日没30分後に西の空を見てみよう
4月21日の東京の日没時刻は18時19分です。まだ明るみが残る西の空に目を凝らすと、光るものが見えるはずです。金星です。
日没後30分ほどで高度は17度くらいに下がっていきますが、ランランと輝く金星が見られるでしょう。

金星はこれから少しずつ高度が上がっていきます。日没後の高度が一番高いのは6月中旬ですが、梅雨に入る地域が多いことも考えると、春の内に一度は宵の明星を見ておきたいところです。

5月20日頃には日没30分後でも、西の空のそこそこ高い位置で見られます。また上の図のように、日没後の西の空に、まだふたご座やこいぬ座、さらに北西にはぎょしゃ座と、冬の星座たちが見られます。初夏の宵の冬の星座はひと味違った趣がありますので、こちらもぜひ探してみてください。
金星と木星が日に日に間を詰めていく
4月後半から金星は高度を上げながら、見た目には、ふたご座にいる木星に近づいていきます。木星は昨シーズンからふたご座にいましたね。
この時期の金星の明るさはマイナス4等。木星はマイナス2等ほどで、どちらも夜空の中では圧倒的な輝きを誇ります。この2つの惑星が日に日にジワジワと間を詰めていきます。
最接近になるのは6月9日です。両者の距離は2度未満で、腕を真っ直ぐ伸ばしながら立てた人差し指の幅と同じくらいです。明るい星が、これだけ接近すると、どのように見えるのか。ぜひ自分の目で見て確かめてください。なお、6月9日が晴れなかった場合でも、前後数日間は2つの惑星が双眼鏡の視野に収まるほどの接近が続くので、あきらめずに観察してみましょう。

木星との最接近後、金星はさらに高度を上げていきます。水星は見つけるのがむずかしいのですが、こちらも少し高さを上げてくるので、西の方角が開けた場所であれば見つけるチャンスです。
さぁ今年も宵の明星シーズンが始まりました。夕暮れの西の空に注目していきましょう。
構成/佐藤恵菜





