- Text
CONTENTS
Salomon「X ULTRA 360 LEATHER GORE-TEX」
防水シューズの中で高コスパ!

今回紹介するのは、サロモンの人気シリーズ「X ULTRA(エックス ウルトラ)」の機能を踏襲した、ハイキング向けのローカットシューズ。
こちらのカラーは「シャークスキン/キャッスルロック/ケルプ」というグレー系。それ以外に「ダークアース/デリシオーソ/シャークスキン」というブラウン系と、「グリセル/キャラメルカフェ/マーマレード」というグレーとブラウンが組み合わさったものの2色がある。

X ULTRAシリーズの特徴は、不整地を歩くときに起きがちな「ねじれ」を防ぎ、捻挫などのケガを起こしにくくする補強材が付いていること。これによって、街中から登山までいろんな場所を歩いても足がねじれないのが魅力だ。
サロモンのシューズの中では珍しく、アッパーやサイドなどに本革を採用している。個人的には、この少しクラシカルな素材が使われているところにビビッときて購入へ至った。
「X ULTRA 360 LEATHER GORE-TEX」を履いてみた

では、実際にX ULTRA 360 LEATHER GORE-TEXを履いてみた。サロモンのシューズは幅がやや狭いことで知られており、こちらも例外なく幅がきつい印象。ハーフサイズ大きい26.5cmをお店で履いたのだが、捨て寸(つま先の余り)がだいぶあり、長時間歩くと疲れる可能性があると思って26.0cmを選んだ。
クイックレースはとても優秀で、引き締め、緩みともに楽チン。今まで自分で結ぶ靴紐しか履いてこなかった筆者にとって、これはかなり時短になり便利だと感じた。

履き心地は、可もなく不可もなく。極厚ソールのシューズに履き慣れている筆者にとっては、同商品のミッドソールはクッション性に欠けると感じたが、長時間履いていると足が慣れていき、これはこれでアリなのかも。

Patagonia「メンズ・クアンダリー・ジョガーズ」

「メンズ・クアンダリー・パンツ」について軽く紹介。こちらはDWR(耐久性撥水)加工とUPF40+のUVプロテクションが備わったハイキングモデルで、晴天時からある程度の雨天までいろんなシチュエーションで快適に履けるように開発された。
素材は、リサイクルされた廃漁網から作られた素材「ネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン」とポリウレタンを混紡したもので、前者は魚網をリサイクルした繊維を採用。しかも、撥水加工の原材料はPFASを一切使わないものを使うなど、徹底して環境に配慮している。
腰から裾にかけて緩やかにテーパードがかかるシルエット。

そんなモデルに、ジョガーモデルが新登場。ジョガーとは「ジョギングをする人」という意味で、裾にリブを付けて走っていても足元がもたつきにくい構造になっている。こちらはほかのジョガーパンツと比べてリブが狭く、ナチュラルなデザインになっているのが特徴。
生地にポリウレタンが4%入っていることもあり、生地の伸びは想像以上! ゴムほどとは言わずとも、思った以上の伸縮性があり快適だ。
移動時のパンツのずれ落ちを防ぐウエストのドローコードや、スマホをはじめちょっとした小物を収納できるサイドポケットなど、細かいところに配慮した機能も備える。
「メンズ・クアンダリー・パンツ」を穿いてみた

機能を紹介したところで、次に実際に穿いた感想を紹介。筆者は普段Mサイズのパンツを穿いており、「メンズ・クアンダリー・パンツ」も同じMサイズをチョイス。
フィールドで使ってみると、ストレッチ性がいい役目を果たし、膝の屈折や坂の登り降りなど、激しい場面で快適だった。また、レングスが長いので、椅子に座ったり坂を登ったりしても裾が上がる心配もない。これならキャンプで肌を露出したくないときも安心だ!

海外ブランドなのでひとつ下のSサイズでもいいのかな? と思ったが、穿いてみるとウエスト回りはタイトな作りとなっており、Sだと腰が入りにくくかった。Mはジャストサイズ。カラーは3色展開のうち、ツリーリングブラウンという茶系のものを選んだ。
気になったのは2点
フォルム、シルエット、生地感など、個人的にはどれをとってもバランスがよく使いやすいパンツだった。ただ気になったのが2点。
1点目は、レングスがやや長いこと。これは海外ブランドの商品なので仕方なく、また長いことで膝の屈折時に足元の露出が減らせるメリットもあるのだが、筆者の場合あまりに脚が短いことから、足元のダボつきが目立つと感じた。しかもリブがあることで、裾上げができない。しかし、リブを外側ではなく内側に織り込むことでカバー可能だ。
2点目は、ジッパーフライ(前開き)がないこと。クライミングやランニング系のパンツならよくあるのだが、普段使いとなると、特に男性なら少し不便と感じる人もいるかもしれない。
MYSTERY RANCH「ディストリクト 18」

