でも、それって全くの逆なんですよ。実はコウモリは私たちに幸運を運んできてくれる存在。
コウモリは幸福をもたらす動物として古来から親しまれている一面もあるんです。
今回はコウモリこそ最強のラッキー動物なんだと知ってもらいたいです。
コウモリは幸福を呼ぶ生きものだった

コウモリは不吉だ。なんて、全くのウソ!本当のコウモリは全くの逆で、幸せの象徴、幸運のシンボルとも言える動物なんです。既存のイメージにとらわれない、意外に知られていない本当の事を深堀りしていきましょう。
コウモリの漢字
みなさん、コウモリを漢字で書けますか?正直、かなり馴染みが無いですよね。
「蝙蝠」と書きます。さすがに学校でも蝙蝠の漢字は習いませんよね。
2文字ともどちらも虫へんです。虫へんの漢字としては他に、蜂(ハチ)、蝶(チョウ)、蛾(ガ)、蝉(セミ)など当然、昆虫類に使われていますね。でも、蛸(タコ)、蛇(ヘビ)、蛙(カエル)、蜘蛛(クモ)など昆虫じゃない生きものにも使われています。あとは、蠍(サソリ)、蛭(ヒル)などなど……。
なぜだろう、あまり気持ちのよろしくない生きものばかりのような(笑)
古来中国から獣とも鳥とも違う雑多な小動物は皆、虫という風にひとくくりにしていたようです。
そんな「虫へん」なんだけれども、この世で最も美しいものあります。
それは虹です。
あんな綺麗なものに虫へんを使っているなんて、なぜ?
中国の古い文書には「虹は大空を貫く不思議な蛇のようだ、だから虫へんを使う」と説明されているそうです。
虹からヘビを連想するなんて、なんか素敵な考え方だな。
だって「虹っていうのは、光の屈折がね、こうなって、ああなって」と説明されると、理屈を超えた虹の美しさの前では、秒で興ざめしてしまいますもん。そんな僕の性格が屈折していますかね?(笑)
なお「コウモリ」という呼び名の由来としては「かわほり(川を堀るように飛ぶから)」「かわはり(皮を張ってある翼のことか)」などから変異してコウモリになった、という説が有名です。
コウモリは福を呼ぶ存在
蝙蝠の漢字を分解してみますと虫へんの右側(つくり)はそれぞれ「扁」「畐」ですね。
音読みだと「へん・ふく」になるのでしょうか。
中国語での発音は「ビエン・フー」ということですが、この「フー」の発音が「福」の発音と同じなんです。
それが福につながるとして、コウモリは昔から中国では縁起の良い動物とされてきているんです!さらには「偏福(福が寄ってくる)」の発音が「ピエン・フー」であり、蝙蝠の発音に似ているとする情報も。実際に中国の建物や食器類には多くのコウモリを見出すことができます。これまたデザイン的にも至極秀逸なんです。
日本語の「コウモリ」も語呂合わせで行けば「幸森(コウモリの住む森は幸せいっぱい)」「幸守(幸せの守り神のよう)」など、とても好印象。コウモリのコウは、幸!蝙蝠の蝠は、福!つまり、幸福そのものなんだよコウモリは!
これを機会に、私たちは認識を改めましょう。

いっぱいあるよ!コウモリグッズ、コウモリチャーム
世の中には人知れず色んなものがあるんだなあとしみじみ思います。
あるんですよコウモリグッズがいたるところに。
僕は自分でコウモリグッズを集めたりする収集癖は全くないのですが、やはり自宅にはそれなりの数のコウモリ関係アイテムがあります。コウモリが好きだ、という人がよっぽど物珍しいんでしょうね。友人知人が勝手にコウモリグッズをプレゼントしてくれるのです(笑)。本当にありがたいことです。
もちろん自分で買うときも稀にあります。
とある動物園のグッズショップに行ったときには、やたらにリアルなコウモリフィギアが売っていました。
リアルすぎて普通ならちょっと引くんだろうなという無駄に高いクオリティ。
僕は講演会とかの時にコウモリの説明をする用に使えるかな?と思い、購入を決意。
その時、店員さんが近くを通ったので、からかってみました。
「こんなコウモリとかヘビとかクモとか……こんなの誰が買うんすかね?よく仕入れましたねえ?」と僕が言うと、「そうなんですよ!私もこんなの誰が買うんだろうと思うんですけど、なぜか、結構売れるんですよ」と店員さん。
「ほう~、そうですか。では、これ(コウモリ)ください(笑)」と言うと、店員さんも爆笑していました。

