アウトドア情報誌『BE-PAL』(2022年2月~2025年2月号まで)やBE-PAL.NETに掲載されたアイテムから、スカート付きやTC素材、薪ストーブ対応モデルまで、冬も使える人気テントを紹介する。雪中キャンプにもおすすめのテントや、アウトドアライターによるレビューも必見だ。冬用テントの選び方もチェックして、寒い時期のキャンプを快適に楽しもう。
- Text
CONTENTS
冬用テントの選び方
冬キャンプを快適に過ごすには、冬用テントが必須。冬におすすめのテントの種類や選び方をチェックしよう。
冬用テントの特徴
テントには、3シーズン用と、4シーズン使える冬用がある。一般的なテントの多くは3シーズン用で、夏の暑さ対策としてインナーがメッシュになっているなど、通気性と防水性を重視している。軽量でコンパクトに収納できるものが多いのも特徴。
一方、冬用テントは3シーズン用に比べるとかさばりがちだが、保温性を重視し、積雪時の使用にも対応している。冬場のキャンプや登山を楽しむときには、冷え込みにも雪にも耐えられる冬用テントが安心だ。
スカートがついているか
スカートとは、フライトシートの四方から地面に伸びているカーテン状の生地のこと。スカートがあれば、外からの寒い隙間風や幕下から入り込む冷気への対策になる。テント内の空気も外に漏れにくくなるので、保温性も高まる。
素材はコットンやポリコットン
結露の発生を抑えるには、コットンやコットン混紡のTC素材など、通気性に優れた素材を選ぶようにしよう。また、外で焚き火をしたり、石油ストーブや薪ストーブ、ヒーターなどの暖房器具を使用したりする場合には、難燃性の素材を選ぶと安心。
ただし難燃性素材のテントであっても、テント内での火器の使用はほとんどの場合NG。キャンプ場ではテントの上部に穴を自作して煙突を出している人も見かけるが、取り扱い説明書をよく読み、火気厳禁のテントでは使用しないように注意しよう。
冬に適した構造になっているか
寒さや雪など、冬キャンプならではの環境に適した構造のテントを選ぶのもポイント。
例えばインナーテントがメッシュ仕様でフルクローズできないものでは、幕内はかなり寒く厳しい環境になる。反対に、天井が高く、換気口がしっかりあり、前室が広いテントなら暖房が使用しやすいので、暖かく過ごすことができる。2ルームテントなど二重構造のものも、幕内を温かく保ちやすくなる。雪対策としては、頂点にベンチレーションがあるワンポールテント(ティピーテント)の形状なら、雪が積もる心配も不要だ。
換気機能があるかも重要なポイント。結露対策として、上部と下部をしっかり開放して換気ができるベンチレーションを備えているものを選ぼう。下部だけでなく上部にもベンチレーションがあることで、空気が自然に対流し、通気性がアップする。
▼参考記事
全国のアウトドアショップで売れた!人気の冬対応テント2選
2024年に全国のアウトドアショップで本当に売れたソロテントから、冬対応モデルをピックアップ。前室が広々としたモデルも魅力だ。
(BE-PAL 2025年1月号をもとに加筆)
ZANEARTS(ゼインアーツ) オキトマ2
横長だが、左右ではなく後ろにインナーテントを配置するありそうでなかった構造。完全自立するのでペグが効きにくい川原のキャンプ場や雪上でも設営に困らない。付属のフットプリントはインナーの下にセットするだけでなく、前室側に取り付けてリビングシートとしても使える。
●使用サイズ:395×280×H140cm
●インナーサイズ:350×130×H120cm
●総重量:7.2kg
ogawa(オガワ) ステイシー ファルダ
コンパクトなテントでありながら、小さな子どものいる家庭なら親子3人で就寝可能。奥行き110cmのビッグな前室をもつ「ステイシー」にスカートと前室両側メッシュ窓を装備したモデル。このおかげで1年中快適に過ごせるようになった。
●使用サイズ:230×300×H130cm
●インナーサイズ:220×150×H120cm
●重量:約4.04kg

