
岩塩の魅力とは?食塩との違いも解説

岩塩とスーパーで売られているリーズナブルな食塩は、何が異なるのでしょうか。まずは、岩塩の魅力と食塩との違いを解説します。
ミネラルが豊富で料理にまろやかさが出る
長い時間をかけて海水が固まってできた岩塩は、カリウムやマグネシウム、カルシウムなどのミネラルを多く含んでいるのが特徴です。天然由来のミネラルを多く含む岩塩は甘みがあり、料理にコクやまろやかさをプラスしてくれます。
一口に岩塩といっても、主に色によっていくつか種類が分かれており、有名なのはピンク色の『ヒマラヤ岩塩』です。ほかにも、黒い『ブラックソルト』や透明な『クリスタルソルト』などがあり、種類によって味や成分が異なります。料理によって、岩塩を使い分けても楽しいでしょう。
一般的な食塩との違い
長い年月をかけて自然にでき上がった岩塩と異なり、食塩は海水を蒸発させて作っていることから『海塩』とも呼ばれます。食塩の塩味は柔らかく、陰ながら食材の味を引き立てる役割を果たします。
粒が細かく水に溶けやすいため、汁物との相性もよく幅広いシーンで使える汎用性の高さが特徴です。主に精製塩・再生塩・自然塩の3種類があり、製法とミネラルの含有量が異なります。
一方、岩塩は食塩よりも塩味が強く、肉や魚など食材の風味をより強く引き出したいときにおすすめです。粒は粗めで使うのが一般的で、カリカリとした食感も楽しめます。
好みに合う岩塩の選び方

岩塩は色による種類や、梱包時の粒の粗さが商品によって異なるため、自分の利用シーンに合ったものを選ぶことが重要です。ここでは、岩塩を選ぶ際に注目すべきポイントを解説します。
料理に合わせて選ぶ
岩塩には複数の種類がありますが、手に入れやすさや汎用性の高さの観点から、以下の2種類が代表例として挙げられます。
- ピンクソルト
- クリスタルソルト
ピンクソルトは、パキスタンやアメリカなどで採れる岩塩で、ピンク色は鉄分が多く含まれていることによります。肉料理や揚げ物、炒め物など幅広い料理に合いやすく、スーパーでも手に入りやすい種類です。
なお、ピンクソルトは、色が透明に近いものほど不純物が少なく、ランクが高いとされているので、店頭で見かけたときは色にも注目してみましょう。
透明なクリスタルソルトは純度が高く、流通量も多くない貴重な岩塩です。クセが少なくさっぱりとした味わいが特徴で、主に魚介系やサラダとの相性がよく、素材の味をしっかり引き立ててくれます。
ミルがなければ粒状やミル付きを選ぶ
岩塩は、塊状・粉末状・ミル付きのものなど、主に3つの形状で売られています。自宅にミルやおろし金があるなら、塊状のものを買って、好みの粗さに調節して使うのもよいでしょう。
ミルやおろし金がない場合や、塊を削る手間を省きたいときは、粒状タイプかミル付きタイプがおすすめです。粒状タイプなら食塩と同じように使えて、いつもの料理を一味変えられるため、時短したい人にぴったりです。
粗さを調節できるミル付きタイプなら、料理に合わせて使い分けられます。
アウトドア料理におすすめの岩塩【ピンクソルト】

ここでは、アウトドア料理におすすめのピンクソルトを紹介します。ミル付きや粉末状など、ニーズに合わせて種類が展開されている商品も多いので、自分に合ったものが見つかるでしょう。
白松「ヒマラヤ ピンク岩塩(ピンクロックソルト)」
パキスタン産のヒマラヤ岩塩です。粉末やミル付き、おろし金付きの塊状など種類が幅広く展開されており、好みに合わせて選びやすくなっています。
容量も約37gの持ち運びに適したものから、約1,000gと長く使えるタイプまでラインアップされています。お試しで使いたいなら小容量、コストパフォーマンスを重視するなら大容量を選ぶとよいでしょう。
パッケージについても、食塩のようにふりかけるタイプとジッパー付きのタイプがあり、使用シーンに合ったものが見つかります。
- 商品名:白松「ヒマラヤ ピンク岩塩(ピンクロックソルト)」
- 公式サイト:商品はこちら

