種類・形・大きさによる選び方に加え、鶏肉や鮭、チーズを使った簡単なレシピも紹介します。
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キャンプ飯なら陶板焼き!

陶板焼きは、耐熱性のある陶器の板や浅い器を火にかけ、肉や魚、野菜などを焼く調理方法です。直火対応の製品なら、炭火やガスバーナーを使うキャンプでも楽しめます。
焼き上がった料理を陶板ごとテーブルへ出せるため、別の皿へ盛り付ける必要がありません。調理器具と食器を兼ねられ、荷物や洗い物を減らせる点もキャンプに向いています。
食材を切って並べたら、あとは火加減を見ながら加熱するだけです。手の込んだ調理をしなくても見栄えよく仕上がるため、ゆっくり食事を楽しみたいキャンプにも適しています。
陶板の特徴

食材へじっくり熱を伝えられる
陶板は、食材へじっくり熱を伝えられる調理器具です。陶器から放射される遠赤外線の働きにより、表面だけでなく内部まで熱が届き、肉や魚をふっくらと焼き上げます。
厚みのある肉や根菜類は、ふたをして蒸し焼きにすると効率よく火が通ります。強火で一気に焼くのではなく、陶板に蓄えた熱を利用するのがポイントです。火を弱めても加熱が続くため、焦げ具合を確認しながら落ち着いて調理できます。
食材の水分とうま味を生かせる
食材が持つ水分を生かして調理できる点も特徴です。ふたをして加熱すると、肉や野菜から出た蒸気が器の中を巡り、少量の油や調味料でもまとまった味に仕上がります。
肉汁やスープも陶板内に残るため、食材のうま味を逃しにくくなります。煮汁ごと食べる蒸し焼きやスープ料理にも適しており、野菜をたっぷり使った料理にもおすすめです。
蓄熱性が高く料理が冷めにくい

蓄熱性と保温性が高く、火から下ろしたあとも料理が冷めにくい調理器具です。寒い時期のキャンプでも、肉料理やチーズ料理を温かい状態で味わえます。
さらに陶器は熱をゆっくり逃がすため、食事の途中でも温かさが長く続きます。陶器ならではの風合いもあり、そのままテーブルへ置くだけで料理を見栄えよく演出できます。
陶板を使う際の注意点
陶板には、直火対応の製品と対応していない製品があります。見た目だけでは判断できないため、購入前や使用前に対応する熱源を必ず確認してください。
加熱するときは弱火から始め、徐々に温度を上げます。冷えた陶板をいきなり強火へかけたり、熱い陶板へ冷水を注いだりすると、急激な温度変化でひび割れる場合があります。使用後は自然に冷めるまで待ちましょう。
加熱中と加熱直後は、取っ手やふたまで高温になります。厚手の耐熱グローブを使い、テーブルへ置くときは安定した鍋敷きを使用してください。子どもと一緒に食事をする場合は、手が届きにくい位置へ置く配慮も必要です。
バーナーで使う場合は、陶板が五徳の中央に安定してのるかを確認しましょう。炎が底から大きくはみ出すと、局所的な加熱によって破損する恐れがあります。
また、肉や魚は余熱だけに頼らず、中心までしっかり加熱する必要があります。特に鶏肉や豚肉の調理には注意が必要です。中心温度が75℃に達してから1分以上加熱するのが目安です。
陶板の選び方

