
アクションカメラと揃えておきたい便利なオプション

アクションカメラはその名の通り、アクティブなシーンで活躍する小型でタフなカメラです。小さなボディから撮影される映像はとても鮮明で美しく、アマチュアからプロまで、様々な人に使用されています。
一方で、カメラ本体だけでは撮影できるアングルやシーンが限られてしまったり、思うような映像が撮れないこともあります。そこで活躍するのが、アクションカメラの可能性を最大限に引き出し、撮影をより楽しく、そしてクリエイティブにするためのアイテムです。
ここでは、アクションカメラと一緒に揃えておきたい、便利でおすすめのアイテムをいくつかご紹介します。
アクションカメラにおすすめのアイテム
セルカ棒(自撮り棒)

セルカ棒、いわゆる自撮り棒は、アクションカメラを初めて使う人に最もおすすめしたいアイテムの一つです。このアイテムを使用すれば、頭上のハイアングル、地面スレスレのローアングルなど、普段あまり撮ることのない視点から縦横無尽に撮影することができるようになります。セルカ棒によってはミニ三脚として使えるものもあり、2つのアイテムを兼ねられる場合があるのもポイントです。
さらにアクションカメラ本体の手ぶれ補正に加え、セルカ棒を伸ばして持つことでさらに手ブレを軽減する効果も期待できます。セルカ棒を選ぶ際は軽さやサイズ感など、扱いやすさをベースに選ぶといいでしょう。
ネックレスマウント

ネックレスマウントは、首から下げることで手ぶらで撮影ができる便利なアイテムです。カメラが胸のあたりに固定され、自分の目線に近い、リアルな映像を撮影することができるのが魅力。手が空けられないシビアな場面でも撮影が可能で、首から下げるので脱落のリスクも少ないなどの利点があります。
また、同じようなアイテムに頭に被るヘルメットマウントというものがありますが、そこまで大げさにならず、日常の延長線上で自然な映像を撮りたいときに最適です。ネックレスマウント選びでは、装着感が良く激しい動きでもブレにくいものを選ぶのがおすすめです。私はランニングや沢登りの登攀などで、ネックレスマウントを活用しています。
三脚

三脚は、アクションカメラでも非常に重要なアイテムです。固定撮影やタイムラプス撮影、焚き火の映像など、定点からじっくりと撮影したいときに欠かせず、高さや安定性が必要な場合は特に重宝します。三脚を使うことで、手ブレのない、プロのような安定した映像を撮ることができます。三脚を兼ねられるセルカ棒にするか、三脚とセルカ棒を持っていくか、などは自身のこだわりに沿って考えるといいでしょう。
クイックリリースマウント

クイックリリースマウントは、アクションカメラを様々なマウントに素早く着脱できるようにするためのアイテムです。セルカ棒やネックレスマウントから素早く外して別のアイテムに付け替え、また別の場所に固定……という際に、シーンに合わせて素早くカメラを移動させることができます。このカメラをマウントから外す手間が省けるのは想像以上に快適で、入手して良かったと思えたアイテムの一つです。
保護フィルム

アクションカメラは高価なものなので、一度傷がつくと精神的に参ってしまいます。特にレンズや液晶画面に傷がつこうものなら、しばらく何も集中できなくなるほどです。アクションカメラを傷のない綺麗な状態を保ち、万が一の落下などに備えるのに、保護フィルムは必須アイテムです。また、移動中に触れる木々などで傷がつくのも防いでくれます。以前、トレイルランニング中にアクションカメラを落としてしまったことがありましたが、フィルムがあったことで画面は割れず、事なきを得たことがあります。
本体保護キット

保護フィルムだけでなく、カメラ本体全体を覆うシリコン製の保護ケースなどもおすすめです。落下した際の衝撃を吸収し、カメラ本体の破損を防ぎ、収納中に他のアイテムと擦れて付く傷なども防いでくれます。ボディの傷や万が一のトラブルに備えておくのに、保護キットは費用対効果がとても高いです。
アクセサリーを充実させて撮影を楽しもう

アクションカメラは、単体でも十分高性能なカメラですが、様々なオプションアイテムを組み合わせることで、その真価を発揮します。今回ご紹介したアイテムは、どれも撮影の幅を広げ、そしてカメラを保護してくれる、非常に便利なものです。また、組み合わせることでより豊かな撮影を可能にします。
たとえばネックレスマウントで歩きながら景色を撮影し、山頂では三脚でタイムラプスを撮ったり。クイックリリースマウントを付けて、移動中でもスムーズにアイテムを付け替えて、など。アクセサリーを組み合わせることで、撮影の可能性は無限に広がります。
アクションカメラは、キャンプや登山をはじめ日常の思い出を特別な映像として残すためのツールです。ぜひ目的に合ったアイテムを揃えて、思い描く撮影を実現しましょう。