梅研本舗「ヒマラヤ岩塩」
ピンクソルトとホワイトソルトの2種類が展開されており、それぞれ挽き方や容量を選べます。まろやかさやを出したいならピンクソルト、しっかりとした塩味を出したいならホワイトソルトがおすすめです。
現地サプライヤーと直接契約しており、品質は自社基準でチェックしているため、中間コストを省いたリーズナブルかつ高品質な岩塩を味わえます。
ヒマラヤ岩塩は、食塩にはほとんど含まれていない亜鉛などのさまざまな栄養素を含んでいます。
- 商品名:梅研本舗「ヒマラヤ岩塩」
- 公式サイト:商品はこちら

エフアール株式会社「食用レッド岩塩標準タイプ 1kg」
パキスタン産ヒマラヤ岩塩を、専門に取り扱う業者が販売する岩塩です。国内でも成分検査や細菌検査を行っており、安心して使えるでしょう。
粒子サイズは約1mm以下と小さく、グラインド不要で使えるのがうれしいポイントです。標準タイプは約1,000gの大容量で、賞味期限もないので1袋買えば長く使えます。
ホワイトソルトやブラックソルトも取り扱っているので、併せてチェックしてみましょう。
- 商品名:エフアール株式会社「食用レッド岩塩標準タイプ 1kg」
- 公式サイト:商品はこちら

アウトドア料理におすすめの岩塩【クリスタルソルト】
t続いてはアウトドア料理に合う、おすすめのクリスタルソルトを紹介します。採掘量の少ないクリスタルソルトは、キャンプ料理をより究めたい人におすすめです。
タカハシ「ヒマラヤ岩塩 クリスタルソルト」
約2~5mmの粒子になっており、ミルで砕いて使う岩塩です。もともとの粒が細かいため、肉料理の供え付けとしてそのまま小皿に盛り付けてもよいでしょう。
細かく砕けば水に溶けやすくなるため、隠し味として使うのもおすすめです。容量は約200gで、すぐに使い切る心配がないだけでなく、使う機会が少なくなっても持て余しにくいちょうどよいサイズです。
チャック付き袋で湿気をブロックできるので、保管もしやすくなっています。
- 商品名:タカハシ「ヒマラヤ岩塩 クリスタルソルト」
- Amazon:商品はこちら

源気商会「クリスタル岩塩 パウダータイプ」
以下の特徴があり、もともとの希少性に加えて高い品質も担保されている岩塩です。
- マイクロプラスチック含有なし
- 非精製・非加熱
食塩相当量が多く含まれており、見た目も精製塩と似ていますが、ミネラルが高圧縮されているので体にもスムーズに成分が入っていきます。
ほのかな甘みやさっぱりとした味わいが、食材のうまみを引き立ててくれ、魚や肉料理にはもちろん、汁物に入れても一味変えられるインパクトを持ちます。
- 商品名:源気商会「クリスタル岩塩 パウダータイプ」
- 公式サイト:商品はこちら

源気商会
クリスタル岩塩 パウダータイプ
SKWイーストアジア「アルペンザルツ」
ドイツ・アルプスの天然水で岩塩を溶かし、再結晶化した純度の高いクリスタルソルトです。100gあたり約400mgのカルシウムが含まれており、いつもの料理に深みを持たせてくれます。
形状はふりかけるタイプでさらさらしており、微妙な味の調整もしやすいでしょう。より味に変化を持たせたい場合は、10種類のハーブが入った『ハーブ入りアルペンザルツ』もおすすめです。
一部スーパーでも売られており、手に入れやすいのもポイントです。
- 商品名:SKWイーストアジア「アルペンザルツ」
- 公式サイト:商品はこちら

SKWイーストアジア
アルペンザルツ
まとめ

岩塩は、ミネラル豊富で料理にまろやかさ・コクを加えてくれる、天然の調味料です。粒の粗さや種類によって味わいが異なり、キャンプ料理に取り入れることでワンランク上の味が楽しめます。
ピンクソルトやクリスタルソルトなど種類も豊富で、見た目の美しさも魅力の一つです。携帯しやすいサイズやミル付きタイプもあり、アウトドアでも使いやすく便利です。
興味のある岩塩を手に取り、キャンプ料理を格別なものにしましょう。