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OOFOS(ウーフォス)ってどんなブランド?
ランニング後などによる足の疲労を軽減するリカバリーシューズ。そのパイオニアともいえるブランド「OOFOS(ウーフォス)」について、小川迪裕さんに解説してもらった。
アメリカ発!リカバリーシューズのパイオニア

OOFOS(ウーフォス)は2011年にアメリカ・マサチューセッツ州で誕生。スポーツの専門家やトレーナー、シューズメーカーの製品開発者などが集まり、2年半かけて仕上げたサンダルは発売から一気に注目を集めた。
独自開発のソール「ウーフォーム」は、歩きやすいカーブした形状のアウトソールに加え、高密度のEVA素材により、フワッとした衝撃吸収力を実現。また、包み込まれるようなフットベッドの形状も長時間立っても疲れにくくなる。
▼参考記事
2024年もっとも売れた!OOFOSの王道サンダル「OOriginal」
BE-PALが調査したベストヒットランキングでも第1位に輝いた、OOFOSの定番アイテムを紹介。アウトドアライターによるレビューも必見だ。
(BE-PAL 2025年1月号をもとに加筆)
OOFOS(ウーフォス) OOriginal
37%もの衝撃を吸収し、身体にかかる衝撃をソール上に分散するウーフォームを採用し、足はもとより膝、腰、背中にかかる負担を低減するリカバリーサンダル。土踏まずを支え、足全体を包み込むデザインで歩きやすさも自慢。
ウーフォスの「OOriginal」は、2024年に全国のアウトドアショップで「本当に売れたサンダル」第1位の名品。衝撃の反発を抑え、足と関節への負担を軽減するリカバリーサンダルのパイオニアだ。

重量は公表されていないが水に浮くほど軽い。洗濯機使用でき清潔に保てるのもありがたい。
▼参考記事
OOFOSの名品サンダルをアウトドアライターがレビュー!

リカバリーサンダルとは、足や膝の負担軽減、そして足の疲れの回復(recovery)を目的としたサンダルのこと。もともとは、スポーツ後の疲労回復を目的として作られたと言われている。
リカバリーサンダルのパイオニア「OOFOS」では、いくつかの形状のリカバリーサンダルがラインナップされている。Tongsというビーチサンダルタイプ以外にも、シャワーサンダルや、つま先まで覆われたクロッグスと呼ばれるタイプなどがある。
筆者が注目しているのはTongs。酷暑が続く日本では、足の露出部分が多い開放的なデザインだと心地良い。外に遊びに行った後の足の疲労感がひどく、「疲れを少なくしたい!」という思いからリカバリーサンダルを購入してみた。
おしゃれで靴擦れしない

OOFOSのリカバリーサンダルは、長時間履いても鼻緒部分にまったく痛みを感じない。さらに足の甲部分はフィット感があり、「脱げそう」という心配もなし。そのため、長時間歩いていてもストレスがなく、疲れを感じにくくなった。
使用感は非常に良好で、運動後の疲労回復にはもちろん、「ちょっと買い物へ行くのに履こう」と思えるくらい、わざわざ履きたくなる使用感だ。

また、ビーチサンダルでありながらもソールに高さがある。ヒールのあるサンダルを無理して履かなくても、楽に厚底を楽しめるのもポイント。ファッション性と歩きやすさが両立したサンダルだ。
▼参考記事
おしゃれな厚底サンダル「OOmega Ooahh」
こちらも「ウーフォーム」を採用したサンダル。厚底タイプでファッション性も◎。
(BE-PAL 2025年9月号より)
OOFOS(ウーフォス) OOmega Ooahh
衝撃吸収性に優れたEVA素材"OOfoam"を採用したモデルの厚底タイプ。圧力を均等に分散し、足の動きを安定させてサポートするフットベッドデザインは特許取得済み。
撮影/永易量行
▼参考記事
フィット調節もできる「OOahh Sports Flex」
OOFOSの定番サンダルには、フィット調節が可能なベルクロ付きモデルも。アウトドアライターが実際に履いてレビュー!
(BE-PAL 2025年9月号より)
OOFOS(ウーフォス) OOahh Sports Flex
独自開発のソール「ウーフォーム」を採用。甲部のフラップでフィット調節ができる。
撮影/永易量行
▼参考記事
アウトドアライターが実際の履き心地をテスト!

ウーアースポーツフレックスは、定番のウーアースポーツというスリッポンモデルの進化版で、ベルクロ付きストラップでフィット感を調整できるのが特徴。
ベルクロはストラップの幅もあるため、多少走っても簡単には剥がれにくいようになっている。また、甲高の足を人でも安心して履ける。
ちなみに、筆者は季節によって素足とソックスを使い分けるため、ワイズ・甲高が微妙に変わる。その点でも、ベルクロはとても便利だ。

アウトソールを見ると、右へ左へと曲がった溝がある。中央の十字になった深い溝は水の抜け道として、そのほかの浅い溝は前後左右の動きに柔軟に対応できるように設計されている。

サンダルの先端は、土踏まずと指がのる部分はメッシュのような細かい溝があり、フットベッドに触れない部分には溝はなく、ちょっと山型になっている。これによって足がずれにくくなっているとともに、足の指がフットベッドを掴みやすい。
「ウーアースポーツフレックス」の歩き心地

歩いてみると、まるで弾むようなやわらかい反発性があり、固い地面でもひざへの影響を受けないほどいい感触。 かかとは軽く反り上がった形状ということもあり、引きずることもなくそっと地面に着地してひざへの影響もなし。個人的には大満足の歩き心地だ。

土の上だと、そこまでクッション性の恩恵はそこまで感じなかったが、とはいえ、たとえばトレランや長距離ランニングなどで疲れ切った脚を休憩させるには、このクッション性は癒されるかもしれない。
安定感は思ったより良く、軽く走るレベルなら問題なかった。横に傾くこともなく、捻挫の心配もなさそうだ。ゴムの性質上、砂埃や細かい枯れ草などがたっぷり付くため、定期的に丸洗いするのがおすすめ。
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