2019年4月号ふろくの「SHO’S × BE-PALステンレス ミニ焚き火台」で、お手軽に燻製しちゃいます。100円ショップでなら、総額300円以下で材料が揃っちゃうので、ちょっとスモークに挑戦してみたいビギナーさんには、特にオススメ!!
ビギナーさん向けスモークというと、スモークウッド(角材状)やスモークチップ(砕木状)に直接着火して燃やしてしまう方法が多いようですが、煙が強くなりすぎて味もキツくなりがちです。
せっかくの「ミニ焚き火台」ですから、今回はちょっとプロっぽい「熱燻法」と呼ばれる方法にチャレンジ。スモークチップに火は点けずに、焚き火台で下から炙って発煙させます。こうするとまろやか〜で、深い味わいのスモークができあがります。
材料
1.SHO’Sステンレスミニ焚き火台(BE-PAL4月号ふろく)
2.アルミホイル(家庭用のものでOK)
3.スモークチップ(大さじ1杯)
4.焼き網(100円ショップ27cm×27cm)
5.段ボール(1.5リットルの飲料サイズがベスト!)
6.ティーキャンドル(後で固形燃料に変更しました)
食材(火を通さなくても食せるもの)
1.明太子
2.チーカマ
3.魚肉ソーセージ
4.チーズ(今回はカマンベール)
5.ミックスナッツ
6.サラダチキン
それでは早速、段ボールスモーカーの制作にとりかかります。まず段ボールの側面にカッターで焼き網と同じ幅の切り込みを入れます。上から1/3くらいの高さで両面に入れてください。
水平に網を差し込みます。キツい時は段ボールを湾曲させて、切断面をズラしながら差し込むと、少しずつ入っていきますので、反対側まで貫通させてください。
上から見るとこのような感じになります。100円ショップの焼き網とペットボトルの段ボールが、大きさとしてはベストマッチ。これだけでスモーカーは完成です!!
細長い段ボールですが、上記の食材を並べるには十分なスペースがあります。油が垂れ落ちるかもしれない食材は、火の上を避けて並べましょう。
欲張りな人は網を2段にしたり、吊るしたりすると、いっぺんに沢山の食材をスモークできちゃいます。
そしていよいよ「笑’s-ふろく君」の出番です!! アルミホイルを手で適当に整形してお皿を作ります。今回はLOGOSの極厚アルミホイルを2重にして使ってみました。普通の家庭用アルミホイルなら、3〜5重くらいにしておいた方が無難かもしれません。市販のアルミ皿やシェラカップを使えばもっとお手軽。流行りのサバ缶の空き缶などでも良いですね。
お皿にスモークチップを注ぎます。量は大さじ1杯ほど。種類としては写真の「ヒッコリー」が基本。甘めをご所望なら「リンゴ」のチップ、渋めなら「ウイスキーウッド」と……燻製の世界は奥が深いので、いろいろ試してみても楽しいと思います。
さあ、いよいよ点火っっっ!! ……というところで、問題発生です。100円ショップのティーキャンドルでは煙が出ないのです。
キャンドルの位置を高くしてみたり、アルミホイルの位置を低くしてみたり、試行錯誤を繰り返しても、一向にチップが燻されず、煙が出ません。ロウソクの炎では、そもそもの火力自体が弱かったみたいです。
万一のために買っておいた固形燃料に選手交代です。3個入り100円だったので、こちらもなかなかお得です。
さあ、準備は整いました。今回のお手軽スモーカーは、段ボールの箱を密閉せずに、上から被せるだけ。火を扱いますから、草の上などではなく、できるだけ固いしっかりした地面を選んでください。写真のように石のブロックがある所ならベストですね。
倒れると引火して火事になってしまいますから、石やブロックで固定して下さい。でも少し隙き間があった方が、下から酸素が供給されます。
上部も密閉されてないので、煙が少し漏れて、香ばしい匂いがしてきます。100円ショップの固形燃料の燃焼時間はおおよそ20分。最初の3〜5分は炎が大き過ぎるので避けておいて、正味15分ほど燻せば、ちょうど良い燻し加減に出来上がります。
いかがでしょうか? 今回の材料は安くて、手に入りやすく、かさばらないので、キャンプに持って行くのには最適です。
サイトに着いて手早く準備すると、テントを設営している間に丁度よく燻し上がってくれます。サイトが完成して「キャンパ〜イ!!」する際のおつまみにぴったり!!
スモーク未経験で、「笑′sふろく君」をお持ちの方は、ぜひ試してみてください。