手斧の読み方を知りたい!手斧の使い方や選び方も解説 - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    ナイフ・刃物・マルチツール

    2025.05.26

    手斧の読み方を知りたい!手斧の使い方や選び方も解説

    手斧の読み方を知りたい!手斧の使い方や選び方も解説
    キャンプに慣れてきたら、ぜひとも持っておきたい手斧。
    薪割りや枝打ちも1本でこなし、キャンプがさらに楽しくなる!
    キャンプ通なら知っておきたい「ておの」以外の読み方や、注意点も解説します。

    手斧の読み方は”ておの”、”ちょうな”?

    手斧は「ておの」と「ちょうな」どちらで読んでも正しいとされています。
    ただ、一般的には「手斧=ちょうな」という読み方が多いようです。

    手斧は訓読みで「ておの」と簡単に読めますが、「ちょうな」と読むのは難しいですよね。
    普通は手を「ちょう」、斧を「な」とは読みません。

    これを『熟字訓』と呼び、手斧という熟語単位で「ちょうな」という訓読みを与えたものです。
    ほかに熟字訓の有名なものには、五月雨(さみだれ)、一昨日(おととい)などがあります。

    手斧とはどんな道具なの?

    手斧は片手で使う短い斧のことで、ハチェットやハンドアックスとも呼ばれます。
    片手で使えるように柄が短く、軽量で持ち運びにも便利な形状をしています。

    スペックとしては、長さ約20~40cm、重さ約500~1000gが一般的です。
    主な用途としては、薪割り用(割る)・伐採用(切る)などです。

    大工道具として使われている

    手斧は大工道具としても使われています。
    大工道具の手斧の場合、「釿(チョウナ)」と表すことが一般的です。

    用途としては、丸い梁など木材の局面や平面を大まかに削るための道具です。
    「鉋(カンナ)」と異なり、一度に削る量が深く、曲面を粗く削り取る作業に効率がいいとされます。

    キャンプでも手斧は大活躍

    もともとは大工道具として用いられていた手斧ですが、最近ではキャンプで用いることがメジャーです。
    具体的には、薪が大きすぎる場合に細かく割ったり、近くの枝を切り落とすために用います。

    なお、用途が似た物に「鉈(ナタ)」があります。
    鉈は物を「切る」ことに特化しており、手斧に比べて刃渡りが長く軽量な物が多いことが特徴です。

    対して、手斧の斧頭(ヘッド)は重く厚みがあるため、「叩き割る」イメージです。
    遠心力がかかりやすく、力を効率的に伝えられるため、広葉樹などの硬い木にも対応できます。

    用途によって手斧の選び方が異なるため、次項で詳しく解説します。

    キャンプで使う手斧の選び方

    ハルタフォース 手斧 全体
    キャンプの薪割りで愛用する、ハルタフォースの「オールラウンド」。(筆者私物)

    キャンプで手斧を使う場合、確認しておきたいポイントを解説します。
    間違えるとケガなどにつながるため、十分に注意する必要があります。

    ①サイズを確認

    まずは、使いやすいサイズかどうかをチェックすることが重要です。

    片手でカットされた薪を割ったり、細かい枝打ちをする場合、30cm前後のコンパクトな物がおすすめ。

    両手で扱う場合は、35~40cm程度のモデルが扱いやすいでしょう。

    ②持ち手の素材や形状

    意外と見落としがちなのが、持ち手の素材や形状です。

    手斧にはさまざまな素材や形状の持ち手があり、樹脂製・木製・ラバーグリップなどがあります。

    樹脂製は、軽量性・耐水性に優れるため、海や水辺でのキャンプにもおすすめ。

    木製は、フィット性やデザイン性に優れるため、手に馴染みやすい点が魅力です。

    最近ではラバーグリップを採用したモデルも展開されており、滑りにくい点が魅力です。

    ③重量

    最後は重量です。

    手斧は、ヘッドの大きさや素材によって、400~2000gまで幅広い重量のモデルがあります。

    初心者や簡易的な用途の場合、300g程度の軽量モデルがおすすめ。

    丸太から薪を切り出すといった本格的な用途の場合には、1000g以上の手斧を選ぶことをおすすめします。

    キャンプで使うおすすめ手斧

    上記を参考に、キャンプで使う場合のおすすめ手斧を紹介します!

    ハスクバーナ(Husqvarna)

    Husqvarna キャンプ用斧

    1689年創業。300年以上の歴史を誇る、スウェーデンが誇る超老舗ブランド。耐久性が高く、「HAND FORGED」の刻印は斧頭が手作業で鍛造されていることを示す。ヘッドが小さめで、細かい作業をするのにぴったりのサイズ感。 計算された柄の長さとヘッドの重量で、効率よく衝撃を与えられる設計になっている。

    【基本情報】
    ● サイズ:37.5cm
    ● 総重量:784g
    ● ヘッド重量:500g

    ハルタフォース(Hultafors)

    Hultafors オールラウンドプラス

    1883年創業。ハスクバーナ同様に、スウェーデンの伝統的な老舗ブランド。伝統的な手作業での鍛造にこだわり、機能性と美しさを兼ね備えたデザインが魅力。同社の「オールラウンド」は、その名の通り、キャンプ場での薪割り、枝打ち、木材の切断、ペグ打ちまで、1本でこなす。

    【基本情報】
    ● サイズ:50cm
    ● 総重量:1235g
    ● ヘッド重量:900g

    スワッグギア(SWAG GEAR)

    SWAG GEAR キャンプ用斧

    キャンプ用斧は22cmのコンパクトサイズで、軽量でどなたにも扱いやすい点が魅力。伝統手法で作られた全鋼の斧で、薪割りや枝打ちなど、幅広い用途に対応できる万能型。

    【基本情報】
    ● サイズ:22cm
    ● 総重量:600g

    手斧を安全に使うための注意点

    手斧を購入する際には、実際に手に取ってサイズ感や重量を確かめることをおすすめします。

    あまりに大きすぎたり、重すぎたりするモデルを選ぶと、負担がかかりケガにもつながります。

    また、薪を割る際には、以下の姿勢や動作を守ることが重要です。

    ● 丈夫な素材のグローブを着用し、指の切断を防ぐ
    ● 足を肩幅に開き、安定した姿勢を保つ
    ● 手斧をしっかりと握り、コンパクトに振り下ろすような動作で薪を割る

    薪が飛び散ったり、刃が飛ぶ可能性もあるため、周囲に人がいないところで作業しましょう。

    手斧の読み方を知ればキャンプ通!安全に使おう!

    ハルタフォース 手斧 ヘッド部分
    リベット加工が施された革カバーで刃を保護し、ケガを防ぐ。(筆者私物)

    手斧を「ちょうな」と読むことを知っていれば、それだけでキャンプ通といえます。

    筆者も手斧を持っていますが、「ちょうな」という読み方までは知りませんでした。

    また、手斧には鋭さを保つためのメンテナンスが必要不可欠です。

    定期的に刃を研ぐことで長く愛用でき、キャンプに欠かせないお気に入りのアイテムになるでしょう。

    旅する主夫ライターさん

    20代で全国出張の営業マンをしながら47都道府県を制覇。仕事も趣味も好奇心に従い、現在は主夫ライターとして活動。旅行のほか登山、釣り、キャンプ、スキーは10年以上の経験あり。価値観や世間体に縛られず、新しい生き方や趣味にチャレンジしたい方に勇気を与えます。

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