カナダを代表する海の王者「シャチ」の驚きべき実態とは?【動物ドッキリクイズ・その11】 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2024.10.13

カナダを代表する海の王者「シャチ」の驚きべき実態とは?【動物ドッキリクイズ・その11】

カナダを代表する海の王者「シャチ」の驚きべき実態とは?【動物ドッキリクイズ・その11】
都市と海や山が隣接し、雄大な自然が身近なカナダ。そんなカナダの海洋生態系を象徴する生き物のひとつが「シャチ」です。

英語では「オルカ(Orca)」と呼びます。「キラーホエール(Killer whale:殺し屋くじら)」なんて物騒な名前で呼ばれることもありますね。

カナダのバンクーバーからお届けするのは、そんなシャチクイズ! 

パンダみたいなツートーンカラーが可愛い!シャチはどんな暮らしをしているの?

では、さっそく第一問!

【第1問】シャチ(オスの成体)の平均的な大きさはどれくらい?

a)体長3-4 m、体重300-500 kgくらい
b)体長4-5 m、体重800-1,000 kgくらい
c)体長6-8 m、体重3,600-5,400 kgくらい
d)体長10 m以上、体重10,000 kg以上

シャチのショーはものすごい水しぶきで大迫力!

正解は「c)体長6-8 m、体重3,600-5,400 kgくらい」です。

成熟したオスのシャチは体重が約3,600-5,400 kg、体長が約6-8 mに達します。メスはこれよりもやや小さく、体重が約1,500-2,500 kg、体長が約5-7 mです。

この大きさは、陸上の動物と比べてもかなり大きいです。例えば、アフリカゾウの平均的な体重が約6,000 kg、体長が約6-7 mですから、シャチはゾウに匹敵する大きさといえます。

近い種のイルカと比較すると、バンドウイルカなどの体長は約2-4 m程度。シャチの方が倍以上も大きいです。シャチはこの身体の大きさでイルカと同じようにショーができるのですから、すごいですよね。

シャチの大きさはゾウと同じくらい。

さて、お次はシャチの家族に関する問題です!

【第2問】シャチの家族や社会の形態はどのようなものでしょう?

a)オスもメスも、基本的に単独で生活する            
b)一夫一妻制で、夫婦とその子どもでひとつの群れとなる
c)母系社会で大規模な群れを作る 
d)男系社会で大規模な群れを作る

シャチの家族や社会というと、どんなイメージを持ちますか? 

答えは「c)母系社会で大規模な群れを作る」です。

シャチの群れ。母親を中心とした母系社会です。

実は、シャチの社会構造はとても興味深いものなのです。

シャチは母親を中心とした大規模な群れ(ポッド)を形成し、母親とその子どものシャチは長期間にわたって一緒に生活します。メスのシャチは大人になってもそのまま母親の群れに残りますが、オスのシャチは大人になると群れを離れて単独行動をしたり、他のオスと小さな群れをつくって暮らしたりすることもあります。

そんなオスのシャチ、繁殖時期になるとまたメスたちの群れに加わることも。シャチの世界では男性はあまり落ち着きのないタイプが多いようですね。

次は、シャチの天敵についての問題です。

【第3問】シャチの天敵は次のうちどれでしょう?

a)ホオジロザメ 
b)シロクマ 
c)ダイオウイカ 
d)自然界にはほとんどいない

大きくて賢いシャチ。さて、天敵はいるのでしょうか?

答えは「d)自然界にはほとんどいない」です。

シャチは海洋の頂点捕食者(トッププレデター)。自然界にはほとんど天敵がいません。大型で高い狩猟能力を持っているため、他の動物がシャチに対抗するのは難しいのです。

一方でシャチはさまざまな生き物を食べます。魚、アザラシ、アシカ、イルカ、サメ、時にはクジラまで捕食します。

岩の上でくつろぐアシカも、シャチにとってはごちそうです。

しかし、人間の活動による海洋汚染や騒音公害が、シャチの生存を脅かす現代の「天敵」となっているという指摘もあります。被害が広がらないよう、私たち一人ひとりが環境保護に目を向けることが求められています。

さあ、次はいよいよラスト問題!

【第4問】シャチの知性に関連する驚きの事実は何?

a)他の動物の声を模倣することができる  
b)食べ物を保存することができる 
c)音だけでなく、文字を使ったコミュニケーションも行う        
d)色を見分けることができる

第4問の答えは「a)他の動物を模倣することができる」です。

研究によると、シャチはイルカの鳴き声や人間の声、機械音などを模倣できることが確認されています。こうした模倣行動は、シャチの高度なコミュニケーション能力と知性を示しています。

モノマネもできるとは!

シャチは、ホイッスル(笛のような音)、エコロケーションのクリック音(物の位置を探るための音)、パルス音(リズムのある呼び声)、顎をカチカチ鳴らす音などを使い、群れの仲間とコミュニケーションを取りながら狩りをしたり、子どもを守ったりしています。

同じ群れのシャチは共通の音声パターンを使うことができ、これは「方言(dialect)」と呼ばれています。

方言まで使うなんて、シャチもなかなかやりますね!

シャチの秘密にせまるクイズ、4問中いくつ正解できましたか?

カナダの太平洋岸、特にバンクーバー島周辺の海域は、シャチの観察に最適な場所として世界的に有名です。5月から10月には、多くの観光客がシャチウォッチングを楽しみに訪れます。

シャチ以外にも、アシカやアザラシなども観察できます。

シャチウォッチングでは、群れで泳ぐシャチの姿や、時には豪快なジャンプを目にすることも。潮を噴き上げながら大勢の群れで泳ぐ様子を間近に見るのは大迫力!

子どものシャチを守るように大人が取り囲んで泳ぐ姿も確認できますよ。

カナダを訪れる機会があれば、ぜひシャチウォッチングに参加してみてくださいね。

私が書きました!
カナダ在住/教育移住ライター
佐知ゆりこ

海外への教育移住や子連れ旅行について情報を発信するフリーライター。ライフスタイル、カルチャー、旅、子育て、海外移住、英語学習などに関する多数の記事を雑誌・Webメディアに執筆。海・川・湖などの水辺が大好き。海水魚についてちょっと詳しい二児の母。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員

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