
「ノルドリス」は、高い強度と耐久性を備えた人気の大型ナイフ「ノルドNORD」を小型化したもの。ひと回り小さくすることで、よりフレキシブルに多用途に活用できるように仕上げられている。
「ノルドリス」の魅力を解剖
今回登場した「ノルドリス」は、ヘレナイフが手掛けるフルタングナイフの最新モデル。フルタングナイフとは、ブレードとハンドル部分が一体になった構造のナイフのこと。ブッシュクラフトやキャンプなどの幅広いアウトドアシーンで活用され、近年ますます需要が高まっている。
なかでも今回注目な「ノルドリス」は、ヘレナイフが培ってきた伝統的な技術に、現代アウトドアのエッセンスを加えた1本。これからのヘレナイフを代表する新定番モデルだ。
「ノルドリス」の特徴を、2つの切り口から見ていこう。
1、軽量でタフ。頼れるステンレスブレード
ブレードには、スウェーデン・Alleima社の「14C28N」ステンレススチールを採用。ハンドルの端までしっかりブレードが通ったフルタング構造で、高い強度を持つ。
なだらかなドロップポイントに加え、スカンジナビアングラインドを採用。切れ味に優れ、フェザリングやバトニング、チョッピングといったブッシュクラフトの基本作業に幅広く活躍してくれそうだ。
ブレードの長さは、北欧ナイフのスタンダードに近い扱いやすいサイズ感。やや広めの刃幅と適度な重みがあることで、軽量ながら力を乗せやすく、無理なく作業を進められる。
さらに、ブレードの背(スパイン)部分はファイヤースターターにも対応。焚き火の着火にも使える。

2、多彩な使い方に応えるハンドルデザイン
グリップには、手になじむ緩やかなカーブのシェイプを採用。ブレードの根元付近を握れば、繊細な作業にも対応しやすい。
一方、グリップエンドをしっかり握る「ポンメルグリップ」を使えば、チョッピングなど振り下ろす動作も力強く行える。逆手でも握りやすく、多様な持ち方ができるのも魅力だ。



「ノルド」や「ディディガルガル」と比べてハンドルの厚みはやや控えめ。手の小さな人にもフィットしやすく、長時間の作業でも疲れにくい握り心地に仕上がっている。

価格:26,950 円(税込)
刃素材:ステンレススチール (Alleima 14C28N)
柄素材:カーリーバーチ
鞘素材:レザー(本革)
刃長:122mm
柄長:124mm
刃厚:3.1mm
重量:278g (シースを含む)
生産国:ノルウェー
WEBページ
自然とつながる、手のひらサイズのナイフ
使い手の感覚にそっと寄り添い、静かに力を貸してくれる存在のノルドリス。
次のアウトドアには、こんな一本をギアのひとつに加えてみはどうだろう。