前室をフルオープンした状態。フラップを手持ちのポールで張り出してもいい。
▼関連記事
▼参考記事
雪中キャンプにもおすすめ!冬向けソロテント4選
雪中キャンプでは、耐久性を考えて、3本のポールを使ったドームテントや交点の多いポール構造のテントがおすすめ。ドーム型とトンネル型を中心に、雪に強いソロテントをセレクトした。
(BE-PAL 2025年2月号より)
MSR(エムエスアール) ハバハバシールド2
素材と形状を見直して約400gも軽量化した、1.47kgのドームテント。丈夫なサイクロンポールには、連結部にハブ構造を採用しており、弾力性と設営のしやすさを両立している。
●使用サイズ:213×127×H101cm(インナーテント)、前後室それぞれ奥行き66cm
●収納サイズ:46×11cm
▼関連記事
Hilleberg(ヒルバーグ) ソウロBL
10mmポールと厚みのあるフライシートに変更したドームテント。前室が広く、荷物置きや調理スペースとして便利。屋根があることで雪から守ってくれる。(リンク先は別カラー)
NORTENT(ノルテント) バーン1
3か所のベンチレーションで結露しにくいドームテント。両面シリコン処理したシルナイロン生地で雪を落としやすい。10か所の張り綱で強風時もしっかり固定できる。
ROBENS(ローベンス) ボイジャー 2EX
風速40mに耐えられる丈夫なトンネルテント。前室は寝室とほぼ同じ広さで、タープなしでもくつろげる。インナーには小物を干せるリッジライン付き。
▼参考記事
冬も使えるソロテントをアウトドアの達人がレビュー!
アウトドアライター・高橋庄太郎さんがテストしたソロテントから、通年使えるモデルを紹介。雨や結露も楽しくなる、機能的な軽量テントだ。
(BE-PAL 2024年4月号より)
ZEROGRAM(ゼログラム) エルチャルテン1Pゼロボーン
全パーツ・機能を見直し軽量化を図り、シリーズ特長はそのままに、日本の山岳シーンで稜線はもちろん通年利用可能な仕様になった。1人用山岳テントにしては珍しくテントの両サイドに前室と出入口があり、機動力に優れた軽量ダブルウオールテントとなっている。
●サイズ:210×80×96cm
●収納サイズ:10×17×34cm
●重量:1.15kg
「インナーテントとフライシートが連結され、いっしょにポールに掛けるだけで設営完了。特筆すべきは特殊なメッシュともいうべき"モノフィラメント"がインナーに使用されていることで、風を通しながら水をシャットアウトする様子は、まるで魔法! 驚きますよ!」

1人用なのに出入り口が2か所の“ありそうでない”仕様。風向きに合わせ、両方使える。

インナーのメイン素材は、風を通しつつ、玉のように水を弾く“モノフィラメント”。
撮影/中村文隆
▼関連記事
▼参考記事
薪ストーブ対応モデルも!まだまだある冬向けソロテント
こちらも要チェックな冬対応ソロテント。冬にも活躍するTC素材や、薪ストーブが使えるモデルも必見だ。
(BE-PAL 2022年2月号、2025年2月号等より)
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) サーカスTC+ チムニーウォール
煙突穴が付いた同メーカーの外吸気式薪ストーブ専用テント。TC素材で通気性が高く、夏は涼しく、冬は暖気を逃さず結露もしにくい。

煙突穴はクリア窓にすることもできるから、一年中快適に使える。
写真/森口鉄郎
▼参考記事
BUNDOK(バンドック) ソロベース
焚き火の火の粉にも強いポリエステルとコットンの混紡素材を使用。夏は涼しく、冬は暖かい。付属インナーテントはメッシュ素材で通気性バツグンだ。
撮影/永易量行
▼参考記事
DOD (ディーオーディー) カマボコテントソロTC
建てやすさや機能性はそのままに、ソロキャンパーがゆったり過ごせるミニマル仕様のカマボコテント。前室、寝室ともに2人でも快適に過ごせる広さがあるため、ゆったりと空間を使うことができる。
夏は涼しく、冬は暖かく、オールシーズン使えるカマボコ型のテント。ゆったりとソロキャンプを楽しめるツールーム構造で、広々とした前室は調理やくつろぎ空間として重宝する。 リビングスペースの奥行きは225cm。高さもあるので、ソロ利用ならゆとりのリビングを作ることができる。
ポリコットン製の生地は、焚き火との相性も良いため、焚き火を楽しみたいキャンパーにもぴったりだ。持ち運ぶ際はコンパクトになり、ツーリングやフェスにも持っていきやすいのも魅力。
▼関連記事

































