野生肉ソーセージの作り方
ここでは食事だけでなく、祖谷の自然を体感できるアクティビティも楽しめる。そのひとつがジビエソーセージ作りだ。
「ヒツジの小腸を使うとウィンナーサイズ、ブタの小腸だとフランクフルトサイズだね。肉質が劣化するので、10度C以上にならないように気を付けて~」
完成までには3時間ほどかかるが、燻製している間は急斜面に張り巡らされた里道(歩道)をゼェゼェいいながら散策したり、縁側でぼーっとしたり。そんな時間も妙に楽しい。
肝心のソーセージは、香ばしく、肉の旨みがハンパない。合成保存料なども無添加なので、安心して食べられる。猟師の理想は「シカ一頭、骨まで使い尽くすこと」といっていた石井さん。食べにくい部位をソーセージなどで上手に利用することで、日本のジビエはもっと進化していくのかもしれない。