南フランスの絶景アドベンチャーはいかが!「カランク国立公園」に海からボートでアプローチ - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.05.10

    南フランスの絶景アドベンチャーはいかが!「カランク国立公園」に海からボートでアプローチ

    南フランスの絶景アドベンチャーはいかが!「カランク国立公園」に海からボートでアプローチ
    夏休みは、海外でアウトドア&バカンスを満喫したい! とお考えのあなたに超絶おすすめの旅先がこちら、南仏の「カランク国立公園」です。

    断崖絶壁、奇岩、海の洞窟、カラフルな岩壁、コバルトブルー&エメラルドグリーンの冷たくない海、そして青空! もう、最高でした。

    海をも含む国立公園

    この地方独特の断崖絶壁に囲まれた入江「カランク」。

    「カランク(calanque)」とは、フランス・プロヴァンス地方の地中海沿岸に見られる切り立った岩に囲まれた入江のこと。このカランクを構成するマルセイユからラ・シオタ(La Ciotat)までの海岸沿い一帯が「カランク国立公園(Parc national des Calanques)」です。ちなみにこちら、ヨーロッパ初の陸地、海、島、そして都市近郊が組み合わさった国立公園なんだとか。

    公式サイトによると、この国立公園の主なアクティビティは「ハイキング」ですが、ハイライトは、なんといっても名前が示唆するように、美しい入江(カランク)!入江に辿り着くには、内陸から険しい山道を海までハイキングする方法と海からボートで訪れるという方法があります。


    今回私たちは、よりたくさんのカランクを楽しむために海路を選択しました。3家族9人という大きなグループだったこともあり、好きなコースを選べるボートを貸し切っちゃいました〜。

    貸切ボートでいざ出発!

    ポワント・ルージュ港。

    出航場所は、マルセイユの南側にあるポワント・ルージュ港。待ち合わせの9時に少し遅刻してしまいましたが、ガイド兼スキッパーさんは待っていてくれました。やれやれ。

    右がガイド兼スキッパーさん。

    乗り込んだボートはどんどん南へと進み……マイール島と本土を隔てる狭い水路「クロワゼット・パサージュ」を通り抜け……。

    リウ島

    まずは、リウ諸島にやってきました! 見てください、この海の色! さっそくボートから海にダイブ!

    海が透き通っています。

    スノーケルをつけて泳ぐと、カラフルな魚たちの姿が。感動します。

    実は出だしからクラゲに刺されるというアクシデントもありましたが、幸いスキッパーさんが痛み止めクリームを持参してくれていたので、大丈夫です。

    リウ島の南側は断崖絶壁。

    リウ島を南へ周り、奇岩の間をボートで見ていきます。

    スキッパーさんの腕が試されますね。

    リウ諸島は自然保護区のため上陸が規制されているので観光客も少なく、静かに美しい景観を楽しむことができます。

    岩に近づくと真っ赤な生物を発見!

    さらにボートのいいところは、飲み物や食べ物を積んでおけるところ。カランク国立公園のビーチには、お店やレストラン、さらにトイレもゴミ箱もないので、飲料水や食べ物などを持参しなければならず、どうしても荷物が重くなってしまいます。その点、クーラーボックスのあるボートならいつでも冷たい飲み物やスナックにアクセス可能です。

    アレッポ松の茂るカランク・ド・ポール・ピン。

    つ、ま、り、南仏の絶景を前に仲間だけで、「乾杯〜!」と美味しいシャンパンを開けちゃう、なーんてことができちゃうんですよ。

    大勢の観光客で賑わっている「カランク・ダン=ヴォ」ビーチ。

    すっかりいい気分で、人気カランクのビーチを眺めた後は、港町カシスの方まで足を伸ばし、エメラルドグリーンの海を満喫しました。

    カシスのラレンヌ・ビーチ。

    洞窟を探検!

    カランク・ド・ルル。

    さてさて、優雅なひと時もいいですが、カシスで折り返した後は冒険の時間です。
    スキッパーさんが岩場に近づいて、船を止めたら……。

    ジャーンプッ!
    岩壁の間の洞窟へ!

    ボートから飛び込んで岩の裂け目に入っていくことができます。狭い入り口から想像できないほど、中は開けていたりします。

    カランク・ド・ライサドン。

    向こう側の見える、トンネルのような場所もあります。

    再び、ジャーンプッ!

    こちらはボートを反対側に回してくれました。

    入り口が狭くて、波の中を一度潜らないと、洞窟内に入れない場所もありました。正直、怖かったです……入ってしまえば、洞窟内には美しいブルーが広がっているのですが。

    こちらもスキッパーさんの腕が求められます

    ボートで入れる洞窟もありました。岩の色がユニークです。

    こんな風にいくつもの洞窟を探検しつつ、18時頃には元の港へと戻りました。
    やっぱり地域を良く知るガイドさんがいると、たくさんの穴場も見れますし、心強いですね。夏にフランス旅行をするならば、ぜひぜひ海からのカランク国立公園もご検討ください!

    東 リカさん

    フリーライター

    アウトドアが盛んなオレゴン州ポートランドからポルトガル・リスボン近郊へ移住したフリーライター。著書に「好きなことして、いい顔で生きていく ~風変わりな街ポートランドで、自分らしさを貫く15の物語~ 」(イカロス出版)など。旅行、お酒、食事、キノコ狩り、カヌーなどが大好きです。

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