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    2016.09.04

    ヘルシンキの街中で気軽に 伝統的サウナを楽しめる パブリック・サウナ

    1928年に創業したコティハルユ(Kotiharju)はヘルシンキで最も古いパブリック・サウナです。ストーブには1500キロの石が使われており、それを暖めるには5〜6時間かかると言われています。伝統的な薪サウナで、サウナ室に積み上げられた薪の香りが心地よく、程よい湿度と温度でじっくりと身体が暖まっていきます。赤く『SAUNA』と書かれた看板の下で人々が涼みながら談笑している光景は、ヘルシンキのパブリック・サウナのシンボルになっています。

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    Kotiharju
    http://www.kotiharjunsauna.fi/

    パブリック・サウナではありませんが、ヘルシンキ中央駅近くのウルヨンカツ・スイミング・ホール(Yrjönkatu Swimming Hall)にも薪サウナがあります。1928年に創業し、映画「かもめ食堂」にも登場した歴史的な重厚感のある建築スタイルのプールで、1967年からはヘルシンキ市が運営しています。特に平日の夕方は仕事帰りの人たちで賑わい、行列待ちになることもあります。もともとはプールに裸で入ることしかできませんでしたが、2001年から水着で入ることもできるようになりました。そのため、プールでは裸で泳いでいる人と水着を着て泳いでいる人が混ざっていますが、サウナは今でも水着で入ることはできません。男性専用の日と女性専用の日が決められているので、事前に開館日を確認する必要があります。

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    1階にはプールと2つのサウナがあり、2階にはスチームサウナや薪サウナの他に、カーテンで区切られたベッドと個室、軽食メニューも出しているカフェがあります。1階のみを使用できるチケットか、1階と2階の両方を使えるチケットがあります。

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    Yrjönkatu swimming hall
    http://www.hel.fi/www/helsinki/en/culture/sports/indoor/swimming/yrjonkatu-swimming-hall

     

    ヘルシンキのパブリック・サウナはアクセスもよく、一人でも気軽に行くことができます。社交の場としても人々の生活に欠かせないパブリック・サウナは、新しい都市の文化と歴史、自然の要素が融合したヘルシンキならではのサウナ文化を見ることが出来る場でもあります。

    取材協力/ヘルシンキ市観光局、フィンランド政府観光局

    写真・文/東海林美紀

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