放置すると危険!夏になる前にしておくべき雑草対策と処理すべき雑草をリストアップ | ★未分類 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2026.05.02

放置すると危険!夏になる前にしておくべき雑草対策と処理すべき雑草をリストアップ

放置すると危険!夏になる前にしておくべき雑草対策と処理すべき雑草をリストアップ
5月頃になると温度も上がり、雨が降る度に雑草が一気に育ちます。この時期は、春の雑草から夏に大きく育つ雑草へと切り替わる季節です。雑草は、1年中同じ個体が生えている訳ではなく、花が咲いて、種子が付くと枯れてしまいます。その後、別の種類の雑草と入れ替わるので、雑草はずっと途切れることなく残ります。今回は、夏に大きく育つ雑草を紹介していきます。
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春の雑草、夏の雑草とは?

雑草には、冬に発生して夏前に枯れる種類や、春に生えて秋まで育つものなど様々なタイプが存在しています。そういう雑草の特性を知っておけば、厄介な雑草が大きくなる前に対処できるようになります。ここでは、大きく2つに分けてみます。

春の雑草の特徴

花がきれいなホトケノザ(3月)
枯れ始めたホトケノザ(4月末)

2月から4月頃に花を咲かせる春の雑草は、前年の冬に芽を出して、そのまま冬を越しています。暖かくなってくると花が咲くので目立つようになりますが、小型な雑草が多く、あまり邪魔にはなりません。しかも、暑くなり始める5月頃になると種子を付けて枯れてしまいます。

例えば、春の代表的な雑草のホトケノザは寒い時期はとても元気ですが、暑くなるとぐったりとしています。それでも、よく観察するとたくさんの種子を付けていることが分かります。

夏の雑草の特徴

春の雑草が枯れ始めると夏の雑草の出番です。5月頃から目立ち始める雑草は大型になるものが多く、中には2メートルを超える雑草も存在します。放置していると雑草の壁が出現するので、早めの対策が必要です。

夏前の雑草対策が必要な理由と放置の危険性

放置するとどうなる?

シロザ

夏の雑草は、とにかく大きくなります。大きくなると茎がとても硬くなったり、根が一面に広がったりするので簡単に切ったり抜くことができなくなります。また、暑い中での除草作業はとても大変です。

例えば、シロザは草丈が2メートルを超える大型の雑草で、枯れた茎が杖になるくらい頑丈です。大きく育ったシロザは、草というよりも木に近い感じです。

周辺環境への影響は?

雑草が大きくなると森のようになるので、イノシシやシカなどの野生動物が隠れられるようになります。こういう場所が増えると、畑や家の敷地に野生動物がどんどん近づいてきて農作物が食べられてしまったり、接触事故の原因になります。

その他にも、歩道や車道をふさいで事故の原因になったり、電線や信号に絡まって停電をひき起こすなど様々な問題が発生します。また、夏に大きく育つ雑草も冬には枯れてしまいますが、残った茎や葉が火事の原因になることもあります。

夏前に処理が必要な雑草・ワースト5

ここから、夏に大きく育つ特に厄介な雑草を紹介していきます。

イタドリ

イタドリ(茎を食べられる頃)
大きく育ったイタドリ

海外から日本にやって来た外来雑草が注目されがちですが、日本から持ち出されたイタドリが、イギリスで大量発生して社会問題になっています。

もちろん、日本でも厄介な雑草の1つですが、高知県ではイタドリの茎をよく食べており、東京にある高知県のアンテナショップでもイタドリのきんぴらを食べることができます。

以前、イタドリを採取して食べたことがあるのですが、シャキシャキとした食感が特徴で、クセの無い味でした。下処理の手間はかかりますが、食べることでイタドリを減らしてみてはどうでしょうか?

