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CINEMA 01
極寒のカムチャツカでサーフィンをしたい!
『コーナー・オブ・ジ・アース:カムチャツカ』
(配給:レイドバック・コーポレーション)
●監督/スペンサー・フロスト、ガイ・ウィリメント
●2/27~ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田ほか全国順次公開

オーストラリアの映画監督&サーファーが目指すのはロシア極東、冬のカムチャツカ。ときに氷点下25度を記録する秘境でありながら、6メートルにも達する波と陸から海に向かって吹くオフショアを誇るサーファー垂涎の地。未知の波に乗ることを夢みた4人はロシアに向けて旅立つ──。
カムチャツカでサーフィン? 無謀に思える冒険に挑む姿を捉えたドキュメント。けれどその道はトラブル続出。ビザの取得からつまずき、ロシアに向かうフライト中には、ウクライナ侵攻が勃発する。それでも彼らは諦めない。地元サーファーの協力を得て、「誰も乗ったことがない波を!」という思いに背中を押されて突き進む。
カムチャツカの雄大な自然、雪山や流氷を背景に波に乗りまくるサーファーという、観たことのない映像の連続。大波を前にアドレナリンが全開し、「夢が叶った!」とはしゃぐ異様に幸せそうな姿に、見ているこちらはほくほく気分。
CINEMA 02
繁殖から介護まで。パンダとパンダを愛する人びと
『パンダのすごい世界』
(配給:アンプラグド)
●監督/ビボ・リャン
●TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開中

中国四川省、野生復帰トレーニングを行なう自然保護区や、繁殖と研究、医療ケアが充実し、老人ホーム的役割を担うパンダ保護研究センター。年齢の異なる6頭に焦点を当ててパンダにまつわるあれこれを追う。
とにかく全編、パンダがいっぱい。「かわいくて仕方ない」みたいな笑顔で餌やりしたり、「あの子に出会えたのは生涯の宝」と心を尽くして世話する飼育員たち。そんな彼らと遊びたくて脚にまとわりついたり、笹と戯れて坂を転がり落ちたり、どんな姿も愛らしいパンダ。日本からはいなくなってしまうけど、映画館へ行けばいつでも会える。
※構成/浅見祥子(CINEMA)
(BE-PAL 2026年3月号より)







