
特にエナジージェルは吸収も早く素早く摂取できるので、マラソン、トレラン、ロングライドなど長距離系のアクティビティを楽しむ方はよく使うのではないでしょうか。
しかし、ベタベタしたり甘すぎたりと気になる点があるのも事実。今回紹介するのは補給食としても利用できる「きーぽんライスワークス」の甘酒です。どうして補給食に甘酒なのか、実際試した感想などをお伝えします。
甘酒が補給食に向く3つの理由
甘酒がどうして補給食に向いているのか、その理由を3つ紹介します。
ブドウ糖でちょうどいいスピード吸収
麹菌がデンプンを単糖へ分解しているため、飲んだ後に血糖値がゆるやかに上がるという報告があります。ジェルほど急激に上がらず、固形バーよりは早く、まさに“ちょうど良い即効性”です。
アミノ酸とビタミンB群が疲労ケア
甘酒には発酵由来のBCAAとビタミンB群が豊富に含まれています。BCAAは運動中の筋肉分解を抑え、ビタミンB₁・B₂は糖質と脂質の代謝を支えてくれるため、長い行程の後半でも持久力の維持が期待できます。
砂糖不使用で後味すっきり
砂糖を加えていないため粘度が低くベタベタしないので、飲んだあとに水を飲んだり、口をすすぐ必要がありません。優しい甘さでスッキリ飲めて補給ができます。
きーぽんライスワークスの甘酒とは
生産者きーぽんライスワークスとは
富山県蜷川地区で代々受け継がれてきた田畑を守りながら、有機・自然・不耕起栽培で米と野菜を生産。環境負荷を減らすことを目標に、収穫した米を甘酒や糀シャーベット、ポン菓子、米粉製品などに加工し、米の多彩な食べ方を提案しているブランドです。
こだわりの甘酒
そんな、きーぽんライスワークスが原料から作る補給食の甘酒は、水を一滴も加えずに仕上げた糖度50度の濃縮タイプで、デザートとしてそのまま食べられるほか、飲み物に割ったり料理の砂糖・みりんの代わりにも使える万能選手です。
甘酒の種類は基本3種類
きーぽんライスワークスの甘酒は「甘酒」「黒米甘酒」「おやさい甘酒」の3種類。

ベーシックな「甘酒」は原料の糀から全て自社で栽培した農薬、化学肥料不使用のコシヒカリを使用。ノンアルコール、ノンシュガーなので、お子様からご年配の方々まで飲めます。
甘酒特有の雑味を押さえてありながらも、後味にコクはしっかりと残っている濃厚な味わいです。158gで300kcalと十分なエネルギーなので、運動中に数回に分けて飲むことができます。

「黒米甘酒」はもち米由来の古代黒米を玄米のまま発酵させた一品です。赤紫色の色素に含まれるポリフェノールが豊富で抗酸化作用が期待でき、ぷちぷちとした粒感と濃厚なコクが食べ応えを高めてくれます。
166gで300kcalと、こちらも十分なエネルギーになっています。

「おやさい甘酒」自社で栽培した農薬化学肥料不使用米糀と、季節のお野菜を発酵させた甘酒。発酵させることにより、元の素材よりも栄養価が大幅にアップしています。
野菜はトマトやいちご、あずきなど、季節ごとに変わるので、その時期だけの味を楽しむことができます。筆者が購入したのは「トマト」、150gで233kcalとこちらも十分なエネルギーといっていいでしょう。
使いやすいパッケージ

パッケージはパウチ式でキャップがしめられるので、一度に食べ切らなくても数回に分けて食べることができます。
トレランザックのショルダーポケットに入る大きさなので、持ち運びにとても便利です。さっと取り出せて補給できるので、登山、ハイキング、トレランなどにピッタリです。

アウトドア以外でも美味しく

アウトドアの補給食にはもちろんなのですが、自宅のおやつにもぴったりの美味しさです。そのまま食べても十分ですが、筆者は無糖プレーンヨーグルトに混ぜるアレンジがお気に入り。
ジャムやハチミツの代わりに甘酒をひとさじ加えると、やさしい甘さと麹のコクがヨーグルトと調和し、朝食代わりにもデザートにもなる一品が完成します。また、冷凍庫で凍らせておけば、夏場のデザートにピッタリです。
甘酒でアウトドアをもっと軽快に

補給食に求められる「吸収スピード」「持続力」「胃へのやさしさ」を一つで満たしてくれるのが、「きーぽんライスワークス」の甘酒です。
季節限定フレーバーもあり、山でも家でも活躍する万能選手。次のアウトドア・アクティビティに一本バッグにしのばせれば、そのやさしい甘さが長い行程の後半で頼もしい味方になってくれるでしょう。