オオブタクサ

オオブタクサ
河川敷で巨大化したオオブタクサ

オオブタクサは空き地や河川敷でよく見かける雑草で、草丈は2メートルを軽く超えます。小さいうちは鎌でも簡単に刈り取ることができますが、大きくなると木を切るような作業になってしまいます。また、花粉症の原因となるので、早めの刈り取りが重要です。

セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウ

空き地に生える雑草の定番で、秋になると黄色い花を咲かせます。黄色い花がよく目立つせいか、今から50~60年ほど前には悪い雑草の典型のように嫌われていましたが、最近では風景の一部となっています。

セイタカアワダチソウは、開発されたばかりで他の雑草が生えていない土地に侵入して一気に大群落をつくりますが、次第に他の雑草に置き換わっていきます。セイタカアワダチソウは根から他の植物の成長を抑制する物質を出していますが、セイタカアワダチソウ自身もその物質の影響を受けて減少するというとても皮肉なことになっています。

ヨウシュヤマゴボウ

アスファルトを持ちあげるヨウシュヤマゴボウ
塀から飛び出すヨウシュヤマゴボウ

とにかく巨大になる雑草で、明治時代頃に日本にやって来たと考えられています。ぶどうのような紫色の実を付けますが、毒があるので食べられません。

小さい頃から頑丈で、アスファルトを突き破ることもあります。茎や葉を刈り取っても根が生きていると再生するため、毎年同じ場所から生えてきます。

クズ

葉が出始めたクズ(4月)
木を覆うクズ

クズは、フェンス、電線、街路樹などあらゆるものを覆ってしまいます。

クズの根はクズ粉の原料になるので本当は役に立つ雑草なのですが、根を掘り出す作業がとても大変なので、最近のクズ粉はじゃがいものデンプンがよく使われています。クズの根から取り出したクズ粉は本葛粉という名称で区別されているようです。

現代では厄介者になっているクズですが、江戸時代までさかのぼると馬の飼料として使われていて、勝手に刈り取ると罰金まで科されていました。現代ではクズを刈り取って処分していますが、江戸時代の人達にとってはとても貴重な存在でした。

ヤブガラシ

伸び始めた頃のヤブガラシ(4月)
街路樹を覆うヤブガラシ

ヤブガラシ(藪枯らし)はその名前の通り、他の植物を覆って枯らしてしまうほどに強い雑草です。

クズほど目立ちませんが、道路脇に植えられた樹木がヤブガラシに覆われて見えなくなっていることがよくあります。木の隙間から生えてくると根元を刈り取るのが難しいので、茎や葉を刈り取っても再生してしまいます。

これからできる雑草対策

簡単で完璧な雑草対策は、残念ながらありませんが、雑草が巨大化する前にできることをいくつか紹介していきます。

刈り取り・抜き取り

一番簡単な方法です。5月頃であれば、巨大化する雑草もまだ小さいので作業がやりやすくなります。刈り取った後でも、雑草は1か月程度で再生してしまうので、何度か繰り返す必要があります。

雑草を完全に枯らしたら無くすことは難しいですが、草丈を小さく抑えることが可能です。夏の雑草は、少し目を離すと一気に大きくなるので、小まめな観察が大切です。

防草シート

防草シート

小面積であれば、防草シートで覆うことで雑草の発生を抑えることができます。シートを貼る前に雑草を取り除いておかないと、雑草にシートが持ち上げられたり破られることがあります。

薬剤の利用

除草剤が一番確実な防除方法ですが、雑草が大きくなると効きにくくなったり、散布するのも大変です。このため、雑草が小さいうちに散布すると効果的です。

また、除草剤と異なり、雑草を枯らさずに草丈を抑制する薬剤もあります。雑草を刈り取った後に薬剤を散布すると、雑草が伸びにくくなるので草刈りの回数を減らすことができます。

人間VS雑草・勝負は5月中!

雑草が大きく育つ前の対処が一番大切なので、まずは、庭や周囲に生えている雑草を観察してください。既に、今回紹介した雑草が見つかるはずです。大型の雑草も最初のうちは簡単に抜き取ることができるので、ぜひ5月のうちに対処してください!雑草の管理を後回しにすると大変なことになります。

雑草が大きく育ってしまった場合でも、種子が付く前に刈り取れば、翌年以降の雑草を減らすことができます。

阿部拓也さん

雑草博士

博士(農学)。雑草の活用から管理まで、研究してきました。現在は、「雑草をより面白く!」をテーマに、雑草計画(zaso.jp)というサイトを運営したり、農業の課題をサポートする合同会社マチビト(matibito.com)を立ち上げて活動しています。

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