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長時間保温・保冷をキープ!スタンレー「クラシック真空ボトル」
スタンレーは100年以上にわたりリサイクルを社会に牽引してきたサステナビリティの先駆者。1913年以来、機能性と耐久性を優先し、一生涯使い続けられる製品を開発している。そして今回のボトルは、なんと90%リサイクルステンレスを採用。ちなみに主な材料は、内びん・胴部・肩部にステンレス鋼、コップに、ステンレス鋼、ポリプロピレン、中栓にポリプロピレン、パッキンにシリコーンゴム、ハンドルにポリプロピレン、ステンレス鋼、熱可塑性エラストマーを使用している。
ブランドを象徴するクラシックなボトルフォルムは、長年愛されてきただけあって機能性も使い勝手も抜群。使用環境によって効果は異なるが、6時間以上保冷・保温効果が持続するとされている。
スタンレー クラシック真空ボトル 1.0L
容量:1.0L
サイズ:幅/奥行11.7×高さ35.8×本体径9.4cm
重量:800g
保温/保冷効果:83度以上(6時間) / 5度以下(6時間)
スタンレー クラシック真空ボトル 1.9L
容量:1.9L
サイズ:幅/奥行13.1×高さ37.3×本体径11.1cm
重量:約1.13kg
保温/保冷効果:87度以上(6時間) /5度以下(6時間)
▼参考記事
シンプルなデザインで使い勝手がいい。SIGG「ジェムストーン 0.5L」
重量なんと290g!シンプルなシルエットの軽量ボトルを紹介。
(BE-PAL 2022年2月号より)
SIGG(シグ) ジェムストーン 0.5L
ステンレス二重構造で290gの軽さ。オーソドックスなコップ付きは、飲み物をシェアできるのがいい。シンプルなシルバーが格好よく、凹みで滑りにくいのもうれしい。0.75L、1.1Lサイズも有り。
容量:0.5L
サイズ:直径6.8×高さ23.8cm
重量:290g
撮影/山本 智
▼参考記事
山専用に開発された定番人気モデル。サーモス「ステンレスボトル FFX-901」
山でうれしいギミック満載の「山専用ボトル」を紹介。
(BE-PAL 2023年3月号より)
THERMOS(サーモス) ステンレスボトル FFX-751
硬さの異なる素材を組み合わせたノンスリップコップ、衝撃を吸収するソコカバー、グローブを装着していてもグリップしやすいボディリングなど、山で使うことを前提に開発されたモデル。
容量:750ml
サイズ:幅8×奥行8×高さ26cm
重量:約360g
カラー展開:3色

ダブル仕様のスクリュー栓は、回しやすくて手入れも楽。
BE-PALが「山専用ボトル」の保温力をテスト!
約90度Cの湯を容量いっぱいに入れ、4時間後の湯温を計測。その際、湯を半量に減らし、さらに2時間後の湯温を計測した。(※BE-PAL独自のテスト。)

湯量はデジタル秤で計測し、減水時にはピペットを使って正確に半量の計測を行なった。
テスト時の平均室温は23度C(±0.2度C)。結果は以下のとおり。
満水4時間後 71.7度C
半量6時間後 66.0度C
撮影/永易量行
▼参考記事
直飲み、コップ飲みが使い分けられる。モンベル「アルパインサーモボトル」
登山に特化して開発された、軽量コンパクトな保温・保冷ボトル。
その魅力を愛用者の使用感レビューと共に紹介!
アルパイン サーモボトルのおすすめポイント

モンベル「アルパイン サーモボトル 0.35L」。
このボトルをおすすめしたい理由をご紹介。
1.バツグンの保温性
一番大切なのは、やはり高い保温性。数時間歩いた後でも、しっかりと温度をキープしてくれるボトルじゃないと意味がない。
アルパイン サーモボトルは、夏はもちろん、冬山での使用を想定して設計された商品。寒い冬でも、熱湯を入れてから山頂までしっかりと温かさを保ってくれる。
日帰り登山は、長くて片道3時間、往復6〜7時間程度。このアルパイン サーモボトルは、95度Cのお湯であれば、6時間経っても74度C程度までしか下がらない(mont-bell公式HP参考)。つまり、日帰りであれば出発してから下山するまで、ずっと温かさを保つことができるのだ。