種類で選ぶ

陶板には、ふた付きとふたなしのタイプがあります。
ふた付きは蒸気を閉じ込められるため、肉や魚、野菜の蒸し焼きに向いています。煮込み料理やアクアパッツァなど、汁気のある料理にも使えます。幅広い料理へ挑戦したい人は、ふた付きを選びましょう。
ふたなしは、焼き肉やステーキ、目玉焼きなど、焼き加減を確認しながら調理したい料理に適しています。構造がシンプルで洗いやすく、荷物を抑えたいソロキャンプにもおすすめです。
製品によって対応する熱源が異なるため、キャンプで使うなら直火対応かどうかも確認してください。自宅でも使う場合は、オーブンや電子レンジへの対応も確認すると使用機会を増やせます。
形で選ぶ
丸型はバーナーの炎が中央から広がり、食材全体へ熱を伝えやすい形です。肉と野菜を一緒に焼く料理にも適しており、角がないため手入れも簡単です。
長方形や楕円形は、魚の切り身やアスパラガス、ソーセージなど、細長い食材を並べるときに便利です。食材を重ねずに置けるため、それぞれの焼き具合も確認できます。
汁気の多い料理には、縁が高く深さのある形を選びましょう。浅い陶板では、蒸し料理やアクアパッツァの煮汁がこぼれる場合があります。作りたい料理を考えて形や深さを選ぶと、調理中も扱いやすくなります。
大きさで選ぶ
ソロキャンプでは、直径15~20cm前後が目安です。肉や魚の主菜を1人分調理でき、コンパクトなバーナーにも載せられます。
2人なら直径20~25cm前後、3~4人で囲むなら直径25cm以上が候補です。ただし、大きすぎる陶板は五徳からはみ出して不安定になるため、使用するバーナーとのバランスも確認してください。
徒歩やバイクで運ぶ場合は、重量や収納サイズも重要です。陶板は金属製の調理器具より重く、落とすと割れる可能性があります。使用人数だけでなく、収納ケースや持ち運び方に合った大きさを選びましょう。
陶板焼きおすすめレシピ
鶏肉と季節野菜の蒸し焼き
食材を並べて加熱するだけで作れる、簡単なキャンプ飯です。鶏肉のうま味が野菜へ染み込み、ご飯にも合う主菜に仕上がります。
1~2人分の材料は、鶏もも肉200g、キャベツ2枚、玉ねぎ4分の1個、にんじん4分の1本、しめじ2分の1株です。塩、こしょう、酒大さじ1杯、ポン酢も用意します。
鶏肉は一口大に切って塩とこしょうを振り、野菜も食べやすい大きさに切ります。薄く油を塗った陶板へ野菜と鶏肉を載せ、酒を回しかけてふたをしてください。
弱火から中火で10~15分ほど加熱し、鶏肉の中心まで火が通ったらポン酢をかけて完成です。中心部に赤みが残っている場合は、さらに加熱しましょう。春は新玉ねぎ、秋はさつまいもなど、季節に合わせて野菜を変えるのもおすすめです。
鮭ときのこのバターしょうゆ焼き
魚と野菜を一緒に味わえる一品です。バターしょうゆの香りが広がり、少ない材料でも食べ応えのある料理になります。
1~2人分の材料は、生鮭2切れ、しめじ2分の1株、えのき2分の1袋、玉ねぎ4分の1個、バター10gです。しょうゆ小さじ2杯、酒大さじ1杯、塩、こしょうも使います。
鮭へ塩とこしょうを振り、玉ねぎときのこを食べやすい大きさにします。陶板へ玉ねぎを敷き、鮭ときのこを並べて酒を加えてください。
ふたをして弱火から中火で8~12分ほど加熱します。鮭に火が通ったらバターとしょうゆを加え、ふたを外して1分ほど加熱すれば完成です。焦げ付きが気になる場合は、玉ねぎをやや厚めに敷くと、鮭が陶板へ直接触れるのを防げます。
カマンベールチーズと野菜の陶板焼き
溶けたチーズを囲みながら楽しめるレシピです。前菜やおつまみとして出しやすく、家族や仲間とのキャンプにも向いています。
2~3人分の材料は、カマンベールチーズ1個、ウインナー4~6本、ブロッコリー2分の1株、ミニトマト6個、フランスパン適量です。好みで黒こしょうや乾燥ハーブを加えます。
ブロッコリーは事前に下ゆでし、パンとウインナーは食べやすい大きさに切ります。カマンベールチーズの上面に切り込みを入れて陶板の中央へ置き、周囲にほかの食材を並べてください。
ふたをして弱火で加熱し、チーズがやわらかくなったら黒こしょうや乾燥ハーブを振ります。パンや野菜をチーズへ付けながら味わいましょう。じゃがいもやパプリカを加えると彩りが増え、食べ応えも高まります。
おいしく栄養も逃さない!陶板焼きを楽しもう!
陶板焼きは、食材から出た水分やうま味を生かし、肉や魚、野菜をじっくり加熱できる調理方法です。焼く、蒸す、煮るなど幅広い料理に使えます。
初めて選ぶなら、使用するバーナーへ安定して載せられる直火対応の丸型がおすすめです。人数に合った大きさを選び、弱火から加熱する、急冷しない、耐熱グローブを使うという基本を守りましょう。
旬の食材や好みの調味料を組み合わせれば、さまざまな陶板焼きを楽しめます。調理から盛り付けまで1枚でこなせるため、料理を楽しみながら洗い物も減らせます。いつものキャンプ飯に変化を加えたい人は、陶板を取り入れてみてください。




