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海外の旅

2023.09.28

最高のイベントや!アメリカの「Run for Beer」で“美味しいビールを飲むために”走った

マンハッタンビーチ市内の歩道に設置された5キロ走のスタート・ゴール。

9月2日にロサンゼルス近郊のマンハッタンビーチで「Run for Beer」という名のイベントが行われました。直訳すれば、「ビールのために走る」です。

“ビールを飲むために走る”イベントって?

クラフトビールのお店前からスタートし、周辺5キロを走って、ゴールした後はそのお店が提供してくれる美味しいビールを飲もうという、ただそれだけが趣旨のイベントです。楽しむことを目的としたいわゆるファンランで、タイムも順位もつきません。

「走った後にビールを飲む」ではなく、「ビールを飲むために走る」ことがミソなわけです。

ビールを美味しく(それもできればたくさん)飲むために走ることを楽しみにしておられるランナーはきっと世の中に多いはず。私もそのひとりであることを認めるのはやぶさかではありません。

この素晴らしい名称のイベントを同士の方々にぜひとも紹介したいと思い立った訳はあらためて説明するまでもないでしょう。

どうせビールを飲むだけだから!生憎の雨でも気にしないランナーたち

マンハッタンビーチ。雨天でもビーチバレーボール大会が行われていた。

マンハッタンビーチは広い砂浜と大きな波に恵まれ、ビーチバレーボールとサーフィンが盛んな土地です。

元々は大きな砂丘があったところで、1920年代に都市開発のために大がかりな採掘が行われました。余った砂は現在では「Sand Dune Park」という名の元に小山のように積み上げられていますが、それ以外にも大量の砂がここからはるばる太平洋を渡ってハワイのワイキキビーチに運ばれたということです。

あの世界的に有名な観光ビーチ、実は人工砂浜なのです。

さて、肝心のイベントですが、当日は小雨がぱらつく、生憎の天気でした。

毎日晴天が続くこの時期のロサンゼルス近辺としては大変に珍しいことです。実際、イベントの前日も翌日も晴れていたのですから。

青い空と青い海、白い砂浜に揺れるパームツリー。そんな風景を眺めながら気持ちの良い汗をかいた後に飲むビールは最高だろうなあ、と希望に胸を膨らませて集まったランナーたちにはまことに気の毒な天気でした。

それでも、大会ウェブサイトにはあらかじめ「雨天決行」と書いてあり、主催者もランナーたちも雨を気にしている様子はありませんでした。そのランナー根性は立派と言うべきか、頭が下がると言うべきでしょうか。

もっとも、「どうせ走り終わったらお店でビール飲むだけだから、少しくらい濡れたって全然構わないじゃない?」って声なき声が聞こえてきたような気がしないでもありませんでした。

雨をものともせずにスタートするランナーたち。奥のテラスではすでにビールを飲み始めている人も。

アメリカでは秋こそがビールの季節?

このイベントは9月から11月下旬まで2週間に1回くらいのペースで行われる「ビールのために走る」シリーズの第1回でした。全米各地で行われていますが、ロサンゼルス周辺ではこれ以降もクラフトビールのお店を巡回して行われます。

ビールと言えば夏でしょ、と意外な季節設定に思えるかもしれません。しかし、実はアメリカでは秋から冬にかけてもビールの季節であると言えるのです。

9月になるとNFLシーズンが開幕します。するとアメフトとはまったく関係ないはずのスーパーマーケットまでもが通路でビールの特売を開始します。「テレビでアメフトを観戦しながらビールを飲もう」というわけです。

さらに、10月のオクトーバーフェストは本来ならドイツのお祭りのはずなのですが、なぜかアメリカのビールメーカーはこの時期になるとこぞってその名を冠した季節限定ビールを大々的に売り出します。

「ビールのために走る」シリーズはそんな季節とともに始まり、11月4日には私が住むカリフォルニア州アーバイン市でイベントを予定しています。

ちなみに、アーバイン市は緑や公園が多い街です。スタート・ゴールとなる「Left Coast Brewing Co」は、美味しい料理と地元のクラフトビールが楽しめる良いお店であると自信を持っておすすめできます。

この記事を読んで、「矢も楯もたまらず来ちゃいましたよ」ってランナーに会えたら望外の喜びです。

走った後のビールは最高!の証拠写真。

「Run for Beer」シリーズ公式ウェブサイト
https://www.breweryrunningseries.com/locations/california

私が書きました!
米国在住ライター(海外書き人クラブ)
角谷剛
日本生まれ米国在住。米国で高校、日本で大学を卒業し、日米両国でIT系会社員生活を25年過ごしたのちに、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。日本のメディア多数で執筆。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。

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