冬山でも抜群の保温性を発揮。
通常の保温ボトルと同じ真空構造に加えて、熱をボトルの内側に反射する反射加工を採用。さらに、内栓にも断熱材を入れることで、蓋から熱が逃げるのも防ぐという徹底っぷり。
山で使うなら、このぐらい徹底された保温性は必須といっても過言ではないだろう。
2.グローブをつけたまま作業可能
筆者一番のお気に入りポイントは、「グローブをつけたまま使用できる」という点。
グローブをつけると手の感覚が鈍くなるため、普段は気にならないことでも、不便に感じることが多い。かといって、寒い冬に何度もグローブを脱着するのはストレスが溜まるもの。
そんなハイカーの悩みを解決してくれるのが、アルパイン サーモボトルに施された2つの特徴。
滑り止め加工

滑り止め加工のおかげでストレスなく蓋を開けることができる。
蓋の上部にシリコンゴム製の滑り止め加工が施されているため、グローブをつけたままでも簡単に開けることができる。
シリコンゴムは耐熱・耐寒にも優れているため、氷点下でも硬化せずに、しっかり滑り止めとしての機能を果たしてくれる。
六角形の内栓

グローブの上からでもわかりやすい六角形の内栓。
ボトルの内栓が六角形になっているのもポイント。凹凸がなく開けづらい丸い蓋に比べて、手の感覚が鈍い状態でも簡単に開けることができる。
ちなみに、厳冬期登山の場合は、グローブを脱ぐと凍傷になる危険性がある。保温ボトルの性能はもちろん、グローブもそれぞれの場所に適したものを選ぶようにしよう。
3.軽量でコンパクト

二重の壁を極限まで薄くすることで、軽量化と保温性の両立を実現したボトル。
登山では欠かせない、軽量コンパクト性。「アルパイン」の名の通り、登山仕様に作られたこのボトルもまた、軽量コンパクト性に秀でている。
通常の保温ボトルは、内側と外側の壁の間に真空の層を作ることで、保温効果を生み出している。この真空部分が、断熱材の役割を果たしているのだ。
ただし、二重構造ということは、その分重量やサイズが大きくなる。
アルパイン サーモボトルは、同じ構造でありながら、この二重の壁を極限まで薄くすることで、高い軽量コンパクト性を実現。
普段、一般的な水筒を使っている方は、この軽さに驚くだろう。

蓋をコップとして使えば荷物が一つ減る。
蓋はコップとしても使えるため、わざわざコップを持っていく必要がない。
4.高い耐久性

2年間使用しても変わらない美しさ。
本体の外壁は、錆びにくくて丈夫なステンレス鋼。
2年間、登山や川遊びなどで何度も使用したが、購入当初と変わらず美しい状態を保ってくれている。
岩の上に落としたり、川に流されたり、登山道を転がっていったり、極寒の冬山に持参したり……なかなか酷使してきたが、凹んだ部分は一箇所だけ、それもほとんど目立たない。
これほど丈夫であれば、何年でも使っていけそうだ。
5.コストパフォーマンス良し
さて、バツグンの保温性と軽量コンパクト性、さらには高い耐久性を有しながら、価格は4,180円と非常にお手頃。
登山を始めたばかりの方であれば、ウェアや登山靴など、装備一式を揃えるのにたくさんお金がかるだろう。
インナーやジャケットなど、直接身につけるものは命を守る大切な装備なので、安さよりもクオリティを重視して選ぶべきだ。
その代わり、小物系をできるだけコスパ重視で選ぶことで、バランス良く装備を揃えることができる。
mont-bell(モンベル) アルパイン サーモボトル 0.35L
容量:0.35L
サイズ:Φ6.8×17.9cm
重量:211g
▼参考記事