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夏の雑草の特徴と探し方のコツ
夏は、2メートルを超すような大型の雑草が目立つようになるので、つい、そちらに視線を合わせてしまいますが、小型の雑草も結構生えています。意外にも大型の雑草の花が地味で、逆に小型の雑草の花の方がよく目立つことがあります。
図鑑の開花情報の使い方

雑草図鑑には、雑草の花が咲いている時期が記載されていますが、温暖な地域では少し早めに、逆に寒冷地では遅めに開花します。また、雑草の生えている場所の影響を受けやすく、日当たりのいい場所やビルの排熱が出ているような場所では、冬でも雑草が花を咲かせていたりします。
雑草の開花時期は意外に長くて、春に花を咲かせるイメージのあるタンポポ(セイヨウタンポポ)は、真夏でも花を咲かせています。このため、図鑑の開花情報は参考程度にしておくとちょうどいい感じです。
小さな花は写真で観察
雑草の花は、バラやヒマワリなどと比べると、とても小さくて地味です。でも、よく観察するとすごくきれいな色をしている雑草も多いし、花の形も星型や丸型などとても個性的です。
肉眼では詳しく観察できないので、ぜひ間近で撮影してみてください。最近のスマートフォンのカメラはとても精度が良いので、写真があれば、小さな虫達と同じ視点で雑草の花を見ることができます。
夏の雑草の花は色とりどり


雑草の花の色は、白、黄、青や紫、ピンクなど様々です。大きな雑草ほどきれいな花を咲かせる訳では無いのが面白いところです。色鮮やかな花は、雑草を探す際の目印になる上に、雑草の名前を調べる際のヒントにもなります。
また、同じ雑草でも花の色が異なる場合があり、以前に紹介したタンポポには、白い花を咲かせるシロバナタンポポが存在します。その他にも、ピンク色の花を咲かせるアカツメクサにも、シロバナアカツメクサという白花を付ける仲間がいます。
雑草ウォッチングをしながら散歩を楽しもう!
最近は、気温が30度を超えることが当たり前のようになっていて、それが普通のようになっていますが、体への負担はとても大きいので、猛暑の予報が出ている日は外出を控えるようにしてください。
そんな訳で、夏の雑草探しは、早朝や夕方、曇りの日など少しでも気温が低く日差しが弱い日がオススメです。日中にはしぼんでしまう花も意外と多いので、早朝や夕方だと、より多くの花を楽しむことができますよ。ただし、外出の際には日焼け止めを塗ったり、水分補給用の飲み物を携帯するようにしてください。
また、出かける前に雨雲レーダーを確認しておくと、突然の雨を避けることができます。最近の予報は精度が高いので、とても便利です。道端の雑草を探す場合は半そでで大丈夫ですが、大型の雑草が生えているような場所に行く際には、虫やケガ対策のために長袖を用意してください。
花の色で探す夏の雑草図鑑
ここから、夏に花を咲かせる雑草を花の色別に紹介していきます。
黄色い花




夏に見かける黄色い花といえばヒマワリの印象が強いと思います。雑草の花はヒマワリほど派手ではありませんが、とてもきれいな花を咲かせます。
まず、触ると独特の臭いがあり、茎が繊維の素材として使われてきたイチビは、草丈が2メートル近くになる大型の雑草ですが、花の大きさは控え目です。空き地や農地、牧草地に生えています。
同じく空き地や道路の脇でよく見かけるコマツヨイグサとメマツヨイグサも黄色い花を咲かせます。コマツヨイグサは横にはうように伸びますが、メマツヨイグサは上に伸びて草丈が1メートルを超えます。ちなみに、メマツヨイグサは夕方に開花して日中はしぼんだ状態になっていることが多いので、開いた花を見たい場合は夕方に観察してみてください。
ピンク色の花


小型の雑草ですが、独特の形をしたピンクの花を咲かせるのがネジバナです。名前の通り、ねじれた花が特徴なので、ひと目で分かります。
また、ネジバナより何倍も大きくなるアメリカオニアザミもピンク色の花を咲かせます。こちらは、全身がトゲだらけで、つぼみは、まるでウニみたいです。トゲがとにかく危険なので、触らないようにしてください。



そして、カワラナデシコとムシトリナデシコもピンク色の花を付けます。名前が似ていますが、花の形は異なります。カワラナデシコは名前の通り河原や草地に生えますが、ムシトリナデシコは道路脇や空き地に生えています。ちなみに、ムシトリナデシコという名前は、茎から出るネバネバした液体に虫が捕まってしまうことに由来しています。
その他にも、ユウゲショウ(夕化粧)という雑草は、夕方に艶やかな花を咲かせることから付けられた名称ですが、実際は日中でも開花した花を見ることができます。
オレンジの花


ヤブカンゾウは、草むらの中でよく目立つオレンジ色の花を咲かせます。花の形はユリに似ていて、以前はユリ科に分類されていたのですが、最近ではススキノキ科とされています。
ヤブカンゾウと花の色は違いますが、山のすそ野で見つけたヤマユリの花と形を比べてみてください。
紫色の花


最近、関東や東北でよく見かけるクマツヅラという雑草は、淡い紫色の花を付けます。道路沿いによく生えています。
また、クマツヅラと同じ科のヤナギハナガサは空き地や道端に生えていますが、クマツヅラよりも花の色が濃い紫なのでよく目立ちます。同じ科の仲間は葉の形や見た目がよく似ているのですが、花で見分けると違いがよく分かります。
短時間でもたくさん見つけられるのが魅力
今回、ご紹介した雑草の花はごく一部です。毒のあるワルナスビ(白い花を付けます)や、草丈が2メートルを超える大型雑草のヨウシュヤマゴボウやタケニグサ、葉が毛に覆われていてフワフワしているビロードモウズイカなど、たくさんの雑草の花を見つけることができました。
夏本番を迎え、猛暑が続きそうですが、暑さ対策を万全にして雑草の花探しをしてみてください!街中や公園を探すだけでも、たくさん見つかるはずです。
もし、海水浴に行く機会があれば、ついでに砂浜の雑草も観察すると面白いですよ。海辺の雑草については以前、まとめた記事があるので参考にしてください。