右:可愛いぬいぐるみの中に、妙にリアルすぎるウサギコウモリが愛おしい
オススメのコウモリパワースポットと自慢のコウモリグッズを紹介
僕の全くの独断と偏見による発表を以下に。
コウモリモビール
いまだかつて、これほど優秀なモビールを見たことがありません。ユニークで可愛いし、素敵だし、面白い。
これは僕がコウモリの写真展を開いたときに、知人が手作りしてプレゼントしてくれた逸品です。
バランスの妙で全てのコウモリたちがそれぞれに面白い動きをしてくれるんです。
いまだに見飽きることはありません。

コウモリパワースポット!
北海道の乙部町にある鳥山神社。なんと、この神社の社殿にはコウモリの彫刻が飾られているんです。
実際に見に行きますと、ほんとにあった!!拝殿の正面に実にユニークなコウモリの彫刻が!!
これって、かなり珍しいと思います。鳥山地区は、かつて栄えており、財を成した家も多数あったとか。ですから、繁栄の象徴としてコウモリが飾られていても不思議ではありません。
機会がありましたら、ぜひ皆さんも見に行ってみてください。

洗練されたコウモリ意匠の決定版!
手前味噌になってしまいますが、最も思い入れのあるコウモリアイテムというと、自らの活動で制作してきたオリジナルのコウモリたちです。
僕がコウモリの写真展や啓蒙普及の活動を行う時に、いつも必ず協力していただいているデザイナーさんがいます。それは岡田善敬(デザイナー・アートディレクター。数々のデザイン賞を受賞)さんです。僕は岡田さんとともに、長年にわたり、コウモリをモチーフにした様々なアイテムを制作してきました。ひとつの生きものへの関心から始まったものづくりは、単なるグッズ制作にとどまらず、コウモリの魅力を新たな境地で伝える試みでもあります。
岡田さんのデザインは、見た目の可愛さや優れたデザイン性にとどまらず、どの作品にも必ず人に語れる要素がふんだんに盛り込まれています。ですから、これらコウモリアイテムを持って人と会うと、実に楽しい会話がそこに生まれるのです。これはコウモリという生物の魅力の本質なのではないかな、と思っています。


このときからコウモリは「逆さま」という切り口は常にある。
今年の新作
今年、また岡田さんと新作を作りました。
それは「ブナの森でコウモリを探そ!」プロジェクトです。
北海道の南西部にはブナの森が広がっています。日本では北限のブナ林であり、自然が非常に豊かなことで知られています。その「北方ブナ圏」でコウモリなど野生動物について注目していこうよ!という活動になります。主催は、北海道のブナ林に住む生物を調査している「北方ブナ圏自然調査グループ」。生きもののプロが集まっています。
その活動のポスターとフライヤーを作りました。ポイントは、ブナの森に暮らす生きものを”あえて”ひと言で表した「ひと言図鑑」にしたこと。ひと言の部分だけ見ると「ん?」となるのだが、常に最短距離で生きものたちを見ている観察者ならではの言い分は、実に正確にその生き物のことを言い当てている。
web版もありますので、ぜひ、遊びに来てください。
ひと言図鑑(Produced by 北方ブナ圏自然調査グループ)

ハロウィンですね🦇
このように改めて見てみるとコウモリをモチーフにしたグッズやチャームの素晴らしさ。
楽しいし、ユニークだし、愛おしい。コウモリに携わってきて、本当に幸せだなと実感できます。
ちまたではハロウィンですね。あちこちでコウモリグッズが出てくる時期です。
みなさんも、ハッとする、トキメクようなコウモリグッズを見つけた時は、ぜひお家に招いてください。
身の回りにコウモリチャームのある幸せな生活が待っていますよ。




