたて塩にぎり

＜下準備＞

お米を洗い、水に浸します。
スパイス焼き用のスパイスを作り、魚を漬けます。※下記、レシピ欄を参照。
野菜の盛り合わせを作ります。

【長崎和牛の焼きしゃぶと野菜盛りのレシピ】

お肉をちょっとだけ食べたい、そんな時に助かるのが対面販売をしている地元のお肉屋さん。少量でしたが、快く対応していただきました。感謝。

【材料】

しゃぶしゃぶ用のもも肉をさっと焼いて。とってもおいしいお肉でした。

牛肉しゃぶしゃぶ用もも肉　4枚
プチトマト（好みで）
ししとう（好みで）
塩
こしょう

＜作り方＞

（1）グリルパンに好みの野菜を並べ焼きます。

グリルパンにしゃぶしゃぶ用の肉と野菜を置いて焼き始めます。

（2）しゃぶしゃぶ用の肉を置き、軽く塩、こしょうをします。
（3）裏面はさっと火を通す程度でOKです。

食べ方は、お肉の部位によって、わさび醤油やマスタード、BBQソース、などお好みでどうぞ。

野菜盛りは好みの野菜で

春菊　適量
プチトマト　適量
カイワレ大根　適量

焼き物が多いメニューの時は、フレッシュな野菜があると箸休めにちょうどいいです。お肉などに巻いて食べても。

【シイラとヒラスのスパイス串焼きのレシピ】

【材料】

シイラ　適量
ヒラス　適量　※魚はかつおやブリなどでもおいしいです。
玉ねぎ　少々
ししとう　6本
にんにく　2片
しょうが　1片
レッドペッパー　小さじ1/2〜1
ブラックペッパー　小さじ1/2
スモークパプリカ　小さじ1
クミンパウダー　小さじ1/2
オリーブオイル　大さじ2
砂糖　少々
塩　少々
レモン（くし形）　1/2個分

＜作り方＞

（1）シイラ、ヒラスは軽く塩をして5分ほど置き、水分をふき取ったら、串に打ちやすい大きさにカットします。
（2）玉ねぎ、ししとうも同様にカットします。
（3）袋を準備し、袋に、にんにく、しょうがのすりおろしを入れます。続いてレッドペッパー、ブラックペッパー、スモークパプリカ、クミンパウダー、塩、砂糖、オリーブオイルを入れてよく混ぜ合わせます。

スパイスは、ミックスされているものなど、好みのものでOKです。

（4）袋にシイラ、ヒラスを入れて30分ほど漬けます。
（5）串にししとう、シイラ、玉ねぎ、ヒラス、ししとうの順に打ちます。

串に打つときは、ビニール手袋をして作業すると便利です。

（6）グリルパン（網、フライパンなど）で焼きます。

串に打つ野菜は好みのものでOKです。

【新あごの一夜干し】

【材料】1人分

新あごの一夜干し　1尾

たくさん入っているので、自宅に戻ってからも楽しめそうです。

新あごの一夜干しは、遠火でじっくりと時間をかけて炙ります。

平戸産の新米、炊きたてご飯で「塩むすび」

今年初の新米。ツヤツヤで甘い香り。ほどよく粘りがあって瑞々しいおいしさでした。

新米を炊くときは、水の量は少なめにと一昔前までは言われていましたが、近年は米の貯蔵環境もよくなり、通常通りの水加減でおいしく炊くことができるようになっています。

【新米の塩むすびのレシピ】

【材料】
米　1.5合
水　1.5合分
塩　少々

＜作り方＞

（1）あらかじめ浸水しておいた米を炊きます。蓋をして火にかけます。火加減は中火。
（2）沸騰したら、弱火にして10分。

30年ほど前のプリムスのツーバーナー。見た目も使い勝手もお気に入りのギア。弱火調整がしやすく、ごはんもおいしく炊けます。

（3）10分経ったら火を止め、蓋を開けてさっくりと全体を混ぜ、再び蓋をして15分ほど蒸らします。
（4）水をつけた手に塩を広げ、適量のごはんをのせて熱いうちに握ります。

平戸大満喫！

平戸瀬戸市場さんには、滞在している間、毎日通っていました。ここで紹介したあごの一夜干しや平戸米もこちらで購入。

行くたびに水揚げされている魚介の種類が変わるので、とても新鮮でした。

平戸を離れる最後の日、お土産を買いに伺うと、この日はいろいろな種類の貝が並んでいました。貝料理も作って、食べてみたかった！と後ろ髪をひかれながら市場をあとにしました。

美しかった景色、人との出会い、食べ物、すべてがイメージをはるかに超える壮大さでした。
長崎・平戸の皆さま、大変お世話になりました、よき旅キャンプになりました。ありがとうございました。

今回の旅キャンプは、訪れてみたい街、平戸へ観光ついでにキャンプをしよう！とプランしたものです。せっかくなのでキャンプ飯も撮っちゃおうと2泊3日で作ったメニューも紹介させていただきました。参考にしていただければなによりです。

私が書きました！

料理研究家

小牧由美

名古屋市在住の料理研究家。東京を拠点に食に携わる仕事で20年以上活動。その間、銀座のヴィーガンカフェでは立ち上げから店長を務め、レシピ・商品開発から体調改善に特化したメニューを考案し、カウンセリングにも従事。現在は、旬の素材を使った料理やローフード、プラントベースのレシピ提供、商品開発などをおこなっている。http://yamabon.jp/