今回紹介するデイパックは、15インチのラップトップパソコンがすっきり入るサイズ。この上のサイズに「ディストリクト 24」があるが、筆者はそこまでのサイズは必要がないと判断してこちらを買った。
素材は、引き裂き強度に優れた420D コーデュラナイロン。リサイクル生地を採用し、光沢感があって耐久性と上質さを感じさせる。オフィスカジュアルでも使える。
個人的に気に入っている3つのポイント
① ガバッと開けるフロントポケット

1つ目は、出し入れしやすいフロントポケット。開口部はベルクロで開閉する形で、わざわざ右へ左へと動かすファスナーより、ペラッとめくるだけで開けられる楽チンなところが魅力。片側には縦に開くファスナーがあり、すぐに中のものを取り出したいときには瞬時にピックアップできる。
ちなみに、筆者はここに名刺入れや財布などを入れており、会計や打ち合わせですぐに取り出したい際に重宝する。
② 中のものが見やすいメインコンパートメント

2つ目は、ファスナーを下までおろすと、メインコンパートメントの中が見えやすく、出し入れしやすいこと。仕切りも多く、パソコンからタブレット、カメラといった大きいものから、メモ帳やモバイルバッテリーといった小さいものまで収納できる。
また、ミステリーランチのブランドカラーのひとつであるオレンジ生地が視認性を高め、少し暗い場所でも中が見やすくなっているのもいい。
③ 自立するほどしっかりしたショルダー構造

3つ目は、内臓プレートと固定式ショルダーハーネスがしっかりとしていて安定感があること。家でも仕事場でもバッグを寝かせずに済むので、置き場に困らず、荷物の出し入れが楽チン。
ちなみに内蔵プレートがあることで、バッグに入れている固いものから背中を守る役割もあるため、これがあるなしでは背負い心地もおおいに変わる。
ここからは、それ以外のバッグの特徴を写真とともに紹介しよう。
「ディストリクト 18」を背負ってみた

上部にボリュームが出て、底部に向かってテーパードになるシルエットだ。
このディストリクト 18を背負うと、ほかのデイパックとは違う心地を覚えた。背中に当たる感触はデイパックだが、肩まわりはザックのような安定感。ショルダースタビライザーを絞ることで、バッグと肩とが密着しザックと同じような構造になっている。
横から見ると、こちらもまたちょっとほかとは違う。通常のデイパックは開口部(上部)より底部が広いので、荷物を入れると底部にボリュームが出る。だが、こちらは底部より上部のほうがボリュームが出ている。
通常のバッグは重力が下に向き肩への負担がかかる一方で、ディストリクト 18は斜め後ろに重力が向き、肩の負担はほどほどで、少し後ろへ引っ張られる感覚で姿勢が良くなったように感じる。


また、メインコンパートメントにもフロントポケットにも収納ポケットが多くあり、細かい収納ができるのが優秀。「このポケットにはこの小物を収納したい」と、道具の位置を固定したい人には便利だ。
使っていて気になったところ
これは人によるのかもしれないが、筆者は編集部だけでなく出張先やカフェなどで仕事をする関係上、コードや充電器、モバイルバッテリーなどさまざまな機材を持ち歩いている。そのせいか、斜め後ろへいく重力が強すぎて、たまに巻き肩状態になる。
巻き肩が長時間続くと、疲れが溜まりやすくなるため、ディストリクト18を使う際は荷物をできるだけ少なめにすることをおすすめしたい。
無印良品「「ポリエステル仕分けケース圧縮タイプ M」
パッと見は普通の仕分けケース…でも違った!

最後はこちら。すぐわかる人は「ただの仕分けケースじゃん」と感じる人もいるだろう。
表地はメッシュ、裏地はツルッとしたポリエステル生地。さて、ここからがポイント。周辺にある白いファスナーを広げると……。

一気に厚みが出てきた。こちらは「圧縮タイプ」になっており、バッグに入れてもかさばりにくくなっているのだ!

試しに、60/40クロスのマウンテンパーカとロングパンツを中に入れてみた。白いファスナーを開けているとただの収納ケースに見えるが、閉めると……。

横から見ると、高さはほんのり小さくなり、両サイドが半分以上小さくなった。サイズはSとMの2サイズ展開なので、Sならソックスや下着など、Mサイズならパンツやインナー、シャツなどを入れて圧縮して持っていける。










